マガジンのカバー画像

大切な視点

166
自分にはなかった考え方やものの見方、大切だけど忘れがちなことなど、他のクリエイターさんの記事を集めたマガジンです。
運営しているクリエイター

#ビジネス

AIに出来ない「ナラティブ」こそ人が目指すべきものだと思う

AIに出来ない「ナラティブ」こそ人が目指すべきものだと思う

プロフィールに広報と入れているのにそれっぽい記事が少ない…。
なので前回に続いてちょっとは広報担当者ぽいテーマで書きます。
今回は「ナラティブ」と「ストーリー」の話です。
※前回の「パーパスはその先の「北極星」が大事」的な話はここから読めます。

まさに世は大「ナラティブ」時代PRやマーケティングの世界で「ナラティブ」という言葉を聞くようになってだいぶ経ちました。

「ナラティブ」とは、物語や語り

もっとみる
大成する人は何が違うのか?

大成する人は何が違うのか?

vol.1345

今年始まった新しいプロジェクトでご一緒しているビジネスパートナーが、よく「視座」という言葉を使います。

視座とは、「物事を眺め、それを把握するときの立場」のことです。

「視座が高い」状態とは、仕事でいうと「今の自分よりも上の立場で物事を見る」ことができている状態を意味します。

そのビジネスパートナーは某有名広告代理店出身で、現在はフリーのマーケターとして活躍。

数々の大

もっとみる
美徳・美談に気をつけよう 〜宝塚問題で改めて思うこと

美徳・美談に気をつけよう 〜宝塚問題で改めて思うこと

お疲れ様です。メタバースクリエイターズ若宮です。

今日は「美徳・美談に気をつけよう」という話を書きます。

宝塚の過酷な環境先日宝塚劇団員の方が亡くなり、劇団側の体質の問題がニュースで話題になっています。

宝塚の問題は大きく言って、①パワハラやいじめと②過重労働の2つが原因だと言われています。

パワハラについてはこちらの記事で、

元劇団員の東小雪さんが証言をされています。

僕は基本的に、

もっとみる
取材で面白い話を引きだす質問の仕方

取材で面白い話を引きだす質問の仕方

ぼくが初めて取材をしたのは、大学生のとき。いろんな社長に取材するインターンを始めたんです。

そのとき先輩から「要約するといいよ」とアドバイスをもらいました。要約すると、話し手が「あ、わかってくれてるんだな」と安心できて、どんどん話してくれるようになるからとのことでした。

それ以来、いままで取材中は要約することを意識してきました。それのおかげかは分からないですが、たしかにみなさんいろんな話をして

もっとみる
「自分の価値」に迷ったフリーランスが読むべき記事。

「自分の価値」に迷ったフリーランスが読むべき記事。

これから起業しようとしている人に、これだけは言っておきたい。

「何をどこでいくらで売るか」を考える前に、まずその仕事で「誰をどう幸せにしたいのか」を先に考えるべきだよと。

ビジネスの目的は「売ること」じゃない。それを買ってくれる人の人生に"良い未来”を届けること。それを目的にするからこそ、世の中の人にとって必要な存在であり 必要な価値そのものになるのだ。

