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近頃の若者は!
またもご無沙汰になってしまいました。
まだまだ日照時間が短く、寒い日が続いています。
こちらの人は、冬に日を浴びる時間が短いのでビタミンDのサプリを飲む人が多いそうです。
そろそろ春が待ち遠しいです。
留学先では、朝カンファが終わり、午前中にの外来や手術が始まるまでの間、スタッフはスタッフルームでコーヒーを飲みながら雑談しています。私はドイツ語のリスニングを兼ねて、なるべくそこに顔を出すようにしています。自分に向けて話してくれるドイツ語は大分聞き取れるようになってきましたが、ネイティブ同士の雑談は未だにほとんど理解できません。話が盛り上がっている中、きょとんとしていると、優しい先生がたまに会話の内容を英語で教えてくれます。帰国までにはネイティブの雑談を理解できるようになりたい!
そこで、たまにある話題が、最近のレジデントは~という会話です。
曰く、最近のレジデントは休みの要求はしっかりするが、全然勉強をしない人が多い、そして知らないことを恥ずかしいとも思わないと。最近の世代はより良い外科医になろうという気概を感じないと。
こういう話題は、どこでも同じなんだな~と、なんだか懐かしい気持ちになりました。そして、きっといつの時代も最近のレジデントは~って愚痴っているんだろうなと思います。
ドイツのレジデントたちは、働き方改革が始まったばかりの日本に比べると、労度環境は恵まれているように見えます。労働環境が整備されると、良くも悪くも自己研鑽のような形で病院に残ることが少なくなるので、勉強する時間も少なくなり、上の世代の人たちからは勉強が足りないようにみえるんだと思います。
そうなると治療を受ける人が割を食うことになるので、なかなかバランスが難しいですね。
ベストは医師がやらなくていい仕事を減らして、時間内で経験や知識を積む時間を確保することでしょうが、ドイツは看護師不足も深刻なようで、なかなか医師だけで変えていくのは難しそうです。
ドイツも日本も無駄な書類仕事が多いことや、DX化があまり進んでいないことは共通していそうなので、そのあたりが改善するといいなと思います。
とはいえ、どのような状況でも最近の若者は~的な会話は一生なくならない気もしますが。笑