主に美術鑑賞記録用。自分の視点で自分の感じたことを書き連ねる用。好き: 赤瀬川原平 現…

主に美術鑑賞記録用。自分の視点で自分の感じたことを書き連ねる用。好き: 赤瀬川原平 現代美術 日本美術 B'z 服 国内県立美術館を地道に訪問中 80年代に千葉市で生まれ92年〜現在都内某所で生活 。中1と小4男子の親。仕事はデジタルマーケティング関連。女子美服飾科卒

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【絶賛、飼育中】テオ・ヤンセン展 千葉県立美術館

千葉県立美術館でテオ・ヤンセンの個展が開催されている。 どこかしらで名前を知り、きっと映像作品で見たのかどんな感じの作品かは薄っすら知っていた。 なんだか子供達も好きそうだから、一緒に行く?と誘ったら 「え!テオ・ヤンセン?!知ってる!アレだ!見たい!」 と言われ、なぜ知ってんのかと思ったら、息子2人はガサガサと本棚から「くらべる図鑑(確か科学)」を出してきて「この図鑑に載ってるんだ」と教えてくれた。 あ、まじだ。 なんか世界の面白い生き物?乗り物?っていう取り扱いで載

    • 【留守を守る】生誕100年 芥川(間所)紗織 フェミニズムと映像表現 MOMATコレクション(2024.9.3–12.22)東京国立近代美術館

      東京国立近代美術館の常設展の入れ替えが行われた。 10月からの埴輪展を前に常設展だけの時期に見ておきたい。 今回はおなじみの所蔵品たちが大阪のTORIO展へ出張中なので留守を守る常設展がどんなラインナップになるのか気になっていた。 4階 新宿の風景 「ほてい屋6階から」とあるがこれ現在の伊勢丹の位置じゃないか?と思って調べたら伊勢丹とほてい屋はもういろいろあったのですね。現在の建築物にもその痕跡が微妙にわかったりその筋のマニアがレポートを上げているので詳しくはそちらを。

      • 【めくるめく表現】 Nerhol 水平線を捲る 千葉市美術館

        初めて耳にしたアーティスト名。だが、千葉市美術館の企画だ、期待できる!と片道1時間半、総武線の快速でぶっ飛ばして訪問。 じつはサカナクションのアートワークも担当していたりと知らぬ間に見ていたり。 まず、Nerholのお2人について。 展示概要 作品を見終えて手法、技法、表現方法 地層、階層、時層。 という言葉が浮かぶ。 画面をずっとみていられる。 テクスチャーに惹かれる。 見応えあった…面白かったー! 写真撮影も可能だが、撮りながら「あ、まったく意味ないなー」と思

        • 【Hungry?】アートディレクターの仕事―大貫卓也と花森安治 ミュージアム コレクションⅠ 世田谷美術館

          世田谷美術館の所蔵品数は約18000点。 これは東京都現代美術館の所蔵点数5800点のおよそ3倍の数でもある。 実は都内の公立美術館ではかなりの所蔵品を所持している方なのだ。 世田谷美術館所蔵品約18000点の中には資料や写真、工芸品、文書なども含まれていて多彩なコレクションを展開している。 今回はその中から大貫卓也氏の広告資料、という珍しいカテゴリのコレクション展示だ。 存命作家の資料的作品の収蔵経緯にはいろいろ裏話がある様子でそれも面白い。というか、世田谷在住なのか大

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          【極彩色の記憶】田名網敬一 記憶の冒険 国立新美術館

          展示を見て 「横尾さんにしても、宇野さんにしても、田名網さんにしても1930年代生れ、元気だなぁ」 と思った翌週に訃報を聞きいた。 これだけたくさんの作品を世に残したのだ。 どうか、安らかに。 デザイン文脈の仕事に惹かれる 80年代の雑誌の画面構成。 雑誌そのものの特集の面白さについつい展示物を読み蹴ってしまった。 ↑このポスター見たことあるし、フライヤーを入手した記憶がある。なんだろう?応募しようとしていたのかな。これ田名網さんのデザインだったのか。21世紀、と言うタ

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          【ワクワクを提示できるか】平田晃久―人間の波打ちぎわ 練馬区美術館

          練馬区美術館は2025年からしばらく休館となる。 開館40年を迎え、併設の貫井図書館ともに美術館建物を建て直すのだ。 現在の状態の美術館展示は残すところあと数展示といったところだろう。 新しい計画を読んで、ここは嬉しいな、とおもったのが常設展示設備を確保するところ。コレクションをちゃんと提示する。これこそ、今大事なことだと思っているので、現在の常設展示室の無さを考えると、前向きな気持ちになれる計画だった。 https://www.city.nerima.tokyo.jp

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          【高崎駅前2美術館ハシゴ】渡辺おさむ スイーツプラネット&日本美術×グラフィックデザイン

          群馬県高崎市 群馬県は公立美術館が豊富な印象だ。 群馬県立近代、県立館林、太田市美、高崎市美術館、高崎タワー美術館、前橋アーツ…などなど。 ここ最近群馬を巡る機会が多くあり、どこの美術館も結構賑わいを見せている。 身近な人が見に行く→企画が魅力→さらに人を呼ぶ と言う循環ができているのではないか?と。 とはいえ、今回は初めて高崎駅に降り立ったので、高崎の街の東西にある美術館へ行ってみた。 高崎市美術館 渡辺おさむ お菓子の王国II(会期終了) 2ということは1があっ

