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自己キャリア開発

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自分自身のキャリアをより良いものにするためには、「刃を研ぐ」必要がある。 そんな、「刃を研ぐ」のに有用な情報を書いた記事をまとめた。 各種セミナーに参加した折のレポートも多数含む。
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2021年4月の記事一覧

Business School と Management School

Business School と Management School

いわゆるMBA、これは何の略かと言えば、
Master of Business Administration
である。
真ん中の「B」はBusinessの「B」ゆえに、
Business School と呼ばれることもある。

これに対して、いわゆるMBAを取得できる
学校でありつつ、自分たちのことを
「Management School」であって、
「Business School」ではない!

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コンプライアンスリスクへの対応法

コンプライアンスリスクへの対応法

マーケティングの世界にいると、
ついカタカナ語を多用してしまい
がちになる。
一年程前になるが、そんなカタカナ語の
多用を慎むべし、なんてエントリーを
書いたこともあった。

とはいえ、外国からやってきた概念を
上手に日本語に訳せないことも多く、
変な訳を充てる位なら、そのまま
カタカナ語にして使った方が望ましい
場合もあるだろう。
それでも、正しい日本語訳を探す、
あるいは創造するよう努めるのが

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『出現する参加型社会』の対話会を主催して

『出現する参加型社会』の対話会を主催して

かねてより楽しみにしていた、
私が主催する対話会。
本日無事開催することができた。
こちらでもお知らせしていた通り、
『出現する参加型社会』をネタ本と
しつつ、マーケティングの世界で
話題になって久しい「CGM」とか
「UGC」のことを念頭に、
参加者同士の創発的な対話を行おう
という趣旨の会である。

同書の著者、田原真人さんもマレーシア
からご参加いただき、予定の1時間半が
経ってもすぐに気付

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教うるは学ぶの半ばなり

教うるは学ぶの半ばなり

マーケティングのセミナーを自分で
企画運営し始めて早や1年以上。
昨年の4月から9月に第1期、
10月から今年の3月に第2期と
積み重ねてきた、マーケティングの
基礎を学んでもらうセミナーの
第3期が、昨日から始まった。

お陰様で20名程のお申し込みを頂き、
私もモチベーション高く昨日の初講義
に臨ませてもらった。
参加者の顔ぶれは非常に多彩、
経営者、サラリーマン、個人事業主、
年齢も20代か

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内発的動機を可視化する

内発的動機を可視化する

普通の人は、仕事をする上で何に動機付け
られているのだろうか?
動機付け、最近ではモチベーションという
言葉の方がよく使われるかもしれないが、
これを一言で表すなら「報酬」ということ
になるのだろう、そう思っている。

「報酬」と聞くと、金銭的なものを思い
浮かべる人が多いだろう。
しかし、私の意味するところは、
・金銭的な報酬
・非金銭的な報酬
双方を含むということだ。

そして、非金銭的な報酬

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「悪しき最適化」という罠

「悪しき最適化」という罠

会社、組織に長くいると、
色々な「当たり前」が増える。
増殖する。

それぞれの会社や組織には、
独自の目的や、成立に至った想い、
これまで積み重ねた歴史がある。
年を経るごとに、決まり、ルールが
形成され、文化、空気が醸成されて、
いつしか中の人には「当たり前」、
外の人には「独特」「ユニーク」と
感じられるものが出来上がる。
そんなことを今日、痛感させられた。

マーケティングの仕事をしてきた

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Effectuationという言葉との再会

Effectuationという言葉との再会

田原真人さん『出現する参加型社会』が
出版され、その内容を語り合う読書会
イベントが毎日のように開かれている。
できるだけ参加したいところだが、
本業とかぶったり、副業とかぶったりで
なかなか参加できずにいた。

今日の午前中、ようやくそのうちの一つに
参加がかない、濃密な2時間程を過ごすこと
ができた。
ご一緒した松井さんが、早速noteの記事に
まとめてくださっていて感激する。

