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どうしてドイツに来ちゃったんだろう|#4 ドイツ到着
2021年10月、コロナ禍にもかかわらずドイツに降り立ってしまった口腔外科専門医(アラフォー)。短期留学プログラム (AO CMF Fellowships) へのアプライ、パンデミックによる二度の延期、実際にドイツにたどり着いてからの顛末をお届けします。
第4回はついにドイツに降り立ちます。
財団 (AO CMF) にワガママを聞いてもらい、1年半の延期の末にようやくドイツに向かいます。
前回の記事はこちら。
さて、この記事を書いている2021年11月下旬、ドイツのみならず欧州各国では感染拡大が本格化し、ついにオランダやオーストリアではロックダウンが始まりました。ドイツでも段階的に規制が増えていくとの報道があります。かくいう私も不安に駆られて booster shot を受けたところです。
とはいいながら、街ではクリスマスマーケットの準備が着々と進んでおります。
私のドイツ滞在も早いものであと1か月を切りました。それでは話をドイツ渡航の日に戻しましょう。
羽田〜フランクフルト
羽田発、フランクフルト経由の便を予約しました。地方都市在住のため、羽田までの乗継便も購入しようかと迷ったのですが(同価格だったし)、羽田での乗り継ぎ時間が13時間ぐらいあったのでやめました。
当日は午前中だけ勤務先の病院で外来診療をおこない、昼から新幹線で品川へ。当日まで仕事かよって感じですが、留守の間を上司や後輩(非常勤の後輩まで!)総出でカバーしていただけるので、せめてもの感謝の気持ちで勤務しました。
羽田のディストピア感が半端ない。
ちなみにチェックインの際にワクチン接種証明書の提示を求められました。
機内は横並びの3〜4席 (1ボックスっていうの?) にひとりずつというソーシャルディスタンスっぷりで、多くの乗客が3席使って横になって眠っていました。こんなこと一生ないだろうな。。
フランクフルトで税関チェックがありましたが、申告物がある際に通るいわゆる『赤ゲート』は封鎖されていました。私は特に申告物はなかったのですが、実際のところどうなってるんでしょうかね。
ハノーファー到着
フランクフルトからハノーファーまでは乗り継ぎのお客さんが多く、なんと今度は満席!この時点でヨーロッパと日本の感染対策への考え方の違いを思い知らされました。
ハノーファー空港からハノーファー医科大学 (MHH) までは電車で20分ほどで到着。
ここに来るのに何年かかったんや…。
ずっとやり取りをしてくれていた秘書さんにとうとう会えたときは、それだけで涙が溢れそうになりました。
キャンパス内のアパート(寮)に案内されます。
秘書さんいわく、1960年代に建てられたきりだと思うよ、とのことでした。広いんですけど、たしかに古さは感じます。
ドイツみのある暖房
キッチン
バスルーム
共用の洗濯場には Miele が並んでいます!
秘書さんと別れて、近隣を散策。日用品は徒歩圏内に大手チェーンのスーパーマーケットが2軒あるので、そちらで揃えました。
こちらはEDEKA
パンコーナー
こちらはREWE。野菜がでかい。
ビールが殺しに来る
シャワーが出ない
日用品を買い揃えてアパートに帰ると、夜になってシャワーから水しか出ないというベタなアクシデントに見舞われます。
幸い他の水道の蛇口をひねればお湯が出たので、シャワーの冷水と組み合わせながら、どうにかこうにか済ませましたが…。
到着したのが金曜日で、土日は秘書さんも管理人さんも連絡がつきません。その上、ドイツは日曜日には多くのお店が閉まってしまうため、土曜のうちに何とかしないと冷水を浴び続けることになります。ドイツに来て滝行なんて嫌だ。
Google 先生を頼りにホームセンターに向かいます。
かの有名な美術学校と同じ名前のホームセンター BAUHAUS (関係あるんだろうか。ないかな。)
完成。
次回は病院での実習について。では。