適応障害を経て得たこと①「自分という乗りものをいかに乗りこなすか」
みなさん、こんばんは。
今日の記事はいつもとはちょっと趣向を変え。
とはいえ、内容はそんなに変わらないかもしれません。
ただ、自分が三度の適応障害を経て
何を得られたのか、数を数えてみたくなりました。
そのため、適応障害が教えてくれたなあ、
適応障害と診断されたからこそ、
こういう風に考えられるようになったなあ。
そんな気付きをシリーズのように
書き連ねていきたいと思っています。
(続くかどうかは分かりませんが)
とりあえず、今日はその1回目ということで。
それでは、本題です。
私自身、現在の職場は4ヶ所目です。
詳細は次のとおり。
①税理士法人(正社員) 2年
②税理士法人(正社員) 1年半
③事業会社の経理(派遣) 1年1ヶ月
④税理士法人(正社員) 2年10ヶ月 ←今ここ
①の時に一度、②の時に二度、
適応障害を発症しています。
現在の職場、④でも度々仕事に行けなかったり、
正社員から週3回の勤務にしてもらったり。
色々あった末、今は正社員として復帰しています。
今の職場でも実は2週間、会社を休んだことがあります。
色々な配慮をしていただきながら、
今の私は日々、最長記録を伸ばしています。
とはいえ、安定してきたのはつい最近で。
「なんとかやってきた」というのが本当のところ。
それに、安定してきたといっても、
平日、5日間フルタイムの仕事を
4ヶ月以上休まず続けられているという。
それくらいのところです。
普通の人からするとハードルが低い、
適応障害を経た人からするとハードルが高い。
私は、それくらいの位置に
いるのかもしれません。
今でも自分の体調に振り回されるし、
どうしても動けない日もある。
それでもなんとか、生きています。
私の欠点は、つい頑張りすぎてしまうこと。
そして、頑張りすぎていることに
自分自身が気付かないことです。
気付いた時には、時すでに遅し。
丸2日以上は休まないとリカバリー不可。
ポケモンで言ったら、げんきのかけらが効かない。
なんなら、げんきのかたまりだって効かない。
効くのは時間薬だけ。
時間が経てばなんとかなる。
(あれ?ポケモンのくだり、必要だったか???)
時間が経てば、少しずつ、少しずつ、
物事に対してやる気が出るようになる。
"好き"なことを"好き"だったことを思い出す。
布団から出る気力が出てくるようになる。
体を起こす体力が湧いてくるようになる。
私の身体は、そんな感じのポテンシャルです。
それが「いつも通り」「通常運転」です。
適応障害になる前とは雲泥の差です。
適応障害になる前、
新卒で働いていた職場では
毎日のように22時まで残業をし。
朝も勉強会やら外出の準備やらがあり、
朝8時に出社していました。
月80時間以上の残業を
連続3ヶ月して面談行きになったり。
一か月に一回は必ず土曜出勤があったり。
繁忙期は当たり前のように土曜日全てが出勤日になったり。
そんな日々が続き、
そんなサイクルに慣れきった頃には。
私の一日の睡眠時間は
3~4時間になっていました。
今の半分ですね。(笑)
その頃は、きっと仕事をしすぎて
自分の時間を持てないことに
ストレスを感じていたのだと思います。
だからこそ、帰ってきて遅い時間なのに
動画を観たり、やりたいことをやったり。
自分の時間を深夜に過ごしていたんです。
当然、犠牲になるのは睡眠時間な訳で。
全然眠らない社畜のできあがり😇
でも謎にエネルギッシュで、
気付けばずーっと頑張り続けていました。
ちなみに、そんな残業が嫌で①の職場を辞め、
次に②の職場に入ったのですが。
なぜかそこでは更に一時間長い
23時までの残業を毎日決め込むという。
謎の事態に陥りましたとさ🙈
今考えると、よくやっていたなあと思います。
そして、二度とできないと思います。
さてさて、今の私は。
あの頃とは打って変わって。
あっという間に電池切れします。
一気に動けなくなります。
傷つく言葉を投げかけられた時。
一日2時間の残業が一週間続いた時。
天気が悪い日が続いた時。
つい、仕事に集中しすぎた時。
急に動けなくなります。
急に泣きたくなったりします。
急に眠たくてどうしようもなくなったりします。
そんな、ポンコツな私がどうするかというと。
とにかく、休む。休む。休む。
どうにかしようと藻掻かない。
