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こんなのってあり?!
これは数年前に
私が体験した歯科での恐怖体験であり
人生でベスト10に入るぐらいに
痛かった出来事である
私の歯はほとんどがすり減っている
それは寝ている時の歯ぎしりと
起きている時の食いしばりが原因らしい
食いしばりは意識して直したが
寝ている時の歯ぎしりはどうしようもないので
寝る時専用のマウスピースを作って貰い
寝る時はマウスピースを入れてから寝ている
金属アレルギーの検査も無事に終わり
私にも差し歯が入る事になった
しかし差し歯を入れる前に
もうひとつの難関を超えなくてはならなかった
歯ぎしりと食いしばりで私の歯は
差し歯が入れれるだけの歯の大きさがなかった
でも入れない訳にはいかない
入れないともっと歯が小さくなる
そんなこんなで
歯を半分だけ抜いて根の部分を出し
歯の大きさを出して差し歯を入れるという
大工事が行われる事となったのだった
つまり簡単に言うと半分だけ
ほじり出しその状態をキープするのだ
聞いただけで痛そうである
実は本当にマジでありえないぐらい痛かった
まだ親知らずの普通の抜歯の方がマシだった
よく分からないまま半分だけ出された歯
元に戻らない様に歯茎を縫い小さくする
黙っていたが心の中で
私の歯茎は巾着でない!
と思っていたのであった
1週間後に抜糸する事を告げられ
痛み止めの頓服を貰い帰る
帰りの電車で麻酔が切れたのか
急に痛くなり半泣きになりながら帰った
藁にもすがる思いで頓服を飲む
しばらく待つと効いてきた気がした
そしてそのまま頬を押さえながら寝てしまった
次の日は日曜日でお休みだったので
1日は安静にし月曜からお仕事に行った
歯茎をよく見ると縫った時の糸が見える
半分を無理矢理に引っ張り出したからからといって
歯がグラグラするとかはなかった
しかし歯に力が入ると痛かった
数日間は痛く辛かった
歯が痛いのはある意味拷問である
鎮痛剤を飲みながら耐えるしか道はない
歯科で貰った鎮痛剤をポリポリと食べながら
1週間がたち抜糸の時間がきた
先生的にはいい感じだったみたいで
そのまま抜糸する事になった
私は開放された事から安堵した
しかし安堵したのもつかの間だった
愛先生は涼しい顔で
あと2本はしないといけないから!
と言ってきた
私は半泣きになりながら
頑張ります やって下さい
と答えるしかなかった