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みんな大好きタイムリープもの~「サマータイムマシン・ブルース」
8月が終わってもまだまだ暑い9月。ここで夏らしい作品を。
2005年公開「サマータイムマシン・ブルース」
なんとなく公開された時の記憶がうっすらと。と思っていたら、こっちと混同していた(笑) 「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」
こっちはまだ観ていないので今回は「サマータイムマシン・ブルース」の方で。
内容はけっこう本格的な和製BTTFである。邦画と思ってあまり期待せずに観たら、いや
ホテルマンは大変だ~「フォー・ルームス」「底抜けてんやわんや」「THE 有頂天ホテル」「グランド・ホテル」
今回はホテルを題材にした映画をご紹介。
まず1995年公開「フォールームス」
4つの部屋で繰り広げられる物語を4人の監督がそれぞれ作って、持ち寄ったもの。
世間ではどの部屋の話が好きかという話で持ち切りで。
やはり締めを飾るタランティーノの話は、キレがよい。
狂言回し役のティム・ロスのオーバーリアクションも、このホテルではちょうど合っている。
この作品の中でも言及されていて、きっとタランティー
こういうリタもいいよ~「踊らん哉」「晴れて今宵は」
フレッド・アステアといえば、ジンジャー・ロジャースとのコンビが有名だろう。
全部で10作品ある中の7作目、1937年公開の「踊らん哉」。原題は”Shall We Dance”である。
7作目となると息はぴったり。
でも、どこかやっつけ感も否めない。事実本作は興行的にもいまいちだったようで、アステアは次作ではジョーン・フォンテインとコンビを組むことになる。
お互いに飽きてきていたということか。
現代につながるアメリカのお国柄~「群衆」
ゲーリー・クーパー祭りも佳境に差し掛かってきた。
名監督にも愛されたクープ。その一人がフランク・キャプラである。
「オペラハット」も好きだけど、今回はこちら。1941年公開「群衆」
汝、隣人を愛せよ。
ちょっとしたフィクションの風刺記事から生まれた架空の人物「ジョン・ドゥ」。彼のこの呼びかけが全米を席巻する。たちまち各地にジョン・ドゥ・クラブが立ち上がっていき、一大勢力に。
それを政治利用しよう
ではノイズだらけのスマホを見てしまう理由は?~「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」
今回は久しぶりに本の話。
話題になっている新書(と言いつつ、自分の職場の同僚は知らなかったけど)、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」
自分も以前に比べて本を読む量が減ってきた自覚があったのだが、それは映画鑑賞という趣味が加わったことと、加齢による集中力の低下によるものと思っていた。
でも、この著者のようにお若い方でも同じように読書量が減っているという。
著者は、読書による情報のインプット
これは映画史に残る傑作~「情婦」
マレーネ・”ディ”ートリッヒ、ですね。デートリッヒではなくて。
さて、彼女の出演している作品の中で最高傑作と言えばこちらだと思っている。1957年公開「情婦」。原題は「検察側の証人」
後年「お熱いのがお好き」や「アパートの鍵貸します」を監督するビリー・ワイルダーの監督作品。どうもコメディ作品の監督と思いがちなのだが、彼のキャリアの前半、というか大部分はこうしたシリアス系が占めていた。
作品の中
アメリカの良心も最後は手が出ちゃう~「砂塵」
いまはちょっとした個人的マレーネ・デートリッヒ祭りでして。
彼女の代表作って何だろう。
今回は1939年公開の「砂塵」である。
砂塵、砂嵐は本作には出てこない。どうも砂嵐のようななんとか、、という意味合いのようなのだが、ちょっとよく分からなかった。
相方はジェームズ・スチュワート。同年「スミス都へ行く」にも主演しており、スターの仲間入りした頃。
暴力まっさかりの中、彼はあくまで非暴力を貫こうと
言うほどにはお洒落過ぎなかった~「オーシャンズ」シリーズ
「ヘイル、シーザー!」のジョージ・クルーニーつながりで、この大ヒットシリーズをまだ観ていないことを思い出した。ということで今回は3本立てで。「オーシャンズ11」「オーシャンズ12」「オーシャンズ13」
クルーニーのオーシャンズの前に、オリジナルから。
フランク・シナトラの「オーシャンと十一人の仲間」である。1960年公開。
観ていけばわかるが、オーシャンズシリーズと共通しているのは、オーシャンと