私が強迫性障害を治すために通っていたところ
今回は、私が強迫性障害を治すために、「どんなところに通い、そこで何をしたのか?」「そこは実際どうだったのか?」そんな視点も交えながら、お話が出来ればいいなと思います。
①心療内科
→「自分が強迫性障害である」という事実を最初に認識できたところでした。
それ以降は、医学的な側面から、強迫性障害を治療していくために、定期的に通院をしていました。
薬の処方がメインでしたが、なかなか相性の良い先生と出会えず、苦労した部分もありました。誤診があったり、お薬が合わず、副作用の方が大き過ぎたりもあったので、心療内科巡りは何件もしてきました。
しかし最終的には相性の良い先生と巡り会うこともできました。
その先生がもたらす効果として、他院のようにお薬を飲んでデメリットを感じることはなかったのですが、かと言って肌感覚としてそこまで良くなっている実感もあまり持てないというか、個人的には悪くもないけど良くもないといったところが正直な感想でした。
なので、強迫性障害の治療において心療内科の存在は、私にとって本当に補助的な役割だったように感じています。
②心理カウンセリング
→自宅の近くにある割と良心的な価格の、個人経営のカウンセリングルームに、定期的に通っていました。
明るくて品のある女性の先生で、カウンセリング訪問の最初の段階でその先生に出会えたのは幸運だったと感じています。
そこで、強迫性障害の辛さを吐き出すことはもちろんありましたが、それよりも私という一人の人間をしっかり見て、大切に思ってくれるようなところだったので、当時の私にとっては本当に貴重な存在でした。
しかし時を経て気づくことは、その先生はカウンセラーの中では寄り添いタイプの先生だったなと思います。当時の私にとってはなくてはならない大切な存在ではありますが、カウンセラーにはほかにも問題解決タイプの先生などさまざまな先生がいらっしゃるので、カウンセラー選びにおいては、ご自身の目的に合わせて相性なども含めて、決めていくのが良いかなと思います。
③東京大学下山研究室の認知行動療法
→東京大学の一室にある相談室で実施された認知行動療法に定期的に通っていました。
そこでは、主に研究室所属の大学院生が親と子それぞれに専属として付いてくれる中で、認知行動療法が行われていきました。
カウンセリングのような感じで、個室で緩く始まるのですが、やっていることはすごく実践的でした。
自分の現在の症状についてお話をして、その改善策を教えてもらい、それを基に私が日常で実践をして、その結果を次回報告するという流れが繰り返し行われるようなものでした。
そのような認知行動療法は、私にとって大変で辛いというものよりかは、むしろ今まで出来なかったことを出来るようにしていくようなゲーム感覚で楽しめたのはとても印象的な点だったかなと思います。
その頃から、私自身もだんだんと強迫性障害の全容や、強迫性障害を抱える自分自身を冷静に理解できるようになりました。
下山研究室の認知行動療法は、私にとって強迫性障害を完治に導くものではありませんでしたが、強迫性障害に対する捉え方にも変化が芽生え、「コントロール不可能な暴れまくる見えない敵」から、「コントロールも出来そうな正体を現してきた敵」へと移り変わっていったのは、とても大きな成果だと思っています。
(補足)
→ちなみにですが、先ほどホームページにアクセスしたところ、下山教授は既にご退職された関係で、こちらの相談室は閉鎖されておりました。
しかしながら、現在は「東京認知行動療法センター」として引き継がれているようなので、ご興味のある方はぜひそちらへアクセスしてみてください☺︎
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以上、私が強迫性障害を治すために、通っていたところのご紹介でした。
三者三様、それぞれの役割があって、どれも強迫性障害を治すために、私にとっては意味を持つものだったかなと思います。
この記事があなたにとって、少しでも役に立つものになっていれば、嬉しいです。
りん
(年末年始、身の回りが落ち着かず、忙殺されていました😂遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いします🎍🌅
これを読んでくれているあなたが、2025年も心身ともに健やかに過ごせますように🌟)
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