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【読書ログ】 『あなたは、誰かの大切な人 』 原田 マハ

こんにちは。
気がついたら、いつの間にか4月。
このところは、本とも、noteとも…向き合う時間があまり取れないまま過ごしていました。

今週の後半からまた少しずつ読書の時間も取れるようになってきて、

「1日たった10分、15分でも、本を読みながら、登場人物たちに思いを馳せる時間って、なんて豊かなんだろう…!」

そんな風に、改めて思っています。


さて、直近読み終えた本は、またまた原田マハさんの本でした!
今回は、短編を。


原田マハさんの短編集、私はすごく好きです。
ストーリーごとの主人公が力強く歩いていく姿や、大切なことに気づく瞬間が、丁寧ながらも優しく描かれているからです。
描写が細やかだからこそ、情景が浮かびやすく、登場人物たちの気持ちにしっかりと入り込める…そんな気もしています。

余談ですが、この”感覚的な素晴らしさ”をもっと上手く言語化したい!笑


どの作品もそれぞれ素晴らしかったのですが、私は「月夜のアボカド」と「波打ち際のふたり」が特に好きでした。


笑ってしまうほど単純で、かけがえのない、ささやかなこと。
それこそが、ほんとうは、何にも勝る幸福なんだって思わない?

*『あなたは、誰かの大切な人』より引用。


つい、”ないものねだり”をしてしまったり、自分にはないものを手に入れている人が羨ましくなったりすることもあると思います。
でも…自分のそばに、一緒にいてくれるだけで、ホッとする人がいてくれるありがたさ、幸せがあるんです。

その幸せを丁寧に、しっかりと噛み締めながら、日々を過ごしていけたらいいなぁと思えるお話でした。


「波打ち際のふたり」は女性どうしの友情物語。
多くを語らなくても、今自分の置かれた状況や気持ちを察して、そっと背中を押してくれる友の優しさと、友に背中を押されて一歩前へ進む決心をした力強さに、すごく胸打たれたお話でした。
←美容室で髪を切りながら読んでいて、思わず涙しそうに。


みなさんは、どのお話がお好きですか・・・?


短編小説の感想を書くの、初めてだったかも・・・?
1冊の本をご紹介するより、難しいですね・・・!苦笑
どのお話も素敵だっただけに、なおさら。


原田マハさんの小説のご紹介が続いたので、次は違うジャンル・系統の本を読んでみる予定。
ボチボチと、マイペースな更新になりそうですが、また書きますね!


本日もお読みいただきまして、ありがとうございました♫

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