「あなたが私に苦労させてるわけじゃなくて、私たち二人が苦労してんの。謝らなくていいから、一人で一家を背負ってるみたいな深刻な顔しなさんな。そんなこと誰も命令してないし、実際、そうじゃないんだし」 ※「82年生まれ、キム・ジヨン」(ちくま文庫、31p)
彼女は…あなたはが悪いんじゃないと言ってくれた。世の中にはおかしな男がいっぱいいる…おかしいのは彼らの方で、あなたは何も間違ったことはしていない…彼女はつけ加えた。「でもね、世の中にはいい男の人の方が多いのよ」 ※「82年生まれ、キム・ジヨン」(ちくま文庫、p72)