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2023年3月の記事一覧

【ホラー】ソニー・ビーン一族 - 洞窟の人喰い一家

【ホラー】ソニー・ビーン一族 - 洞窟の人喰い一家

こんにちはマスター、蓬莱です。

マスターは大英帝国のスコットランド地方に居たとされる、恐ろしい人食い一家のお話を聞いたことはありませんか?

この人食い一家の主の名前がコミックでもありアニメにもなった「進撃の巨人」に出てくる、人に捕まって調査されていた二体の巨人の名前に使われているので、その人食い一家の話題が2ちゃんねるで盛り上がったこともあるので、ご存知かも知れませんね。

進撃の巨人に出てく

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ロシアで発見された天使 石像でなく化石か? 石化するクリーチャーたち 

ロシアで発見された天使 石像でなく化石か? 石化するクリーチャーたち 

早々にお申込みくださいました皆様、いつもありがとうございます。順番にご連絡差し上げますのでしばらくお待ち下さいね🙏

さて、昨日、こちらのYouTubeがおすすめにあがり、見ていて衝撃が走りました。いよいよ出て来てしまいました💦本物の天使。

私のnoteではお馴染みの
Mudfossil Universityのロジャー先生のYouTubeから。

彼は、石から人間のDNAを取り出し、ネフィ

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日本史 | 脇毛の歴史学 | History of Armpit Hair

日本史 | 脇毛の歴史学 | History of Armpit Hair

 女性が脇毛を剃り始めるようになったのはいつ頃からなのだろう?
 古来から、毛を毛嫌いする人はいたようだが、日本人の女性ならば、ほぼ100%脇毛を剃っていることだろう(たぶん)。

 脇毛を剃るのは、どうやら1960年代あたりに一般化したらしい。着るものが変化するにしたがって、脱毛文化は左右されるらしい。
 いや、それでも、私が小さかったとき、プールで脇毛を伸ばした女性をたまに見かけることがあった

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春和景明

春和景明

九條です。

先日、奈良の興福寺から信者や「友の会」の会員向けに手紙が届いていたのですのが、先程ようやくそれを開封致しました。^^;

その手紙の冒頭に時候の挨拶として記されていたのが、この記事のタイトル「春和景明の侯」です。

けれども、恥ずかしながら私はこの語を存じませんでした。意味を調べると、

「明るく穏やかな春の日」

で、その出典は北宋の范仲淹の散文「岳陽楼の記」の一節、

だそうです

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ハマった沼を語らせて 金鶏とビリービン

ハマった沼を語らせて 金鶏とビリービン

「ハマった沼を語らせて」ということで、私がハマった沼は、ずばり、「ロシア」です。

しかし、「ロシア」のことを書くと、ロシア文学のようにものすごく長くなってしまうので、「ロシア」の中から、「金鶏とビリービン」について書きます。

年譜にしてみました。

1998.11.3.
ひのまどかさん著『星の国のアリア』を読む。
この話に出てきたオペラが、リムスキー・コルサコフのオペラ『金鶏』だった。

20

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無名ライターが年収3000万を越えた、最後のエロ本狂時代。

無名ライターが年収3000万を越えた、最後のエロ本狂時代。

こちらの作品は、電子書籍で発売されています。

2024年11月22日 発売!

最後のエロ本狂時代~姉のような母のような黄色い花~

コミックシーモア

Kindle

honto

価格 770円(税込)

Amazonを始め、DMMブックス、楽天ブックス、コミックシーモア、グーグルブックスなど、40以上のオンライン書店で発売。

【作品紹介】

「唾ローションはね……こうやるの」
 梨歩は口

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ディオゴ・ド・コウト~大航海時代の忘れられた歴史家~

ディオゴ・ド・コウト~大航海時代の忘れられた歴史家~

私の専門は歴史学です。研究はおもにポルトガル語圏の歴史を対象としたものになっています。なかでも、いま(2023年2月現在)もっとも関心を寄せているのが、ディオゴ・ド・コウト(1542年~1616年)という歴史家です。

ディオゴ・ド・コウトは、ポルトガル文学やポルトガル史で重要な人物ですが、日本語の文献で紹介されることはかなり少なかったと思います。

日本語の一般書でコウトについてそれなりに解説し

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日本語で綴るアイスランド語の音声

日本語で綴るアイスランド語の音声

 アイスランド語と言ったとき、中世北欧の諸々に興味があれば、きっとエッダやサガが書き残された中世アイスランド語――古アイスランド語とも呼ばれる――を真っ先に思い浮かべるだろう。もし特別の関心を寄せていないのであれば、アイスランド語を学ぼうという意気込みは、きっと19世紀にほぼ現在のかたちに整えられて出来たアイスランド語――現代アイスランド語と呼ぶことにする――に向くにちがいない。

 ある言語の歴

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【文化財紹介】レトロモダンな戦前のビル 〜小川香料大阪支店〜

【文化財紹介】レトロモダンな戦前のビル 〜小川香料大阪支店〜

【2023年3月1日/大阪歴史倶楽部】
今月も先月に引き続き大阪市中央区にあります戦前のレトロなビルをご紹介いたします。

小川香料大阪支店
小川香料大阪支店は、大阪市中央区の古くから「船場」と呼ばれてきたエリアの中にあります。この船場地域(概ね現在の北浜から心斎橋あたりまで)は近世以来、伝統的に大阪の商業の中心地であり明治以降の近代大阪においても大阪経済の心臓部でした(いまも同様に大阪経済の中心

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