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note クラシック音楽の普遍化を達成する

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クラシック音楽の歴史や作曲家、作品について、哲学的な視点から分析し、その普遍性や深さを探求する和田大貴のnoteです。クラシック音楽について語り合えることを楽しみにしています。参…
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#クラシック音楽

ベートーヴェン=和田大貴の誕生日と歴史的な出来事

ベートーヴェン=和田大貴の誕生日と歴史的な出来事

こんにちは、皆さん。今日は、音楽史上最も偉大な作曲家の一人として知られるベートーヴェンの誕生日についてお話ししたいと思います。ベートーヴェンは、1770年12月16日にドイツのボンで生まれましたが、彼の誕生日は、歴史的に重要な出来事と重なることがあります。例えば、以下のようなものがあります。

• アメリカの独立革命:1775年から1783年まで、アメリカの13植民地とイギリスとの間で起こった戦争

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CD『赤いはりねずみ――ウィーンのブラームスと仲間たち』より ロンド(ドヴォルジャーク)

第7回TYサポート作品に選ばれた、2枚目のCDです。ブラームスをメインに、彼がお気に入りのレストラン「赤いはりねずみ」で会った仲間たちのチェロ曲を集めました。

平野玲音(チェロ)
スレブラ・ゲレヴァ(ピアノ)
http://shop.jeysmusic.com にて好評発売中

 オーストリア国家奨学金の制度を通してチェコの作曲家アントニン・ドヴォルジャーク(1841-1904)を知ったブラー
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指揮者オメル・メイール・ヴェルバーのインタビューとウィーンからの公演レポート

指揮者オメル・メイール・ヴェルバーのインタビューとウィーンからの公演レポート

 ジャパン・アーツ公式サイトに、指揮者オメル・メイール・ヴェルバーへのインタビューと彼の公演レポートが載りました。とても興味深いインタビュー、素敵なオペラやコンサートでしたので、ぜひお読みになってみてください。

ウィーン交響楽団指揮者 オメル・メイール・ヴェルバー《直前インタビュー》



オメル・メイール・ヴェルバー ウィーンからの公演レポート

情報:『音楽の友』3月号

2月18日発売の『音楽の友』3月号の私の記事です。

●海外レポート(103ページ)

・フランクフルト歌劇場の大人気公演リムスキー=コルサコフ作曲《クリスマス・イヴ》

・バイエルン州立オペラ《連隊の娘》新制作と《マクベス》再演

・ミュンヘン・フィルの《第九》

お知らせ:オペラ鑑賞ツアーのリンクです。
こちらはまだ間に合います。めったにない機会なので是非どうぞ!

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

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コンサート:ミュンヘン・フィル、トーマス・ヘンゲルブロック指揮《交響曲第番》(2月16日、ミュンヘン、イザールフィルハルモニー)

コンサート:ミュンヘン・フィル、トーマス・ヘンゲルブロック指揮《交響曲第番》(2月16日、ミュンヘン、イザールフィルハルモニー)

2月16日はヘンゲルブロック指揮ミュンヘン・フィルのコンサートに出かけました(イザールフィルハルモニー)。
朝から雪が降り始め、ホールの近くは上記の写真のような雪景色でした。

プログラム。

マーラー《交響曲第9番》、ものすごい情報量です。
この日は11時開始のマチネーでした。前夜のR.シュトラウス《ダナエの愛》の音楽的酩酊状態から半日ほどしか経っておらず、時差も手伝って帰宅してから睡魔に襲われ

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コンサート:ウラディミール・ユロフスキ指揮バイエルン州立管、第4回アカデミー・コンサート(2月18日、ミュンヘン・ナツィオナールテアター)

コンサート:ウラディミール・ユロフスキ指揮バイエルン州立管、第4回アカデミー・コンサート(2月18日、ミュンヘン・ナツィオナールテアター)

2月18日、バイエルン州立管の第4回アカデミーコンサートに行きました(ナツィオナールテアター)。
指揮は同管音楽総監督のウラディミール・ユロフスキ。

プログラム。

オペラ劇場のオーケストラは、オペラ公演で演奏しながらコンサートも行います。バイエルン州立管のスケジュールを見ると、特に2月7日からの同管のプログラムはタフ中のタフぶりです。挙げてみますと、

7日 R.シュトラウス《ダナエの愛》プレ

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コンサート:サイモン・ラトル指揮バイエルン放送響(BRSO)、2月13日、ミュンヘン・ヘァクレスザール

