物凄く久しぶりですが、記事を再開します。米国から日本に帰国して日本の医学界に復帰しました。帰国してしばらくしたからこそ冷静に見られる日米比較や、あいも変わらずなおかしな英語学習論が支配的なのに呆れ顔だったりする今日この頃です。
東京に戻ってまいりました。新しい職場(大学)で始動します。米国留学、医学部における研究、激動の時期のNY滞在、転職のための検索、帰国判断、最終帰国、日本から振り返った米国生活など話題には事欠かないので呟きや記事作成を再開したいと思います。テーマは医療から見た真の国際化とは、です。
【英語学習考】言語学習は現実との戦い。心地よい感想に浸っていては決して自分の能力は上がらない。非ネイティブでも言語で損をせずにアメリカで生き抜いている外国人は全員が現実派なのではないかと思う。隣人の華麗な言葉捌きと自分にギャップを感じたら自分で努力してそこを埋めていく。
【英語学習考】あくまで言語学習の話だけど、自己満足の次にくる感情は「隣のあの日本人(ドクター)」も自分も大体同じくらいの英語だろうという謎の平等感。ここまでくると現実と認識の乖離だと思うのだがそういう感覚の人をたくさん見てきた。
【英語学習考】進歩するための最大の敵は己自身にあり。特に医学系の留学の人に多いのが、プライドが高くてそれほど上手くないのに自分は「日本人の平均よりは上」まで上達したなどの低い達成感で止まる人。世界はそんな水準で動いていません。
【英語の身につけ方の提案】ブロークン英語はこれまで以上に市民権を得ていくでしょう。しかし、理解ができないほど訛っているのは「一緒に働けない」となるのは差別とはなりません。個別の職業人は一旦Diversityの議論を置いて円滑な仕事という観点から言語に向かい合う必要があります。