騙し騙しやろうと足掻かない。
手も足も、じたばたさせず気をつけっ。
仰向けでぴったりと布団に収まる。
……いや、私は横向きの方が好きなので
横向きでお布団に包まって( ˘ω˘)スヤァ
って、ちょっとふざけた感じになりましたが。
タイトルにも書いた通り
「いかに自分という乗りものを乗りこなすか」
これを大切にしています。
気持ちは頑張りたくても
体が動かないのなら頑張らない。
だって「私」という乗りものが
ガソリン切れを起こしているから。
つい、どうにかしようとしたくなって、
知識をつけようと本を読んだり、
他の人の記事を読み漁ったりして、
対処法を探そうとしてしまうけれど。
(頑張り屋さんであるがゆえに、ね)
でも、とにかく寝る。布団に包まる。
目を閉じる。寝れなくてもいいから寝転ぶ。
自分という乗りものを回復させるために。
自分という乗りものが動き出せるようになるまで、
レーサーである頭はじいっと待つのです。
つい、頑張りすぎてしまう人は
自分の心や体を無視してしまう傾向にあります。
なんというか、自分の心や体なんだけど
どこか離れたものとして見ているというか。
自分の頭と、心と体がバラバラなんですよね。
だから頭さえ冴えていれば、
まだまだ頑張れると勘違いしてしまう。
ある意味、自分の心を体を客観視しているというか。
自分とは一線引いているというか。
(自分の「心と体」なのに)
だから、頑張りすぎないためには
この「頭」と「心と体」を一体にする必要があって。
でも、それって難しいなーって思うのです。
だってついつい客観視しちゃうんだもん。
客観的に離れて見ちゃうんだもん。
それは無意識の領域なんだもん。
だから、もう一体にすることは諦めました。
諦めた代わりに、とことん客観視することにしました。
自分の「心と体」を乗りものだと思うことにしました。
「心と体」をとことん客観視して、
なんなら自分の友人の「心と体」だと思って。
だとしたら、私の頭はその「心と体」に
なんと呼びかけるでしょうか?
もっと頑張れよ、もっとやれるだろ。
そんなんじゃみんなに負けるぞ。
そんなことを言うでしょうか?
こんな風に考えるようになって、
自分の「心と体」に投げかける言葉が変わりました。
まあ、しょうがないよねー。
こういう日は元気でないよねー。
だって昨日頑張りすぎちゃったもんねー。
でもこの時間は一生は続かないからさ。
休んだらまたどうせ動けるようになるんだから。
ただでさえ頑張りすぎる気質なんだから。
元気さえ出ればほっといても動くようになるから。
だから今は休もうよー。だって無理だもん。
動けない時は動けない。
どんなに足掻いたって動けない。
だったら潔く休む。諦める。
無理だもん。しょうがないもん。
そんな風に考えるようになったのです。
今日も実は朝、すごくしんどい日でした。
天気が悪かったからでしょうか。
目覚めも悪く、体も重く、
時計を観て始業時間が近づくたび泣きそうになる。
そんな自分が嫌で、こんなんじゃダメだって、
奮い立たせようとしたのも束の間。
次の瞬間には「今日はそういう日だからしょうがない」
そんな風に思えている自分がいました。
結果、今日という一日を
なんとか無事に終えることができました。
出社拒否することもなく、
なんだかんだでのらりくらりと。
気付けば時が過ぎていったのです。
もちろん、午前中はそわそわしていたし、
きっと仕事も上手くいってなかった。
でも今日はそういう日。
めっちゃ上手くいく日もあるから、
上手くいかない日もあって当然。
そうやって、ムラがあるのが
本来の人間だと思うんです。
今は理性で無理やりみんな頑張っちゃってますけどね!
と、頑張りすぎる私が言えたことじゃないけど。
という訳で、自分の「心と体」を客観視する。
とにかく引いて見る。自分の友達だと思って見る。
「自分という乗りものをいかに乗りこなすか」
そこに、日々のしんどさをちょっとプラスに傾けるような、
そんな効力があるのかもしれません。
げんきのかたまりほどは効かないかもしれないですが、
げんきのかけらくらいの効果はあるかもね。
オチがキレイについたところで(?)
今日はこの辺にしたいと思います。
気付けば3,000文字!書きすぎた!!!
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