主に美術鑑賞記録用。自分の視点で自分の感じたことを書き連ねる用。好き: 赤瀬川原平 現代美術 日本美術 B'z 服 県立美術館を地道に訪問中 80年代に千葉市で生まれ92年〜現在都内で生活中 。中1と小4男子の親。仕事はアパレル業界を経てデジタルマーケ業務。女子美服飾科卒

主に美術鑑賞記録用。自分の視点で自分の感じたことを書き連ねる用。好き: 赤瀬川原平 現代美術 日本美術 B'z 服 県立美術館を地道に訪問中 80年代に千葉市で生まれ92年〜現在都内で生活中 。中1と小4男子の親。仕事はアパレル業界を経てデジタルマーケ業務。女子美服飾科卒

マガジン

  • 2024年美術館記録まとめ

    2024年に行った美術館やら展覧会やら

  • なんか元気になるnote

    読んで、元気になった、なりそう、なるかも、お腹空く、美味しそう、行きたい!なnote

  • 子どもと美術

    子どもと一緒に見た美術館やら博物館やら。

  • 2023年美術鑑賞記録

    2023年に見た美術展色々

  • テレワークあれこれ

    子供とのテレワークでの気付き

最近の記事

  • 固定された記事

【絶賛、飼育中】テオ・ヤンセン展 千葉県立美術館

千葉県立美術館でテオ・ヤンセンの個展が開催されている。 どこかしらで名前を知り、きっと映像作品で見たのかどんな感じの作品かは薄っすら知っていた。 なんだか子供達も好きそうだから、一緒に行く?と誘ったら 「え!テオ・ヤンセン?!知ってる!アレだ!見たい!」 と言われ、なぜ知ってんのかと思ったら、息子2人はガサガサと本棚から「くらべる図鑑(確か科学)」を出してきて「この図鑑に載ってるんだ」と教えてくれた。 あ、まじだ。 なんか世界の面白い生き物?乗り物?っていう取り扱いで載

    • 【変異種か亜種か】郡山市立美術館 常設展2024年度第3期

      福島県立美術館から郡山市立美術館へ。 前章↓ 在来線に乗ってガタゴト1時間。郡山へ到着。 郡山には美大時代の悪友がいる。 福島へ行くよと伝えたら郡山も来るならぜひ会おうということになり、一緒に郡山市立美術館へ行ってきた。 春に盆栽美術館へ行った彼女である。 郡山の駅からバスで15分ほど。 実は20年ほど前も彼女と来ている。 あの時なんで来たんだっけ?と二人で思い出そうとしたけどわからんね?となる。 書いてて思い出した。彼女はよく私の作成した洋服を来て写真の被写体になっ

      • 【生電話システム】福島県立美術館 ポップ・アート 時代を変えた4人POP ART: THE FAB4! & 4 SPECIAL GUESTS &第Ⅲ期コレクション展

        9月ぐらいに情報を聞いて気になっていた展覧会。 ちょうど新幹線4割引購入権があったので火を吹かせた。 初、福島県立美術館である。 福島駅から徒歩25分。紅葉が見頃で良い道のりだった。 そして山の麓に現れた福島県立美術館。 でかい。広い…な。 広角で収められないのはなかなかのサイズ感。 半分は図書館。ちょっと想定した時間で大丈夫か不安になって怯む。 でも高さのある建築ではないので圧迫感はない。背後の山々との調和もすばらしく。 建築は福島県三春町(滝桜で有名)出身の建築家・

        • 【刺激】Artisanal 2024 Exhibition Tokyo メゾンマルジェラ恵比寿

          Maison Margiela 創始者マルタン・マルジェラは2008年で既に引退をしている。 2014年からクリエイティブディレクターを任されているのはあのジョン・ガリアーノ。 2015年ブランド名はMaison Martin MargielaからMaison Margielaへ。 ジョン・ガリアーノの一連の騒動は思い出すと鬱々とするし、やっぱそりゃだめだろうとなる。 けれど彼の作品を見ると悔しくも惹かれる。 欠落した良識と引き換えに素晴らしい服を作り出す手を手に入れたの

        • 固定された記事

        【絶賛、飼育中】テオ・ヤンセン展 千葉県立美術館

        • 【変異種か亜種か】郡山市立美術館 常設展2024年度第3期

        • 【生電話システム】福島県立美術館 ポップ・アート 時代を変えた4人POP ART: THE FAB4! & 4 SPECIAL GUESTS &第Ⅲ期コレクション展

