感謝の人生
今は全てに感謝をしたい。
ここで私に不安が訪れる。「どうせ偽善だろ?」「全てに感謝とか、嫌いな人にも感謝するのかよ」「宗教か何かだろ?」という声が聞こえてくる。私を止めてくるそれらの言葉を、私は足蹴にせず「ご忠告ありがとう」と感謝をする。今の私は何があろうと感謝せずにはいられないのだ。
これは“心からの”感謝をした人にしか分からないことだが、感謝をすると世界が美しく見えてくるのだ。今の自分がどれほど環境に恵まれているのかを知ることも出来る。人生や環境に不満がある人は、それらに「今までありがとう」と感謝をして、その場から逃げた方がいい。逃げる際は「私に自由をくれてありがとう」という感謝も忘れずに。
感謝は次の感謝に繋がる、とはよく聞く話である。また「感謝=愛」と言われており、感謝することは人に愛をあげる行為でもあるのだ。愛することがどんなことか分からない! という人は人に感謝をするといい。また人に感謝をするのと同じように、自分の体にも感謝をするのも良いことと言われている。
私が毎日している事を紹介しよう。ゴミや物を捨てる時、物を使う時、使い終わった時は必ず「ありがとう」と一声。植物が育っていくのを見て「いつも元気をありがとう」と一声。また地球に対しても、「私の居場所を提供してくれてありがとう」と深く感謝をする。色んなものにありがとうと声をかけたり想うだけで世界は優しい所になると私は考えている。
感謝と同時に微笑みがあるとなお良し。微笑みにはお金は要らない、タダで出来るものであるし、いつでも出来るものである(たとえ葬式であっても!)。微笑みは人へのプレゼントになる。自分が今元気であることを微笑みで示すことで、人を心配させないことにも繋がる。また「平和は微笑みから始まる」という言葉もあるほどに微笑みは素晴らしいものである。
話を戻す。感謝の音というものがある。「ありがとう」という音の響きがあらゆる歪みを取り除くというという話である。言葉の力、言霊というのは不思議なもので、言葉を発するとそれは力に変わるというものだ。それはポジティブなものもネガティブなものも同じである。また想いや考えを持つだけで、それらが周囲に波となって広がりまた自分の元へ四倍になって戻ってくるという話もある。この話を聞くと日頃からの考えや想いを改めたいと思うようになるはずだ。
最後に、感謝は自分から始めるようにと薦めたい。人からされて嬉しいことは自分が進んでするべきことだからである。感謝の念が持てるようになるには感謝の循環を考えるようにするのが大事である。また人から感謝をされた場合は、それを受け取るようにすることも大事である。何事も水が世界を循環するように、滞りなく流れていくのが大切なのである。感謝の循環は愛の循環とも言える。そして一番大事なのは「周りの誰かがしてくれる」ではなく「私から感謝の循環を始める」という意識を持つことである。
余談。人の幸せを願う時は「あの人が幸せになりますように」だけではその文の前に「今は幸せじゃないけど」と付いてきます。ですからこの場合は「あの人が“今よりもっともっと”幸せになりますように」と言うのが良いと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。あなたの人生にもっともっと祝福がありますように。そしてそれが永遠の平和へと繋がりますように。