「アイヴズを聴く」(J・ピーター・バークホルダー著、奥田恵二訳/アルテスパブリッシング)。20世紀初めにおけるアメリカ音楽の多様性を包摂する自由奔放な存在、生業(保険会社)の傍らに創作があったユニークな作曲家だったアイヴズの人生と音楽について豊富な情報を伝える。作品解説も詳しい。
「藤倉大のボンクリ・アカデミー 誰も知らない新しい音楽」「フランツ・リスト 深音の伝道師」(三宮麻由子著)をアルテスパブリッシングから恵贈いただく。どちらも、通常とは全く異なる視点から音楽について学び直し、問い直すきっかけになりそうなラディカルな本で、読みすすめるのが楽しみ。