じんわりと優しく許容してくれる、あたたかい短編集。 特に「月夜のアボカド」と「無用の人」というお話が響きました。 どちらも主人公が誰か特定の人へ対しての感情が変わっていく様が見事に描かれている。 原田マハさんの短編集、毎回タイトルの美しさに惚れ惚れしてしまう。
『あなたは、誰かの大切な人』原田マハ 短編集。どれにも繋がるのはタイトルの言葉。最初の章が一番好き。「Save the Last Dance for Me」というサブタイトルに込められた意味がまた素敵。 きっとあなたも、私も、誰かの大切な人。
「この本を読んで私は変わった!」 とまで言えるほどの自信はないけど、少なくとも、今までやろうとしてこなかったことを「やりたい」と思うきっかけをもらえたし、ジェットコースターみたいな自分の心をゆるやかにさせてくれる魔法の言葉を教えてもらった。 この本に出会えて良かったなと思う。
『あなたは、誰かの大切な人』 タイトルだけで心を鷲掴みにされた本。短編「月夜のアボカド」を読み終えました。 "大好きな人と、食事で向かい合って、おいしい食事をともにする。" 当たり前にある幸せの尊さに気づかせてくれるお話でした。私はとっくに幸福を手にしていたんだなぁ…と。
どんな出来事でも自分にとって良いほうに考える。自分の身に起こることはすべてプラスという捉え方をする。物事がうまくいっている時は誰でもプラス発想、困難や窮地のつらい局面に立たされた時こそプラス発想で心の元気スイッチをONに入れよう。