前半、全体で

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覚えにくいアクロニム/イニシャリズム

覚えにくいアクロニム/イニシャリズム

CIA、FBI、UFO、WTO、WHO・・・
イニシャルをつなげて略語にする
これらの言葉、何と呼ぶのか知らずに
いたことに気が付いた。

調べてみると、日本語では「頭字語」、
英語ではアクロニム(acronym)と
イニシャリズム(initialism)の訳語が
あることを知る。

アクロニム(acronym)や、
アブリビエーション(abbreviation)は
単語として知っていたが、
頭文

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マーケティングをキャリアに活かす

マーケティングをキャリアに活かす

在宅勤務を18時過ぎに切り上げ、
食事や入浴を早々に済ませて、
20時からに備えた。
今日は、15名以上の方々に対して、
ZOOMで話をする機会を頂いた。
そのテーマが、冒頭にある
「マーケティングをキャリアに活かす」
である。

「学びのサードプレイス」を標榜する
オンラインサロン的な集まり、
「大人の小杉ゼミ」の企画で、
ゲストスピーカーとしてお声がけして
いただいたのだ。

キャリアを築いて

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『出現する参加型社会』田原真人さんとの対話会

『出現する参加型社会』田原真人さんとの対話会

コロナ禍のタイミングで、様々な
スクラップ&ビルドが進行している。
何でもかんでもコロナのせいにする
向きもあるが、個人的に感じるのは、
変化の萌芽は既に存在していたのであり、
あくまでもコロナはきっかけに過ぎない
のではないか、ということだ。

田原真人さん著『出現する参加型社会』は、
正にそのスクラップ&ビルドが進行する
様子を活写した本である、と言っても
良いのではないか。

「参加型社会」

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こういう文章が書けるようになりたい

こういう文章が書けるようになりたい

自分自身を「読書家」と呼べるほど
本を読んではいないが、
一般的、平均的な人に比べたならば
それなりに本を読んでいる方だとは
言えそうだ。
おまけに、メルマガやブログなどの
読み物を加えていくと、
かなりの字数を読んでいるだろう。

本なのか、メルマガなのか、ブログ
なのか、あるいは新聞なのか、
はてまた雑誌なのか。
文章がつづられている媒体によって、
適切な文体は変わってくる。
また、書き手によ

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「大人のサードプレイス」へのお誘い Part2

「大人のサードプレイス」へのお誘い Part2

今でこそマーケティングの仕事を
しているが、社会人になりたての
時分は、マーケティングのことは
ほとんど素人だった。
実際、最初の4年程は、大学、大学院
で学んだ法律の知識や考え方を活かす
ことのできる部門で主に仕事をして
いたのだ。

法学部出身というと、司法試験に合格
して、裁判官、検察官、弁護士といった
法曹の仕事に就くイメージがあるかも
しれないが、司法試験は極めて合格率の
低い難関であり

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一般的なブレストに一ひねりを加える

一般的なブレストに一ひねりを加える

ブレインストーミング、
通称ブレスト。
直訳すると、「脳に嵐を起こすこと」。
こちらでも何度かネタとして
登場している。
例えば、これだ。

こちらにも書いておいた通り、
オズボーン博士によって提唱された
ブレストには、4つのルールがある。

①自由奔放:とにかく自由闊達に意見を出し合う
②批判厳禁:人のアイデアに対して批判しない
③便乗発展:逆に便乗するのは大歓迎、パクリでもよい
④質より量:と

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「就職」から「創職」へ

「就職」から「創職」へ

4月1日。
日本の多くの会社で、
新入社員が働き始める日である。
就職活動を経て、新卒で今日から
新たな決意を胸に出勤!
という方々もいらっしゃることと
思う。
社会人としての第一歩を踏み出した
皆さんの、成功を祈るばかりである。

就職といえば、つい一ヶ月ほど前に
こんなエントリーを書いた。

「就職」というのは職に就くこと。
しかし、多くの人の実態は「就社」、
つまり会社に就くことが多い。

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