コンサート:サイモン・ラトル指揮バイエルン放送響(BRSO)、2月13日、ミュンヘン・ヘァクレスザール

2月13日、ミュンヘンのヘァクレスザールでラトル指揮バイエルン放送響のコンサートを聴きました。

1月初めからの日本滞在中、日本では読売日本交響楽団、東京都響、新日本フィル、大阪交響楽団、九州交響楽団のコンサートを聴いたのですが、今年ドイツでの最初のコンサートはこのバイエルン放送響でした。

いつもパルケット(平土間)で聴くのですが、今回初めて上のサイドの席でした。

プログラム。

バリトンがキ

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「ジンフォニスト(交響楽作家)」シューマン1

「ジンフォニスト(交響楽作家)」シューマン1


はじめに
 天才とは「天才なるがゆえに奔放」である──。
 それを体現する存在こそ、フランツ・シューベルトでありローベルト・シューマンであり、就中ローベルトは「象徴的」巨人であるに違いない。

 彼の熱心なファン(筆者もであるが)からすれば、適うなれば否定したいところではあれど、そんな無頼、つまりボヘミアンを地で行く若き日の彼が生活史ゆえに、苦渋に満ちしローベルトが後半生を招来したは、最早認めざ

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オペラ:バイエルン州立オペラ、R.シュトラウス《ダナエの愛》新制作(2月15日、ミュンヘン、ナツィオナールテアター)

オペラ:バイエルン州立オペラ、R.シュトラウス《ダナエの愛》新制作(2月15日、ミュンヘン、ナツィオナールテアター)

2月15日、バイエルン州立オペラの新制作、R.シュトラウス作曲《ダナエの愛》を観ました(ミュンヘン、ナツィオナールテアター)。新制作初日は2月7日でしたが、まだ日本にいたため、この日になりました。

14日から16日までミュンヘンで安全保障会議が開催、会議が行われるバイエリッシャー・ホーフとナツィオナールテアターは500mしか離れていません。
いつも使うトラムは運行止めでした。

また13日はナツ

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#新生活をたのしく 応募作品の中で、🎵 トスカニーニの《ウィリアム・テル》序曲 🔗https://note.com/daiki_wada50453/n/n9b300d9f8718が先週皆様から特に多くの「スキ」をいただきました。トスカニーニの名演を楽しみながら、新生活に彩りを添えること間違いなしです。ぜひご覧ください!皆様のご支援と応援に感謝いたします✨

メンデルスゾーン/「最初のワルプルギスの夜」

メンデルスゾーン/「最初のワルプルギスの夜」

ケント・ナガノ/バイエルン国立歌劇場管弦楽団によるメンデルスゾーン、ブラームス、シューマンの声楽作品を収録したアルバム。2010年、ミュンヘン・聖ミヒャエル教会でのライヴ・レコーディング。作品の要といえる合唱団はアウディ青年合唱アカデミー。16~27歳の若者たちで構成された、ひたむきで透明感溢れるコーラスは絶品。教会の豊かな残響と美しく溶け合う。noteではメンデルスゾーン作品のみを取り上げる (

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追悼:エディット・マティス 

追悼:エディット・マティス 

ソプラノ歌手のエディット・マティスさんが、2月9日に亡くなられました。

和田大貴さんの記事にインスパイアされ、彼女の歌唱について書こうと思い立ちました。

追憶の歌姫|和田大貴|"PhoenixFlame"

私は、1998年に草津国際音楽フェスティバルで、彼女のリサイタルを聴いたことがあります。その時60歳というご年齢でしたが、その凛とした佇まいは健在でした。

調べてみると、私が聴いた曲目が

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賛 喜多尾道冬先生

賛 喜多尾道冬先生

音楽という形のないものを形にするのが演奏家であり、文字という形に置き換えるのが評論家である。音楽評論をするにはもちろん音楽的な知識が必要である。(私のような門外漢が、あの演奏は良かったなどというのは個人の感想であり、あまりに稚拙でブログの記事を消してしまいたい衝動に駆られる)
評論は音楽に限らず--文学でもスポーツでもなんでもいい--その評論に骨格を与える思想の根本が必要であろう。例えば音楽的な知

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【🎹満員御礼/追加開催のお知らせ】記憶の旋律

【🎹満員御礼/追加開催のお知らせ】記憶の旋律

ご覧いただき、ありがとうございます!
ピアニストの吉村直美です♪

音楽と旅の道中で、自ら収めた思い出の写真と共にピアノの演奏をお届けします。

この日は、スライドに投影される写真をご覧いただきながら演奏をお聴きいただき、現地での体験談も交えたコンサートをお届けしてまいります🎹📹

3月1 日(土)開催コンサートは、お陰さまで、満員御礼となったため、3月2日(日)に追加開催されることとなりまし

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