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掌編小説、随筆

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掌編小説と随筆をまとめています。
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記事一覧

絵を描くと

絵描き初心者(とはいえ昔は絵を描くのが好きだった)の私が、昨日、絵を描いた。絵を描き始める前はこういうものを描きたいと思うのだけれど、描き始めると技量がない分ただ白紙に色を乗せているだけになった。

絵描きをした時間は夜だったため、絵を描き終わったら布団に入って寝ようとしたのだが「もっと上手く描けるはずだったのに」と気を病んでしばらく眠れずにいた。

最初は宇宙を描きたかった。星空が描きたかった。

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喫煙者と僕

喫煙者と僕

 ︎︎冬場の喫煙者には哀愁が漂う。
 ︎︎分煙が進んでいるのか後退しているのかは、なにぶん僕自身が喫煙者ではないから分からないが、傍から見ていて思うに分煙は喫煙しない人と共に暮らすのであれば仕方の無い策である。
 ︎︎分煙をする理由の大部分は健康を害するからだと聞く。それ以外には、僕がぱっと思いついたのは長く残る匂いと部屋の壁や物を変色させることぐらいである。それらを避けるために分煙にするのだが、

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頑張ってること報告会

頑張ってること報告会

最近は瞑想を最も頑張ってる(楽しんでいる)。

私の生き方の三大要素の一つ目である瞑想。十年前くらいから追っている情報があり、それに沿った瞑想を毎日行っている。一日に何種類もの瞑想が何回も行われておりとても楽しいし、奉仕活動ができてほんとに嬉しい。奉仕活動は高次元に繋がると思っているのでこれからも頑張りたい。またこの活動とは別に個人的な瞑想も行っている。とっても楽しい。でも座りすぎて腰痛い。

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ニ〇二四、仲秋の草上。

ニ〇二四、仲秋の草上。

ㅤ仲秋。白露。草露白の侯。朝晩はとても冷え込んで毛布を一枚重ねたい程の寒さである。かと思ったら、昼間は仲秋と言えど酷い暑さで何もせずとも汗が流れる程であった。そんな極端な気候のある中、私は冷え込む朝に散歩をするようになった。
ㅤ朝、五時五十分頃。空が明るくなり始めて少し経ったぐらいに外へ出る。秋の虫たちの声が鳴り響く中、道の左手には朝露をたくさん纏った草たちが朝の呼吸をし始める。草露を指に取り頬に

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秋の初めを想う

秋の初めを想う

 立秋。涼風至。暦の上では秋だというのに暑さが残る日々を送りつつも、私は早々と秋風を求めて小さな旅に出た。
 襷掛けをした袖には何の重みも存在せず、故にそれは空と結ばれる。結ばれた空に無弦琴の音を響かせれば、何処からともなく金色の絹糸が漂い始める。空に浮かぶ金糸は千々に切れ、その様は祝福の紙吹雪を思わせる。これが私が感じた立秋の風景の一部である。
 移ろう季節に美しさを感じ、私もまた自然と共に歩も

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手元不如意も積読するのよ

手元不如意も積読するのよ

私の積読本はほとんどが中古本。何故なら手元不如意だから。それでも「豊かに」積読していく。

最近買ったのは『フェンネル大陸シリーズ』計13巻。これは高校生の時に出会ってから6巻までは読んだもののそれ以降は断念してしまったので、もう一度読み直したい&読破したい気持ちで買った。まだ袋から開けておらず積読しておる。

一番に読みたいのはSF小説の『ハーモニー』や『グラン・ヴァカンス』、『あなたのための物

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燃ゆる螢

燃ゆる螢

 時は芒種。腐草為螢の侯の黄昏時。入梅を迎え、空気中に浮かんだ水分が肌をしっとりと潤す。水色の四葩は梅雨の青空となりえるか? と彼は自らに問いかけてみる。そうなりえたら嬉しいだろな、と心で思いながら、早苗田の畦道を行く。梅雨明りを待たずに進む曇天の道も悪くはない。要はどうやって楽しむかによるのだ。
 大きくなった青梅は、誰にも採られることなく地に落ちて、黄色く熟して果てに腐れていく。いや、最近誰か

