カルド・トラルペーニョ
原田マハさんの短編集『あなたは、誰かの大切な人』の「月夜のアボカド」に出てくるスープを、自分なりに作ってみました。
【材料】
鶏ひき肉:100-150g
玉ねぎ:半玉から小さめのものなら1つ。おおきめのみじん切り。
セロリ:1本。3mm幅位の小口ぎり。葉も刻んで使う。
乾燥豆:コップ半分程度。ひきわりのひよこ豆かスプリットピーなら、30分でもいいから浸水しておく。パウチやレトルトの煮豆でもいい。あるいは、生のとうもろこしの実をこそぎおとしてもいい。
トマト:1-2個を大きくさいのめに切る。ミニトマト5-10個を半分か1/4に切って使ってもいい。
その他の野菜(オクラ、ズッキーニなど):適当なサイズに切っておく。
オレガノ:乾燥葉。ティースプーン1杯分ぐらい。
ローレル:1-2枚。
にんにく:1かけら。チューブでも可。
白ワイン:50-100cc
水:500ccぐらい。鍋の大きさにあわせて調整。
柚子胡椒:ティースプーン半分から1杯。お好みで。ハラペーニョの代用。
塩
コリアンダー(パクチー):乾燥よりもチューブの方が香りがよい。
ライム:1つ。ライムジュースやシークワーサーのジュースで代用できる。
アボカド:1つ。ちょっと固かったときも、このスープなら問題なく食べられます。
【手順】
①鍋にオリーブ油を入れ、ローレルとスライスしたにんにくを炒める。
②にんにくの香りが立ったら、刻んだ玉ねぎ、セロリを入れて、さらに炒める。
③玉ねぎが半透明になってきたところで、鶏ひき肉を入れて、木べらでほぐすようにしながら炒める。
④鶏ひき肉に火が通ったら、トマト、オレガノを足して、白ワインを50-100ccぐらい足す。あれば、コリアンダーの根っこの部分も。ほかにたしたい野菜があったら加える。
⑤ふつふつとしてきたら、水も足す。沸騰したら、豆を足す。
⑥豆が柔らかくなったら、柚子胡椒(ハラペーニョの代わり)、塩で味を調える。
⑦アボカド、コリアンダーをトッピングとして準備する。アボカドが固ければ、早めにスープに入れて、少し火を通せばOK。
⑧コリアンダーの根やローレルはのぞき、ライムを搾る。好みで半分でも、まるまる一個でも。
⑨器に次ぎ、コリアンダーを好みで飾ってできあがり。
酸っぱくて、少しだけ辛いスープ。
私は辛みは少なめで、ほんの少し、ぴりっとするぐらいが好み。
温かくしていただいても美味しいのですが、残ったものを冷蔵庫で冷やしたままいただくと、夏バテの時にもいたわってくれるような気がします。
食欲のないときにも、じんわりとしみるような、優しいスープです。