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パラレルキャリアと在宅勤務
今年は、2月に転職して大きく働き方が変わった1年だった。
会社の忘年会(Zoom)で今年良かったことは?というお題を聞かれたので、「この会社に入れたことです」って伝えたら、案の定代表から茶化された。けれど、わりと本心なんだよな、と思う。
ずっと、特にこの分野でやりたい、というものがないまま、なんとなく居心地の良さや自由さが好きだから、スタートアップやITの業界に長くいたけれど、はじめて自分の興
プロの書き手になる人、ならない人、なれない人。
朝日新聞のwebメディア「かがみよかがみ」に寄せられたエッセイの審査をさせていただいている。10代・20代の女性限定で募集されたエッセイだ。
これまでヘアコンテストやフォトコンテストの審査員は何度もさせていただいてきたけれど、文章の審査をさせていただくのははじめてだ。この数日で、髪にまつわるエッセイを、数十本読ませてもらった。
で、彼女たちの文章を読んで、どうだったかというと、
よかった。すっ
「家で演劇を観る」という心許なさについて。
文筆家の岡田育さんがこんなことをツイートしてらっしゃいました。
「まさしく…!」ってかんじ。
これについては僕もずっと考えていて、そろそろ note に書こうと思っていたところだったので、書いてみます。
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外出自粛が世界中のあちこちで続く中、大小さまざまな劇場・カンパニーが、インターネットを通して自分たちの持っている舞台作品の映像アーカイブを配信しています。
ホントに、あ
日記にしてはいけない、の理由。
ただの日記を書いてはいけない。
これは note を週日更新すると決めたとき、自分に課したルールだ。理由はいくつかある。まずは「おれの日記なんて、だれが読む?」だ。別に自分が無名人であることを卑下した発想ではない。ぼくにだって友だちはいるし、知り合いはいる。「あいつ、きょうはどうしてるのかな」の関心をもってくれる人だって、ひとりやふたりはいるだろう。近況報告には近況報告の意味があるだろう。けれど
なりたい自分、ありたい自分。
若いころの自分に教えてあげられたらなあ、と本気で思う。
ぼくは24歳のとき、フリーランスになった。上京からおよそ半年、右も左もわからないまま、東京に知り合いと呼べるほどの知り合いもいないまま、フリーランスになった。そして、これが(SNSのなかった時代の)ライターの厄介なところなのだけれど、フリーランスのライターに「横のつながり」はほとんどなかった。仕事で付き合うのは編集者やカメラマン、あとはデザ
発達障害という 呪い と生きる
先日、人生で初めてインタビューを受けた。
何か、偉業を成し遂げたわけではない。発達障害の当事者についてのインタビュー記事を連載しているライターに自らDMを送って取材してもらったのだ。
当事者として語ることへの違和感を越えて何故、今、このタイミングでそうしようと思ったのか。一言で説明することは難しい。元々、自分が発達障害の当事者として何かを語ることに対しては、強い違和感があった。重度な障害を抱え