見出し画像

今日は大晦日らしい2021

クリスマスも年末年始も、年々そういう実感が薄くなってきている気がするのは何故なんだろう。
そんな実感がなくても、今日は2021年の大晦日なのである。

昨日から実家に帰ってきており、これでもかというくらいにゴロゴロと寝転がっている。寝転がっているか、寝転がりながらスマホを触るか、寝転がりながら読書をするか、起き上がってご飯を食べるか、立ち上がってトイレに行くか。ということで、だいたい寝転がっている。

これがもし実家暮らしの場合、「大掃除手伝わんかい」とか「ゴロゴロばっかりしてんじゃねーよ」とか、母親から厳しい声が飛ばされるのだが、実家から離れている場合はそれが変わってくる。こんだけゴロゴロだらだらしていても、何も言われない。むしろ、定期的にお菓子やお茶が出てくる。実家にいる間だけ、私は王にでもなったような気になる。そしてこんな特別扱いされるのは実家か祖母の家のみなので、帰省中は心ゆくまでゴロゴロだらだらしまくってやろうと意気込んでいる。

さて、文章を書きたいと思い、今年は某書店で開かれているライティング講座に参加した。文章を書き始めたきっかけは、こちらの記事を読んでいただきたい。

ひねくれた人間らしい、ひねくれた理由で書き始めた文章だったが、書くのがとても楽しくてnoteを開設した。

最初は講座に提出した課題をそのままか、少々の加筆・修正をして掲載していたのだが、今は、追加で受講したライティング講座で「2日に1回書きましょう!」とお題が出たので、更新頻度を上げてツラツラと書いている。誰かに何かを課されると、だいたい素直に言うことを聞くタイプである(課されるものによるが)。こういうところは素直な点、自分の良いところだと思っている。

2021年は、2020年に振られた元彼を見返すためだけに始めたダイエットを継続→完了させた。

自分でいうのもなんだが、かなり垢抜けた。ダイエットにプラスして、パーソナルカラー診断、骨格診断、顔タイプ診断の3つのイメコンを受けたことも大きい。(顔タイプ診断の記事はこちら↓)

※本田翼にはなれておりません。なれる予定もございませんので、アンチコメントはお控えください。泣きます※

あと2021年は、1カ月に最低4冊は本を読む! というのを目標に掲げておりました。この件に関しては、来年1本記事を書けたらいいなと思っているのですが、きっかけは担当営業先のお客様に「中身を磨きなさい。本を読むのよ!」と言われたことである。

もともと読書は好きで、よくしていたのだけれど、コロナ渦であつ森にハマり、彼氏がいて夢中になっていたこともあり、読書から少し離れてしまっていた。2020年の11月にお客様にそう言われ、蔦屋で気になった本を手当たり次第に購入し、そこから読み始めたのだが、具体的に目標を立てようと思い、2021年は1カ月に4冊読む! という目標を設定しました。1週間に1冊読めば、1カ月4冊読めるという、なんとも単純な計算。

結果、本日の大晦日で60冊読了した。本は紙派だった私が、電子書籍リーダーを購入し読書スピードが上がったこともあり、最終月の12月は9冊も読めてしまった。

大晦日の今日読了したのは、原田マハさんの「あなたは、誰かの大切な人」だ。

ゲッターズ飯田氏の占い曰く、金のイルカ(私)は2019~2021年は暗黒の3年間だったらしい。もちろん楽しいこともたくさんあったけれど、それを上回るしんどいことの多さではあった。仕事でも、プライベートでも。たまにゲッターズ飯田氏の本を読み返すと、「あ、これ当たってたわ」ということが結構あって少し怖くもあった。

そんな暗黒期、自分の存在について考えることが多かった。27~29歳という、アラサーにとっていろいろと気にすることが多い時期でもあったからだろうが。

私はなんなんだろうか。なんのために存在しているのだろうか。社会の役に立てているのだろうか。存在価値はあるのだろうか。こんな仕事で給料貰って大丈夫?
元彼に振られたときは、一番自分の存在価値を否定された気分になった。何がダメだったんだろうと、結構な期間引きずった。友達や会社の先輩に、かなり助けてもらった。助けてもらったし、感謝してるし、そうじゃなかったらもしかしたら今もズルズルと引きずっていたかもしれない。だけど、助けてもらったけれど、最後は自分で立ち直って前を向いて歩いていかないといけないこともよくわかった。

暗黒期、思い出すと良いことは少なかったかもしれない。受けたダメージも大きくて、しかも多かったかもしれない。でもその分、人の優しさにたくさん触れた。助けてもらいながら、もがきながら、それでも最後は自分で立ち上がらないといけないことも学んだ。暗黒期を通して、私は強くなれた気がする。

話は脱線したが、自分の存在や価値に不安を抱くことが多かった日々だった。そんな中、書店で「あなたは、誰かの大切な人」というタイトルを見て、手に取らずにはいられなかった。しかも原田マハ氏。絶対はずれじゃない確信しかない。

短編が6話入った1冊。どの話も、まったく違うシチュエーションだったが、誰もが誰かの大切な人だった。それは親かもしれないし、愛する人かもしれないし、仕事のパートナーかもしれないし、友人かもしれない。

話を読み進めるたび、私も、私にとっての大切な人を思い浮かべた。その大切な人たちに、2021年は何回会っただろうか? 気軽に会うのがまだまだ難しい世界ではあるけれど、ならば何回連絡を取っただろうか? そして、彼ら彼女らにとって、私も同じような存在だろうか? そうあってほしいな。そうだったら嬉しいな。そんなことを考えるのだ。

自分が歳を重ねるということは、親や祖母も歳を重ねているのだ。帰省するたびに、身長縮んだ? なんか老けた? とか親に対して思うとき、少し寂しく感じる。と同時に、少し焦る。地元を離れて暮らす私はあと何回、この人たちと会えるのだろう。何回一緒に食事をすることができるのだろう。親のさらに上をいく、祖母とはどうなんだろう。

こんな時代、いつ何がどうなるかなんてわからない。私にも何かがあるかもわからない。

だから2022年は、今年よりも大切な人にできるだけ会う1年にできたらいいなと思う。情勢的に会えない場合は、連絡取るとか。暗黒期3年間支えて助けてもらった大切な人たちに、感謝の気持ちを伝えるように。彼らがつらいとき、しんどいとき、次は私が助けて支えられるように。私が大切だと思う人たちに、私も同じように思ってもらえるように。

2022年、そういう風に、温かい1年になればいいなと思う。

良い年になりますように。
皆さま、良いお年を!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?