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          【時空と】空間と作品 作品が見てきた風景をさぐる アーティゾン美術館

          今回は所蔵品のみの構成による展覧会。台風の合間の金曜日の夜に訪問。 「所蔵品のみで構成」ということで「おなじみの作品も多いだろうしどんなもんかな」と軽い気持ちで出かけてみたら、好奇心を存分に刺激され楽しめた展覧会だった。 展示の概要 今回はキャプションが印象的。 絵の外側の話、額縁 長年、絵や立体作品を見ながら台座や額縁が気になっていた。 この絵を飾り立てる額も相当な歴史をくぐり抜けているのでは?と思うような素材感やデザインがあったり、なんでこの額縁なの?が気になる

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          【蝉の声vs風鈴】街に写真館があったころ~常盤台写真場と昭和モダン~ 江戸東京たてもの園

          江戸東京たてもの園は私の夏季休暇最終日に行って来た。 午前中は皆で家の片付けをしていて午後から今日はどうしようかーとなっていた昼頃。 次男が「社会科見学で行ったところにみんなで行きたい」と言われ、では行ってみようということでドライブがてら出発。 酷暑容赦ない園内 気温35度の武蔵小金井、園内はほぼ人がいない。 蝉が耳鳴りのように鳴く。風鈴が揺れている場所があったが音が思い出せない程度に蝉大合唱&暑い。 建物、一つ一つはずばらしいが暑すぎて朦朧としてくる。 この時期、建物

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          【キッカケになってくれた方に会いに行く】Meet the Artist: 森村泰昌—私説「レンブラントはどんな画家?」& 虹をかける:原美術館/原六郎コレクション

          美術家・森村泰昌さんの講演会に応募したら当たった! というわけで群馬県伊香保へ。 冬に奈良美智さんのトークショーがあり、それも応募したがこちらは落選。 今回は2度目の正直ということで楽しみで仕方なかった。 高崎駅周辺の観光をして伊香保方面へ移動。 日曜日は原美術館直通バスが高崎駅前バスロータリーから1日3本、運賃1000円で運行している。 14時のバスに乗って一眠りして15時着。 まずはコレクション展を鑑賞。 印象深かった作品。 佐藤時啓 今はなき、品川の原美術館を写し

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          あのコレクションを、フランク・ステラなども守れないという道筋も覚悟せねばならないとは。 https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/29447

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          【道路コア】SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館

          東京都現代美術館で開催中の高橋龍太郎コレクションで見たSIDE COREの作品郡。 主張の強い作品に少しずつ疑問を持ち始めた高橋さんが次に気になったのが路上の作品だった、という。 自分も赤瀬川原平さんの路上観察学会の影響から路上にあるものが昔から気になるし、好きだった。面白かった。共感しかない。 最初は「路上観察学会が好き」なのだと思っていたが、どうもそこから路上的なもの、道端にある物、に惹かれる癖があることに気がついた。 なのでSIDE COREの作品も「わ、面白い」

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          【魅せること】「竹林之七妍」「特集展示 野村和弘」「Eye to Eye—見ること」MOTコレクション 東京都現代美術館

          毎回、多彩な切り口を見せてくれる東京都現代美術館のコレクション展示室。 改めて、東京都現代美術館のコレクション展の成り立ちをご紹介。 こんな背景である。 なので都美館時代のコレクション品なのか、現代美術館になってからのコレクションなのか、ちょっと意識してみてもおもしろい。 作品リストには受入年度が書いてあるので1995年以前/以降を区切りに見ると結構楽しい。 主に戦後の作品を「コンテンポラリーアート」として受け入れている様だが、時期によっては近代「モダンアート」の年代の

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          日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション ひとりの精神科医が集めた日本の戦後 東京都現代美術館

          高橋さんの個人年表がおもしろい! というわけで、近年寺田倉庫でも開催されていた高橋龍太郎コレクションの拡大版というか、ついに総本山の現代美術館で開催。 現代美術館2フロアで開催である。 現美に訪問したことがある方は、広さ、物量をお察しください。公式にも2フロアの覚悟が載っている↓ 2021年の横尾忠則展以来の物量なんじゃないかと。 コレクションの経緯 高橋さんの年表と照らし合わせながら見れたら最高なんだろうけども。 地下の入口にある年表、入場前に撮っておけばよかった

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          「止まれ」を採取していた時期があった。

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          【痛切にして痛快】開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ 東京都現代美術館

          「開発好明(かいはつ よしあき)氏が2024年夏に東京都現代美術館で個展を開催」 そのフライヤーを見た時、家族全員で「あ、あの人だ!」となった。 5年前の2019年の夏に同じく東京都現代美術館で開催された「あそびのじかん」という企画展の第一展示室に飾られていたのが開発さんの作品だった。 当時5歳と7歳の息子たちは開発さんからサインをもらっていた。 この辺りの毎年夏にやっている現美の展覧会は子どもにも取っ掛かりが良く、楽しかったと思えるようで「現代美術館は面白いものを見れ

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