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記事一覧
あなたの説明がつまらないのは、説明しているから
コピーライターとして仕事をしていると、自分が書いたコピーにいろいろとフィードバックをもらいます。一番ショックを受けるのは「説明になっちゃってる」と言われること。
説明ーー。
手元にある学研の小学国語辞典では「ことがらの意味や中身がわかるようにして示すこと。」という意味。一見、いいように思えるのに。正しいように思えるのに。世の中には説明責任なんていう言葉があって、説明さえおぼつかないエラい人もた
パリの「君たちはどう生きるか」のポスターはネタバレではなく、戦略だった
あけましておめでとうございます。今年もみなさまにとっておもしろく、役に立つ記事を書いていきたいと思います。
最近、あるアニメ作品のうれしいニュースがありました。それは宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」。日本の作品としては初めて、アメリカで「ゴールデングローブ賞」のアニメ映画賞を受賞したのです。「ゴールデングローブ賞」は、3月に開かれるアメリカ映画界最大の祭典、アカデミー賞の前哨戦とされており、
秋のロンドンとパリで「ご当地グルメ」を食べて感じたこと
10月末から11月初めにかけて、ロンドンとパリを旅行しました。円安と世界的な物価高の影響でロンドンもパリもあらゆるものが高く、お財布的には厳しかった…ですが、旅自体はとても楽しく、思い出深いものになりました。
みなさんにとって、旅の楽しみは何ですか? わたしはいわゆる「ご当地グルメ」つまりその土地ならではの料理を食べるのが好きです。今回は、ロンドンとパリというヨーロッパの2大都市で味わったご当地
新人コピーライター、Z世代の「盛らない」SNSから広告の新たな価値を発見する
「BeReal(ビーリアル)」という写真共有アプリを知っていますか?
2020年にフランスで公開され、いま日本でもZ世代と呼ばれる若者を中心に人気を集めているSNSです。
どんなアプリなのかというと、その名の通り、自分の「リアル」をシェアするのが目的で、特徴は「盛らない」ということ。
なんだか新しい感覚だなと思いませんか?
今回はこの「盛らない」が私たちや広告にどのような影響を与えているのか考え
ノーベル賞から学ぶ、幸運な偶然を引き寄せる能力「セレンディピティ」とは?
毎年、大きな話題となるノーベル賞。
今年のノーベル生理学・医学賞に決まったのはmRNAワクチンの基礎技術を開発したカタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏です。
カタリン・カリコ氏は今回の受賞業績につながったできごととして、1997年にペンシルベニア大学のコピー機の前でドリュー・ワイスマン氏と出会ったエピソードを紹介しました。
大学内のコピー機を使うために並んだ列でたまたま話し、お互いの担
新人コピーライター、オリエンに必要な「キャッチボール」を学ぶ
私の会社では、イラストを描くことが好きなデザイナーが集まって「あどぶ いらすとぶ」として制作活動をしています。
仕事ではないので、それぞれの個性が色濃く表れていて素敵なんです。ぜひ覗いてみてください!
そんな「あどぶ いらすとぶ」、今年3周年を迎えました。めでたき3周年、社内で記念展示を行うことになり、展示ポスターのコピー制作をしました。
"新人コピーライター、初めてボディコピーの仕事をした話"
昔からあるものに名前をつけ直す「レトロニム」を知っていますか?
みなさんは「レトロニム」を知っていますか? 新しい薬の名前? メトロノーム? いえいえ。
「レトロニム」は「再命名化」という意味です。例えば、電話。携帯電話が登場して、家庭にひく電話を「固定電話」と呼ぶようになりました。あるいは、本。電子書籍の登場で、単に本と呼ばれていた印刷物は「紙の本」として区別されるように。
あるもの・ことに新星が現れ市民権を得ることによって、それまでのもの・ことを再び名
新人コピーライター、初めてネーミングの仕事をした話
私の所属するコピー部では、週に2回オンラインミーティングを行なっています。主な内容は、業務の進捗報告、情報共有。ごく普通のチームミーティングですが、最近新たな枠を設けました。
それは「最近気になったもの」です。
テーマや内容に関する制限はきっちり設けず、基本的には自由。毎回1人トーク担当者を決め、ほかは聞き手となります。
ただの雑談と言ってしまえばそれまでですが、クリエィティブの仕事をする上
デジタル全盛期だけど、結局は「手書き」が言葉を鍛えてくれる
みなさんは言葉や文章を考えるとき、手書き派ですか?デジタル派ですか?
コピーライターの私は手書き派です。周りのコピーライターを見ても、手書き派しかいません。
正確に言うと、コピー作業の前半は手書きで、後半はパワポやワードを使います。
noteも同様で、記事を書き始める前に、どんな記事を書くか紙の上でアイデアを膨らませ、それが固まったらnoteのサービスに移行して文字を打ち始めます。
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【SDGs】広告制作会社がつくった、シュレッダーゴミから生まれたポチ袋
私が勤めている広告制作会社では、若手から始まったSDGsの取り組みがあります。
その名は「PAPER CYCLE PROJECT」です。社内ではPCPと呼ばれています。
会社では広告をつくるために毎日たくさんの紙を印刷し、その紙が大量のシュレッダーゴミになります。他の会社と比較すると、とてつもない量なのですが、私たちにとっては当たり前の感覚になっていました。
プロジェクトは、この"違和感"か