第5章『「メイク・ザット・チェンジ」;「マイケル・ジャクソンの思想」書評』へのコメント
ソフィア パーデ,アルミン リジ 『メイク・ザット・チェンジ:世界を変えよう マイケル・ジャクソン 精神の革命家:そのメッセージと運命』(日曜社),(翻訳) 長谷川 圭,セイヤーン ゾンターク,(解題) 安冨歩
安冨歩『新装版マイケル・ジャクソンの思想』(アルテスパブリッシング)に対する吉成学人さんの書評へのコメントです。
メイク・ザット・チェンジ
マイケル・ジャクソンの評伝『メイク・ザット・チェンジ:世界を変えよう マイケル・ジャクソン 精神の革命家、そのメッセージと運命』
には、人間の実相が描いてあり、安冨先生が「偉業」とお認めのことはある内容だと思っています。『マイケル・ジャクソンの思想』を読んだうえで、「Man in the mirror」をお聞きいただくとよいと思います。私は、安冨先生の影響で、「Dangerous Tour」のDVDを、中古で買いました。
『メイク・ザット・チェンジ』の後半でマイケルを利用しようとする大勢の取り巻きが登場しゲンナリされたとのことで、確かにそれは否めませんが、私にはこの部分に人間の邪悪さと善良さの興味深い本質が表現されていると思われます。人間は邪悪でもあり、善良でもあるのであって、ただ邪悪なだけでも、善良なだけでもないのでしょう。
一方で、極端に邪悪な人が実在します。それが、サイコパスです。
教員だったとき、私は知能が高いサイコパスと思われる人間に出会い、散々な目に遭わされました。彼らには人を苦しめることが快感です。まことに恐ろしいことです。先ほども書いたように人間は邪悪でも善良でもあって、無論、私自身もそうだと認めざるを得ません。安冨先生の著書と出会い、女性装になられたのを機に言動にも関心を持つようになって、TwitterやYouTubeでその活動を知ることで、学校および自身の暴力性を深く認識するに至り、とうとう教員を続けられなくなって、辞めたのでした。
マイケル・ジャクソンの思想
マイケル・ジャクソンは、安冨先生が選挙を通じて人々に訴えられた「子どもを守る」に関連する安冨先生の言動に、たいへん大きな影響を与えたと思われます。マイケル・ジャクソンに対しマスメディアが作り上げた悪辣なイメージによる色眼鏡をはずし、作品を虚心坦懐に見て、そうしたメッセージを汲み取ることに成功され、著書『マイケル・ジャクソンの思想』にまとめられたことは、安冨先生の様々なご研究の中でも、女性装と並び、特に素晴らしいものの一つではないでしょうか。
これまでに何億人もの人々がマイケルの作品を視聴し、感動し、生き方、そして世界を変えてきたわけですので、これからのさまざまな問題へ対処し解決するための道筋を示しているのではないか、と思います。同時に、なかなかそう簡単に実践するのが難しいことでもありますね・・・。
以下の動画では、安冨先生が『メイク・ザット・チェンジ』のゲラを読まれた感想を述べておられます。
なお、安冨先生の著書と出会われたnoteクリエイターのKAIさんの記事にて、安冨先生がご出演された映画『れいわ一揆』を視聴されてお感じになられたことを、率直にご紹介されておられます。興味深く思われますので、ぜひ、ご一読いただければ、と思います。
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