        • 【刺激】Artisanal 2024 Exhibition Tokyo メゾンマルジェラ恵比寿

        マガジン

        • 2024年美術館記録まとめ
          95本
        • なんか元気になるnote
          30本
        • 子どもと美術
          41本
        • 2023年美術鑑賞記録
          84本
        • テレワークあれこれ
          3本
        • 2020年〜2021年度度版 美術館、企画展めぐり記録
          18本

        記事

          【ゼネラルコントラクターART】TODA BUILDING APK PUBLIC Vol.1 2024/11/2 Sat. ~ 2026/3

          アーティゾン美術館の隣にあるTODA BUILDING。 数年前に建て替えが始まり2024年11月2日オープンだったそうだ。 初日に足を踏み入れたことになる。 なんかすごい野次馬になった気分でこれはこれで面白い。 さて、旧戸田建設ビルは取り壊す前にアートイベントを行っていて話題になっていた気がする。調べたら2019年の話だった。もう5年も前だ。 建設展 現代美術展 という訳で5年後の2024年TODA BUILDINGとして新たなスタートとなった。 2F  APK

          【ゼネラルコントラクターART】TODA BUILDING APK PUBLIC Vol.1 2024/11/2 Sat. ~ 2026/3

          【四方八方トリ囲まれる】鳥展 国立科学博物館

          科博初の鳥の特集展覧会だそうだ。 ちょうど日本鳥学会から最新の日本鳥類目録改訂第8版が出版され、その改定具合から様々な話題になっていたところに、追い打ちをかけるように「鳥展」である。 ・ハヤブサはタカよりインコに近い とか ・日本の国鳥キジは亜種だと思われてたが固有種と判明 などなど。 … 「へー…」とか「あ、そうなの…」となると思いますが、これが我が家の鳥好き次男にとっては大ニュースなわけで。 次男と鳥 彼は11月の3連休初日に手賀沼の鳥フェス、2日目地元の野鳥観察

          【四方八方トリ囲まれる】鳥展 国立科学博物館

          【自動と自然】ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—「ピュシスについて」アーティゾン美術館

          今年もアーティゾン美術館のジャムセッションの時期がやってきた。 いつも秋だったと思ったら2022年だけ春の開催だったようだ。 2020年 鴻池朋子 ちゅうがえり(秋) 2021年 森村泰昌 M式「海の幸」ー森村泰昌 ワタシガタリの神話(秋) 2022年 鈴木理策と柴田敏雄 写真と絵画−セザンヌより(春) 2023年 山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン(秋) この中で印象深いのは、2022年の「鈴木理策と柴田敏雄」。あれは面白かった。 今回で5回目の開催。今

          【自動と自然】ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—「ピュシスについて」アーティゾン美術館

          【ずっとそこにあった】空の発見 松濤美術館

          空の発見。ですって。空はずっとそこにあるけれど。 絵画の中でその概念がいつ頃生まれて表現にまでたどり着いたか、という企画。 小さいながらも面白い企画をしている松濤美術館。 概要 今回は大原美術館からも萬鉄五郎の自画像が来ているというのでそれも見たいがために行ってきた。 渋谷駅を避け神泉駅から歩く 神泉駅はそこから1km圏内にあの渋谷スクランブル交差点があるとは思えないぐらい静かな駅である。 区立美術館ではめずらしく金曜夜間開館をしていることに今回初めて気がついた。

          【ずっとそこにあった】空の発見 松濤美術館

          【生活提唱者】テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする 東京ステーションギャラリー

          「テレンス・コンランってコンランショップのコンランさんかー」と通りかがりで入った金曜日の夜。 渋谷のヒカリエかどっかにショップがあった頃、内祝いを購入した記憶がある。 何を買ったかな、そうだ、パスタだ。 調べてみたらもう渋谷には店がなく、私が利用したのもコンランショップのキッチン専門店だった様だ。ああ言う場所は訳もなく楽しい。 道具、大好きだ。 イギリスのデザイン スウェーデンやデンマーク、フィンランド等、北欧のデザイン関連展示はここ数年多いが今回はイギリス。 しかしア

          【生活提唱者】テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする 東京ステーションギャラリー

          【10歳男児と日帰り水戸の旅】茨城県立近代美術館&水戸芸術館現代美術ギャラリー

          9月下旬、関西から帰ってきた週末は3連休だった。 翌日はひっくり返っていたが連休中日は10歳の次男と茨城県立近代美術館と水戸芸術会館へいってきた。 Naotaさんのレポでお子さんお二人と水戸の旅路を読み「あーこの展示見たい!水戸へ連れていきたいなぁー」と思っていたのだ。 長男次男が共に小学生だった頃は子どもとのおでかけの割合も多く、その中で美術館へ行くことも多かった。 しかし長男が中学生になった途端、揃って出歩くことは減った。長男はそれで良いかも知れないけれど、次男はまだ