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決意表明

決意表明

 右腕を切り落としたい思いでこれを書いています。もはや小説を読まなくなった烏合之衆に何を与えれば鳴いてくれますか。行間の空いたライトノベルですか。ためになる自己啓発本ですか。肩書きですか。知名度ですか。それ以外にあるのなら応えてください。
 僕は小説を書きます。書き続けます。もう境地に立ちました。皆から読まれなくても書きます。日記のように書きます。決めました、もう、決めました。
 評価なんて幻想で

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小説らしいとは

「行間の空いている小説、あれはライトノベルでいいんですか?」

 行間を空けて読者に読みやすくしている小説を見かけることがある。それらを見る度に私は、これはライトノベルか否かを考えるのである。そもそも一般的な小説とライトノベルは別物なのかも分からない次第である。しかし、ライトノベルにも色々ある。昔、カルロ・ゼン作の『少女戦記』を読んだことがある。外見は俗に言う鈍器本だが、それもラノベだと聞く。しか

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生き切るという癌

生き切るという癌

 物事には終わりがあり、さらに始まりがあるもので、それらを繋げて環が出来上がり、永遠が続くということもあるようです。

 僕の最近の調子、要するに身体のことの話になるのですが、頗る悪しでございます。一昨日、一昨昨日でございましょうか、夜、枕衾に酖る時間に、急に胸だか心臓だかが痛く苦しくなってきまして、僕はこれを、この痛みを癌から来るものなのだなと直ぐに思いました。こう思うのも理由がありまして、僕の

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散り散りの自分

散り散りの自分

 僕は「散り散り」だ。
 あれを考え、これを考え、色々考え、いっぱい考え、しかし、どこにも収まらない。本棚から出した本たちが片付けられずに積まれて置かれている。これが、僕の生活だ。僕自身だ。

 僕は努力をやめた。自分の力を見たくなくて、努力をして、頑張って、それでも何も出来なかったらどうしようと不安になって、だから、やめたんだ。

 きっと、最近になって始めたことも、なあなあになって終わるだろう

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瞑想中の閃きメモ

瞑想中の閃きメモ

 この記事は瞑想中に起こった閃きをメモする場所です。閃きが起こったらどんどん追記していきます。

 今日の瞑想中、「人の脳は主語を認識しない」という言葉が出てきたので、試しに「私は在る」「私は神である」を「今ここに在る」「今ここに神である」と変えて、何度も唱えてみた。瞑想中は分からなかったけど、瞑想後はとても心地よかった。2024/04/14

 瞑想中、「今を思い出せ」という言葉が出てきたけど、

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魔術に全てを捧げた学生時代の話

魔術に全てを捧げた学生時代の話

 どうも、ゆるひすです。
 ここで話すこととはタイトルに書いてある通りです。魔術の勉強のために時間と金(お年玉)を費やした私の学生時代(小~高校生)を振り返っていきたいと思います。ちと長いからサラサラと飛ばして読むのがいいかもね!

【小学生時代】

 まず私と魔術の出会いから。
 それは小学三年生の頃の話。テイルズオブシンフォニア(TOS)というゲームの中に登場するキャラクター達が魔法を使うのを

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僕と君との

僕と君との

 道歩き 我の先ゆく 花駆ける
 故人の歌を詠う 東風哉

 桜の季節になると必ず、西行の歌を思い出す。

 仏には桜の花をたてまつれ
 わがのちの世をひととぶらはば

 昔の僕と比べて、今の僕は生きる楽しさを取り戻した気がする。それでも死ぬる権利はまだ僕にあって、いつでも死ねる機会はあるのだが。生きる楽しさを取り戻したと言えど、まだまだあの世の魅力に取り憑かれて、歌を詠む。

 散る花は 川を流

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