#美術館めぐり
【不在からの再配達】MOT コレクション開館30周年記念プレ企画 「イケムラレイコ Rising Light」「マーク・マンダース Frozen Moment」「小さな光」 東京都現代美術館
私にとって東京都現代美術館と東京都写真美術館は開館当初から通ってきた、共に歩んできた美術館だ。
自分の人生を変える出会いもあった。
10代の頃からたくさんの刺激を受けた美術館が今年30周年を迎える。
存続を続けてくれてただ、ひたすらありがたい。
これからも一緒に歳をとりたい。
そんな感慨深い気持ちを持って、この美術館が集めてきたコレクション品を見る。
毎度のこと厳かな気持ちより「うぇぇ!すげぇえ
【美術鑑賞と家庭2024】そして【展覧会をやってみた】
さて、1年のまとめを先日投稿したが、ふと思うと146展示見たということは365日だと2.5日に1回展覧会を見ていたことになる。
もちろん一日で複数見ている日もあるので、そんな事はない。
大体、週1ぐらいでブラリと出かけてきた。
世の中には週1でジムや運動に通う人が結構いる訳で、それと同じ感覚だと思っている。体育館か美術館か、の違いかも知れない。
長男が中学生になった事でサッカーの引率負担が減り、
【レクイエム】DIC川村記念美術館「西川勝人 静寂の響き」
3月末で休館が決定しているDIC川村記念美術館へ行ってきた。
顛末が顛末なのであまり感慨には浸れず。
ただ「なくなってしまうの、残念だわぁ」と無責任に言い放ちたいけどそんな感想も素直に抱けず、言えず。
ああすればよかったのに。こうしたらよかったのではないの?というのも所詮、後出しにすぎず。
この事例を期にこういう顛末の再発を防げるのか?糧にできるんだろうか。
そもそも、美術品なんて流通品、諸行
【斜めから】「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展 川崎市市制100周年・開館25周年記念
川崎の生田緑地にある川崎市岡本太郎美術館。
青山にあるのは岡本太郎記念館。
夏にヤノベケンジの展覧会があったのは岡本太郎記念館。
どちらか取り違えると大変だ。
というわけで、生田緑地へ。実は2016年の展覧会以来に訪れたのでおよそ8年ぶりだった。8年前に見た展示は「鉄道美術館」展。この時初めてクワクボリョウタさんの作品を見て感激したものだった。
行った理由は息子二人が絶賛鉄オタ期だったから。
【10歳男児と日帰り水戸の旅】茨城県立近代美術館&水戸芸術館現代美術ギャラリー
9月下旬、関西から帰ってきた週末は3連休だった。
翌日はひっくり返っていたが連休中日は10歳の次男と茨城県立近代美術館と水戸芸術会館へいってきた。
Naotaさんのレポでお子さんお二人と水戸の旅路を読み「あーこの展示見たい!水戸へ連れていきたいなぁー」と思っていたのだ。
長男次男が共に小学生だった頃は子どもとのおでかけの割合も多く、その中で美術館へ行くことも多かった。
しかし長男が中学生になっ
【蝉の声vs風鈴】街に写真館があったころ~常盤台写真場と昭和モダン~ 江戸東京たてもの園
江戸東京たてもの園は私の夏季休暇最終日に行って来た。
午前中は皆で家の片付けをしていて午後から今日はどうしようかーとなっていた昼頃。
次男が「社会科見学で行ったところにみんなで行きたい」と言われ、では行ってみようということでドライブがてら出発。
酷暑容赦ない園内
気温35度の武蔵小金井、園内はほぼ人がいない。
蝉が耳鳴りのように鳴く。風鈴が揺れている場所があったが音が思い出せない程度に蝉大合唱
【道路コア】SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館
東京都現代美術館で開催中の高橋龍太郎コレクションで見たSIDE COREの作品郡。
主張の強い作品に少しずつ疑問を持ち始めた高橋さんが次に気になったのが路上の作品だった、という。
自分も赤瀬川原平さんの路上観察学会の影響から路上にあるものが昔から気になるし、好きだった。面白かった。共感しかない。
最初は「路上観察学会が好き」なのだと思っていたが、どうもそこから路上的なもの、道端にある物、に惹か
【3度目の発見】鈴木康弘展 ただ今発見しています 二子玉川ライズ スタジオ&ホール
鈴木康弘氏の作品を初めてみたのは、青山のスパイラルガーデンだった。
夫と付き合い初めた頃一緒に見た。多分20年ぐらい前。
その後、目黒区美術館の展覧会で再会した。
この展示では石川直樹氏を初めて認識した覚えがある。これも夫と見た。
この頃は結婚してすぐの頃。17年ぐらい前。まだ20代中頃。
そこから17年。小学校4年生になった次男と一緒に見に行った。(中1の長男は部活のため不在。
家族で揃って
【痛切にして痛快】開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ 東京都現代美術館
「開発好明(かいはつ よしあき)氏が2024年夏に東京都現代美術館で個展を開催」
そのフライヤーを見た時、家族全員で「あ、あの人だ!」となった。
5年前の2019年の夏に同じく東京都現代美術館で開催された「あそびのじかん」という企画展の第一展示室に飾られていたのが開発さんの作品だった。
当時5歳と7歳の息子たちは開発さんからサインをもらっていた。
この辺りの毎年夏にやっている現美の展覧会は子
【彫刻の上の散歩道】カール・アンドレ 彫刻と詩、その間 DIC川村記念美術館
千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館。
古典、印象派からミニマルアート、カラーフィールド等アメリカの60年〜80年代中心のコレクションが進み、非常に豊かな常設展を形成している。
今年、中学生になった長男が「ここ、行ったことあるよね?」美術資料集を見せてきた。
掲載されていた写真は川村記念美術館のロスコ・ルームの写真。
え、あの部屋が美術資料集に載るのか…?なかなか面白いチョイスだな?資料集とは
【いとしさとせつなさと素朴な心と】みちのくいとしい仏たち 東京ステーションギャラリー
今回は次男がどこかでチラシを入手し「コレ、なんかかわいいから見たい」と言われていたので、行ってみようということになった。
長男はサッカーの試合だったので次男と二人で行く予定だったが、天候不良で試合は延期。お出かけ先で外食にありつけるかも?という下心も見えつつ「オレも!」となり「では僕も」と夫も一緒に行くことになった。
結局、家族総出で東京駅へ。
今回の趣旨はこちら。
場内、撮影禁止なので実物