          【10歳男児と日帰り水戸の旅】茨城県立近代美術館&水戸芸術館現代美術ギャラリー

          【still in hell】ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ 森美術館

          六本木ヒルズができた頃から入口付近の広場にある大きな蜘蛛の彫刻、通称・ママンは六本木のほか、世界9箇所に設置されている。 その作者であり、フランス出身女性の現代美術家(1911〜2010)の日本では27年ぶり大回顧展である。 展示タイトルを見てウッとなる。 展覧会側の展示概要としては「生きることへの強い意志を表現」と言っているが、「地獄のほうがマシだわ」と捉えたらやだな、と思ってしまった。 それぐらい過酷な人生を歩んできたアーティストであり、なんか軽々しく痛みとかトラウ

          【still in hell】ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ 森美術館

          【偶然の存在】没後30年 木下佳通代 展&MOMASコレクション 埼玉近代美術館

          大阪中之島美術館で行われた展覧会の巡回展。 心待ちにして埼玉近代へ。 今回は自分の運転で行ってみたが、左折を2回、右折を2回&所要時間1時間ちょっとで到着した。近い!近いぞ! その反対に西東京側から北へ垂直方向に移動できる在来線がないことを痛感する地理である。 そして埼玉近代はやっぱり魅せてくれる。 展示室の魅せ方がよかった。天井は低いのだけどそこを毎度マイナスにしないレイアウトが良い。素晴らしい。 展覧会の概要 公式サイトから引用。 面白かった作品。 初期の平面作

          【偶然の存在】没後30年 木下佳通代 展&MOMASコレクション 埼玉近代美術館

          【おーーーい】ハニワと土偶の近代 東京国立近代美術館

          物心ついた頃からテレビでハニワが喋る教育番組が放送されていた世代である。 今年度の展示予定を見て「なぜハニワ?現物そのものは博物館管轄では?」と思ったがなるほどこういう切り口だったのか、という展覧会。 東京国立博物館(東博)でも特別展「ハニワ」が控えているのでコラボというかフィーチャリングというかそんな位置づけかもしれない。 展示品は東博からも多数。 近代得意の時代考証的展示。資料がおもしろかった。 何より一発目に国立近代の発掘調査現場写真もってくる。まず、その写真に

          【おーーーい】ハニワと土偶の近代 東京国立近代美術館

          【窓のない部屋で部屋を見る】アレック・ソス 部屋についての部屋 東京都写真美術館

          アレック・ソスの展覧会が写真美術館で始まった。 何か代表的な一枚に惹かれた好きなアーティストだから、というのではなく「室内の写真」という展示テーマに惹かれて見に行った。 この前の期間に行われていた「見ることの重奏」でも室内の良い写真があった。 窓際のカーテンがはためく写真。 実際はミニチュアの室内を撮った作品だったが、あれも面白かった。 写真美術館独自企画というのにも俄然、期待感が高まる。 概要 基本的にはカラー写真が大多数。 どことなく被写体の力が抜けている写真は

          【窓のない部屋で部屋を見る】アレック・ソス 部屋についての部屋 東京都写真美術館

          【ボンド・ボーイ】松谷武判 東京オペラシティーアートギャラリー

          松谷武判(まつたに たけさだ)氏の個展が東京オペラシティーアートギャラリーで始まった。 東京オペラシティーの寺田コレクションの中に氏の作品があり、それが好きだった。 黒くてトロリとした作品。 コレクション展示室でも見る機会は多く、コレクション・美術館側も気に入っていたのかなーとも思う。 そして満を持してのワンマン。個展開催。 好きだな、いいな、と思っていても作者を掘り下げるところまでいっていなかった。さて一体どんな作者だろうか。 展示概要 【具体美術協会の人】 なる

          【ボンド・ボーイ】松谷武判 東京オペラシティーアートギャラリー

          【千葉の光もいい】 田中一村 展 奄美の光 魂の絵画 東京都美術館

          田中一村は2018年(訂正・2021年だった)の千葉市美術館での展示を見逃したことをじわじわ後悔していたのだ。 しかし今回上野で行われる展示もよくよく調べると、千葉市美の学芸員さんがメインの監修であり、つまりこれもう千葉市美の出張展示だ!と解釈してしまった。うきうきで金曜夜の夜間開館へ。 メインビジュアルも奄美大島の作品だし、一村といえば奄美大島なのだろうが、 千葉市、現在の千葉駅から蘇我駅の間付近に在住していた時期もあり、千葉市美が地元の作家としても推している。 都美術

          【千葉の光もいい】 田中一村 展 奄美の光 魂の絵画 東京都美術館