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制限を超えた味! 管理栄養士がおすすめする特別な料理
おはようございます。
管理栄養士の瀬戸アオイです。
食事は生きる上で楽しみの1つ。
しかし、年を重ねるにつれ病気になりやすく、食事制限が必要な場合が出てきます。
食事制限がある方でも、おいしく楽しい食事を楽しむことができるのをご存知でしょうか?
今回は、おいしい料理を作るためのコツを紹介します。
1. 調理法の工夫
高コレステロール血症や脂質異常、脂肪肝、痛風などエネルギーや脂質が過剰の場合、脂質を制限する調理法がおすすめです。
油を使わない調理法を選択する
「煮る」「蒸す」などの方法を活用し、脂質を抑える
レンジ調理を活用し、油の使用量を減らす
和食を取り入れる
煮物は油を使わずに野菜をたっぷり摂取できる
レンジで簡単に脂質を控えた料理が作れる動画です。
ぜひ参考になさってください。
2. 食材選びのポイント
生活習慣病となる原因の多くは、栄養の過剰摂取です。
糖尿病、高血圧、心臓病などあらゆる病気を防ぐ、進行を遅らせるためには少しずつ、食事の意識を変えてみましょう。
低脂質、高タンパクな食材を選ぶ
鶏むね肉、魚介類、豆腐などをメインに使用
食物繊維が豊富な食材を活用
海藻類、葉物野菜、きのこ類を積極的に取り入れる
3. 味付けの工夫
薬味を使って塩分を控える
レモン、わさび、辛子、七味、カレー粉などスパイスを活かして風味豊かに仕上げる
ネギ、ニンニク、ショウガ、ミョウガ、シソなど香味野菜を使って薄味でも満足できる味付けに
調味料の使い分け
オリーブオイルは洋風、ごま油は和風・中華風など、用途に合わせて選択
油は使い過ぎるとエネルギー過剰になるので、控えめに
4. メニュー構成のコツ
できれば定食
ご飯、肉や魚、野菜の3品を定食スタイルで
野菜→肉や魚→ご飯の順に食べて、血糖値の急上昇や食べ過ぎを防ぐ
具だくさんの汁物を活用
野菜を入れて栄養バランスを整える
汁物は1日1杯までにし、塩分の摂り過ぎを防ぐ
5. レシピアレンジのポイント
頑張り過ぎない
朝食だけ頑張ってみる、など1日1食から毎日続けることが大切
カット野菜や冷凍食品を活用、臨機応変に
もちろんスーパーやコンビニもおすすめ
好みの食材をプラスする
自分好みにカスタマイズして食に喜びと楽しみを
6. 満足度を高める工夫
飽きないものを
様々な食材、調理法を試してメリハリがあると◎
自炊、外食、加工食品をバランスよく使う
ストレスをためない
少しずつ、がポイント
運動や睡眠、入浴で心も身体もリラックス
これらのコツを活用することで、食事制限がある方でも、おいしく満足度の高い料理を楽しむことができます。
健康的な食生活を維持しながら、食事の楽しみを失わないよう工夫しましょう。
病気治療中の方は、かかりつけの病院で管理栄養士の指導を受けてから食事療法を実践してください。
個人によって、制限の内容が変わります。
病気の食事でお困りの方は、ぜひ相談を。
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