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【休職者】会社の「ニーズ」を確認する

こんにちは、心理カウンセラーMOKUJIです。
メンタルヘルスでお悩みの方向けに、心が軽やかになる実践的な記事を書いています。

子どものイヤイヤ期が終わりません。毎日、妻と二人でぐったりする日が続いています。いくら心理学を学んだと言っても「何もかも公式どおりにはいかない」ということを日々実感しています。そういう意味では一筋縄ではいかない息子に対して、勉強をさせてくれて感謝の気持ちが湧いてきます。

さて本日のテーマは、
「会社の『ニーズ』を確認する」
です。

会社を休職中の方は参考にしていただけると嬉しいです。

・部署移動したがそもそも希望したわけではない
・昇格(昇進)したが、自分には荷が重い
・担当替えをさせられたが、そこでは自分の力を発揮できそうにない

このようなことで悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
そんな悩みには下記を実行してみてください。

それは、
「上司にニーズを確認する」
です。

なぜ上司にニーズを確認する必要があるのか?

働く上で、誰もが自分のニーズを持っています。これは明確に口で言えないとしても、心の中で言語化できないレベルでは必ずあるものです。

例えば、「チームワークを発揮したい」「新しいことに挑戦したい」「正確に淡々と業務をこなしたい」「顧客に丁寧に接したい」などです。これは自分が仕事をする上での「価値観」あるいは「強み」とも言えると思います。

しかし残念ながら、その希望(ニーズ)が常に叶うかと言えばなかなか難しいものがあります。ですからある程度は、自分の希望や意思を切り売りすることが求められます。これがもし「自分のニーズは全く叶えられない」、「いつまでたっても叶うことはないのだ」、という風に感じてくるとメンタルを崩します。

実際、私も部署異動の時に、何のために仕事をしているのか分からなくなってしまい、メンタルが崩壊しました。私が犯した失敗は、「自分の能力を超えてできるフリ」をしてしまったことです。「周りの期待に過度に応えよう」としてしまったことも大きかったです。こういう態度により、自分のニーズを自分で無視し、無理を続けました。結果、心身不調により長期の休職に至りました。

では、こんなときどうすれば良いか?

それにはまず「自分に何が求められているのか」を確認する作業が必要です。自分で考えるのも大事なことです。しかし客観的な意見があった方が、より正確に「会社のニーズ」にフィットさせることができます。

「自分にはどういう仕事ぶりを求められているのか?」

このように上長にニーズを確認するということが極めて有効です。例えば、部署異動したばかりであれば「まずは基本的なことを覚えるだけでいい」とか「遅くてもいいから丁寧に」とか「期限のある仕事を最優先に終わらせてくれれば良い」など、意見をもらえる場合があると思います。それだけではなく、「自分にはこういう課題があり、できるようになるまでに時間がかかりそうだ」などの相談もできるかと思います。

これにより、自分の仕事の「最低ライン」が明確になります。「最低ライン」が明確になれば、ひとまずそれを最優先事項としてクリアすることだけ考えればいいわけです。この「優先順位」が不明確だと、必要以上に過度の期待を自分で勝手に想定し、がんばりすぎてしまいます。

そして、自分の「ニーズ」も言語化して、会社の「ニーズ」と照らし合わせてみることも大事ですね。
その際は下記が大事になります。

「時間軸を長めにとる」

・異動したばかりの今はできないけど、半年後には「淡々とこなせそうだ」
・昇進したばかりの今はできないけど、1年後には「チームワークを発揮できそうだ」

というように自分の「ニーズ」が「今の今」叶わないとしても、近い将来それが叶う可能性を冷静に考えてみてください。仕事はある程度、慣れが必要です。まずは慣れた状態に持っていく。その段階で、自分の「ニーズ」が発揮できるかどうかを考えてみても遅くはありません(※注)。
もし、このときになっても自分の「ニーズ」が叶わないというのであれば、また別の形での相談が上司と必要になってくるかと思います。いずれにしろ「問題解決焦点型」のやり方になるため、メンタルヘルスにダメージを受ける可能性は大きく低減され、やがて何らかの答えが出てくるかと思います。
(※注:「慣れるまでにメンタルを壊しました」という私のような方は、今度こそ事前に「会社のニーズ」を確認してみてください)

「上司への相談」は勇気がいる行動になるかと思います。しかし結果自分を救うことになります。なかなか状況が好転しないという方は、勇気を出して声にしてみてください。

それでは、また。

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