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読んでみたい本と観たい映画

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素敵なクリエイターさんたちが素敵な本や映画を紹介してくださる。いつか読んでみたい本と観たい映画をまとめて記録しておくページ
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2024年5月の記事一覧

英語日記を書こう!英会話学習でもアウトプットが大切だよ!

英語日記を書こう!英会話学習でもアウトプットが大切だよ!

メインアカウントとこちらnoteで相互フォローしているたかぽんさんが、英語に日記にチャンレンジしているそうです。実は、英語英会話上達には、英語日記が優れていることは昔から言われていました。

今回は、英語日記について書きます。

下のたかぽんさんの英語日記をご覧下さい。とても入門者や初級者とは思えないレベルです。マレーシアですでに英語を話しているそうなので、私よりずっと実践的な練習をしていることに

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最近観た動画の一言 月の満ち欠け

最近観た動画の一言 月の満ち欠け

仕事も家庭も順調だった小山内堅の日常は、愛する妻・梢と娘・瑠璃のふたりを不慮の事故で同時に失ったことで一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。事故に遭った日、小山内の娘が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて自分が狂おしいほどに愛した“瑠璃”という女性の生まれ変わりだったのではないか、と告げる。【愛し合っていた一組の夫婦】と、【許されざ

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認知症によるリスク③ 遺産分割ができない

認知症によるリスク③ 遺産分割ができない

私は妻と子供1人の3人家族です。今度は、私の妻が認知症を患っていると仮定しましょう。このような状態で突然私が遺言書も残さずに死にました。この場合、当然に相続人は残された妻と子供になります。そしてこの二人でで遺産分割をするわけですが、妻は認知症で物事の判断がつかないので、財産を分けるなどの話し合い(遺産分割協議)ができません。

遺産分割協議は、相続人全員で行います。そのため認知症の相続人がいる場合

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林真理子「下流の宴」

林真理子「下流の宴」

 林真理子さんは1986年に「最終便に間に合えば・京都まで」で直木賞を受賞している。小池真理子さん、宮部みゆきさんはそれなりに読んでいたが、林真理子さんは読んでいなかったので、「下流の宴」を読んでみた。
 
 上流乃至中流の家庭の主婦が、長男・長女の諸々にてこずる話で、当方と時代が重なることもあり、興味深い内容だが、もう一つのめり込めなかった。主要な登場人物が典型的なモデルのように描かれて分かり易

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林真理子「最終便に間に合えば」

林真理子「最終便に間に合えば」

 先日「下流の宴」を読んで、あまりいい印象ではなかったが、林真理子さんは天下の直木賞作家、一冊だけ読んで決めつけるのは失礼かと思い、直木賞作品の「最終便に間に合えば」を読んだ。全て若い女性が主人公、色々な立場、局面での心理描写が面白い。
 
 最初が「最終便に間に合えば」、最終便で千歳に向かう予定の美登里が昔の彼、長原を誘って都心の高級レストランで食事をする。体の欲望が赤裸々に語られている。
 

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連城三紀彦「恋文・私の叔父さん」

連城三紀彦「恋文・私の叔父さん」

 1984年の直木賞作品、連城三紀彦の短編集「恋文・私の叔父さん」を読んだのだが、最初の短編を中ほどまで読んだところで、前に読んだことを思いだした。昨今よくある事だが、幸か不幸かあまりよく覚えていないので、最後まで楽しめた。
 
 一作目は「恋文」、骨髄性白血病で死ぬ前に一目会いたいと10年ぶりに訪ねてくる女、その女の最後を看取りたいと家出し、離婚してくれという夫、女を見舞い、夫とその女の結婚式の

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林真理子『小説8050』

林真理子『小説8050』

書店で新刊コーナーに平積みされていたこの本を手に取った。

林真理子さんの、読者を物語に引き込む力、いつも凄いなと感心します。

この作品も例に漏れず、週刊誌的、三面記事的好奇心で読み始めましたが、そんな薄っぺらい物語ではありませんでした。

近頃、盛んに取り沙汰されている8050(はちまるごーまる)問題が、他人事とは思えないリアリティをもって描かれています。

物語の舞台は中流階級の恵まれた家庭

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稲森和夫の「心。」を読んで|人のために何ができるかの心が大切

稲森和夫の「心。」を読んで|人のために何ができるかの心が大切

稲盛和夫さんの「心。」を読みました。

稲盛和夫さんといえば、京セラ(京都セラミック)の創業者。名誉会長でもありました。その手腕を買われ、日本航空の復活を達成させました。

特に日本航空は、会社更生法のもと2兆3000億円という負債を抱えて事実上
倒産。しかし、翌年には、1800億円以上の収益を出して、約2年3か月で再上場を果たすという奇跡をたどりました。

そこには、日本航空の従業員ひとりひとり

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わたしの好きな江戸川乱歩

わたしの好きな江戸川乱歩

日本の探偵小説の草分け的存在、江戸川乱歩。

小学校時代には、ポプラ社の『怪人二十相』『怪奇四十面相』など、名探偵明智小五郎、助手の小林少年、少年探偵団らが活躍するシリーズを夢中で読んでいました。

中学に入ってからは、文庫本で短編を読むようになりました。

当時読んだもので、今でも繰り返し読みたくなるのは『心理試験』(大正14年)です。

苦学生の老婆殺し。 
周到な計画に、犯人は完全犯罪を確信

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💁📚27【ほどよく忘れて生きていく】全部じゃなくて、ほどよくね 755

💁📚27【ほどよく忘れて生きていく】全部じゃなくて、ほどよくね 755

先ずはお知らせを。
前日投稿作に「辞め女子4人」の画像を1枚追加しました。
ご再読いただけると嬉しいです。⤵️

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※ヘッダー画像は表紙部分です

ほどよく忘れて生きていく
91歳の心療内科医の心がラクになる診察室
藤井医院医院長
藤井英子(1931年京都市生まれ、漢方心療内科医、医学博士) 

サンマーク出版 175頁
2023/1/25初版

ストレスフルな

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