「売れるフリーランス」にあって、

もっとみる
「昭和の営業スタイル」と「令和のタイパ意識」は、意外と相性がいい。

「昭和の営業スタイル」と「令和のタイパ意識」は、意外と相性がいい。

隣の席でOB訪問が行われていた。

都内の居酒屋で、仕事論を熱く語るスーツの男性。向かいには、あどけなさが残る大学生らしき男の子。

今の大学生と言えば、いわゆる「Z世代」のど真ん中。

スーツの男性は、おそらく僕と同世代。30代後半の昭和生まれと言ったところだろうか。

ここでは仮に社会人をAさん、学生をBくんとして話を進める。

Aさんは営業職で、自らの成功体験を語っていた。

「取引先のキー

もっとみる
なぜ、コンビニで売っているものは答えられるのに、「売っていないもの」は答えにくいのか

なぜ、コンビニで売っているものは答えられるのに、「売っていないもの」は答えにくいのか

人には、簡単に答えられる質問と、答えにくい質問があります。

就活や仕事で「答えにくい質問」に出会った時は、真正面からぶつかるだけでなく、自分なりに質問を再定義する力が必要です。

では、どうすれば答えにくい質問を、答えやすい質問に再定義できるのか。

今日は、就活や仕事で成果を出すための「課題の再定義」について書いてみたいと思います。

大きな質問を、答えやすい質問に変える先日、会社の後輩が実施

もっとみる
分析資料と、分析っぽい資料の違いについて。

分析資料と、分析っぽい資料の違いについて。

僕は広告会社で働いているが、職種としてはコンサルに近い。

お客さん(クライアント)のブランドづくりや、事業開発のお手伝いをしている。

そんなコンサルという仕事には「フレームワーク」が欠かせない。

フレームワークは汎用性が高く、どの企業、どのブランドにも当てはまるようにできている。

それを活用することで、

・課題を可視化できたり
・課題を整理できたり
・進むべき道が見えてきたりする。

もっとみる
AIはなにを奪うのか? #AIに奪われない仕事

AIはなにを奪うのか? #AIに奪われない仕事

お疲れさまです。uni'que若宮です。

日経COMEMO から 「#AIに奪われない仕事」というお題が出ておりますので、今日はAIや機械と人間の「仕事」について考えてみたいと思います。

AIは創作の仕事もできる?Stable Diffusionを始めとする「お絵描きAI」がきっかけで、ふたたびAIについての注目が高まっています。

AIは決められた仕事はできてもクリエイティビティが必要な「創

もっとみる
ジンベイザメも入れ替わるー引退しないニッポン(下)

ジンベイザメも入れ替わるー引退しないニッポン(下)

会社の寿命は30年という説がある。会社の創業から廃業までの平均寿命ではなく、会社の繁栄は30年くらいという意味。いくら売れた商品・サービスであっても、お客さまに支持されるのはせいぜい30年間。そういう意味で、「会社寿命30年」といわれているが、それは人だって同じ。世代も30年ごとに代わってきた。

1 3つの世代ゾーンをひとくくりしたらあかん

日本は大きくわけて、3つの世代ゾーンの社会経済でわか

もっとみる
経営者が浮足立つ瞬間

経営者が浮足立つ瞬間

ここ数年、起業ブームと言えます。明らかに脱サラして起業する人の数が増えてきてますし、より起業しやすい環境になってきているのではないでしょうか。

今日は、起業して、会社を成長軌道に乗せていく過程で、浮足立つ瞬間というか、脇が甘くなる瞬間について、話していきたいと思います。

私は、カジュアルに、「西麻布でウェイウェイ」しはじめる、という言葉を使うことがありますが、要は、経営がうまくいきはじめて、経

もっとみる
これからのビジネスパーソンに必要なスキルは、「変数力」だと思う。

これからのビジネスパーソンに必要なスキルは、「変数力」だと思う。

今月の日経COMEMOのテーマは「#3年後に必要なスキル」とのこと。

デジタルの進化で、なくなる仕事も増加。
世界経済フォーラムは、2025年までに事務職や工場労働者など8500万人分の仕事がなくなり、データアナリストなど9700万人分の仕事が新たに生まれる、と予測しているらしい。

これまでビジネスパーソンに求められていたスキルが不要になり、私たちにはスキルの付け直しが求められている。

いわ

もっとみる
日本の失敗の構造—なぜ撤退できないのか

日本の失敗の構造—なぜ撤退できないのか

「見限りと見切りですわ」―大阪で50店舗の多彩な飲食店を展開している経営者に、「商いを続けていく秘訣は?」を訊ねた。「見極めることが肝要や。売上が落ちた。その数字を見て、シェフと話をする。シェフはまだやれる、挽回できると言う。私はお客さまの立場で、『その店に行きたいかどうか』で考え、見限る。拙速、薄情と思われるかもしれないが、その観点で見極め、見限り、見切る。それがいちばんお互いの傷が少ない。シェ

もっとみる
分節を超えて感じる感性 〜ダイアログ・イン・ザ・ダークで改めて感じた「Object的視覚」偏重の弊害

分節を超えて感じる感性 〜ダイアログ・イン・ザ・ダークで改めて感じた「Object的視覚」偏重の弊害

お疲れさまです。uni'que若宮です。

今日は非視覚的な感性がこれからもっと求められてくるのではないか、という話を書きたいと思います。

視覚偏重のObject的認識現代人の生活・とくにビジネスの場では「視覚偏重」が強まっている気がします。

よく、講演などの時に下のスライドを出すのですが、

オフィスでは「音を出してはいけない」「においを出してはいけない」「食べ物を食べてはいけない」「動き回

もっとみる