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お父さん、本当は寂しかったかな?<あなたは、誰かの大切な人>

今日は父の日ですね!
タイトルにひかれて読み始めた本に父の寂しさが描かれている
短編があり、思わず涙がこぼれてしまいました💦

その本は、原田マハさんの「あなたは、誰かの大切な人」
最近立て続けに原田さんの本を読んでいて、旬の人となっています!

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人にはさまざまな過去があり、誰かと過ごした時間がある。
その時には気づかなかった想いが、ある出来事をきっかけに
溢れ出てくることがありませんか?

「無用な人」という短編は、父が亡くなって1ケ月後に届いた封筒が
届くところから始まります。

描かれている父は、地味で口数が少ない人。
母はいつも「あんな人と一緒にいてもつまらない」と愚痴をこぼすが、
娘の私には現代アートの道に理解を示してくれていた。

それにより、私にとって父の印象は少し変わったが
母にとって、社会にとっては「無用の人」なのかもしれない・・・

最後に、私は父のことをこうしめくくります。

うつくしいものを愛でる心を持っていたが、静かに死んでいった人。

短編の父の姿と、自分の父の姿を重ねてしまい、
なんだか切なくなりました。

「お父さん、本当は寂しかったかな?」



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