『82年生まれ、キム・ジヨン』は私だったの件。
2,3年前に流行ったのであろうこの本を、遅ればせながら読んだ。映画まで観た。なぜ今?当時私は衆院選の候補者で、本一冊読む余裕すら無かった。いや、時間なら作れたのかもしれないが、心の余裕が全く無かった。いつ来るかわからない解散総選挙に向かって常に自分を追い込んでいるような毎日だった。政治を離れ、人間らしい平穏な生活を取り戻した今だから読めたというわけ。
「キム・ジヨン」は82年生まれの韓国の女性に一番多い名前だそうだ。アジア通貨危機後の韓国で、経済の低迷と当時まだ色濃い男尊女