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2024年7月の記事一覧

最もベターを追い求めて生きてみる

最もベターを追い求めて生きてみる

結局のところ、人生は最もベストな答えをいつも求めることができるわけもなく、結局複数あるうちの選択肢から1番良いもの、つまり最もベターなものを選んで、私たちは生きていかなければならない。

今まで生きてきて、小さい頃から自分が1番欲しいものはなんですかとか、1番やりたい事は?とか、とにかくベストな、一番良い唯一のものばかり求めてきたけれど、大人になればなるほど、唯一のベストの答えを見つけるこは、もの

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1936年7月19日

1936年7月19日

1936(昭和11)年の7月19日に、何があったかご存知ですか?

いまあなたは、この記事をどこで読んでいらっしゃいますか?

ご自宅でしょうか?

会社でしょうか?

カフェでしょうか?

車でしょうか?

それとも、電車でしょうか?

もし電車だとしたら、クーラーがあなたに心地よい冷風を送っているのではないでしょうか?

そうなんです、この日は初めて冷房付き電車が誕生した日なのです。88年前か

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じぶんの体験でさえ忘れてしまう、わたしたち。

じぶんの体験でさえ忘れてしまう、わたしたち。

日々を暮らしていると不思議な事はよくあるもので、今日仕事をしながら、たまたま机に置いてあったショーペンハウアーの『知性について』という本を開いてみた。

たまたま開いた箇所が、胸にずしりと刺さる言葉だったりすることは、珍しいようでよくあったりする。

冒頭に引用した文章は、まさに、今の自分にドンピシャな内容だったから不思議である。

最近は多忙にかまけて、何か自分が感じたり、学んだりしたことを何か

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ビールを勧める医者(何のための健康か)

ビールを勧める医者(何のための健康か)

おばあちゃんは、大のビール好きで昔は毎日飲んでいた。

80歳を過ぎた今も、毎日ではないが、週に何度か冷えたビールを楽しんでいる。

そんなおばあちゃんが、70歳になった時、行きつけのお医者さんにきつく言われてしまった。

「もういい歳なんだから、ビールはやめてくださいね。身体が何よりですからね。年相応に振る舞ってくださいね」そんな言葉で、注意されてしまったのだ。

「そうはいっても、ビールは好き

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空港の景色は、まるで映画のワンシーン

空港の景色は、まるで映画のワンシーン

先日、久しぶりに羽田空港に行った。
コロナのことなど、忘れてしまったかのような、人だかりで驚いた。

友人が海外から帰ってくるので、迎えに行ったのだけれども、いつも空港に行くたびに様々なドラマを目の当たりにする。

長期留学に行くであろう、女子大学生を見送る両親。笑顔で見送った後にお父さんが涙ぐんでる姿。

海外から日本に住むであろう人たちの集団。先に日本に住んでいる仲間が、後から来た仲間を迎えに

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幼稚園の花火

幼稚園の花火

近所を散歩していたら、幼稚園で打ち上げ花火が上がっていた。

ビニールシートに座る園児たちが、花火が上がるために、目を輝かせ、歓声を上げている姿を見ていたら、なんかじんときた。

知らない世界をしること、普段とは違う出来事を新鮮な眼差しでみることは、本当に美しいことだと思った。

大人になると同じような毎日が続くように思えるけど、幼稚園で過ごす時間がいかにあっという間か知っている年頃なので、この感

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重い腰を持ち上げて

重い腰を持ち上げて

先日87歳になる祖母とドライブに出かけた。
昔は早歩きで有名だった祖母も、今は杖をついて歩くようになった。

高齢者向けのスポーツ施設に通っていたが、気持ちがついていかず、最近は家の中で1日を過ごすことが多くなっている。

人間って、ほんとうにすごいことは、やってみないとわからない。だから、もっと自由に歩きたいという祖母を連れて、とある公園を訪れた。

そこでゆっくりでもいいから、散歩しようと言う

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おいしい珈琲との巡り合い

おいしい珈琲との巡り合い

ほんとうにおいしい。
先日泊まったホテルのカフェで、コーヒーを一口飲んだ時、思わずつぶやいてしまった。

飲んだ瞬間から味の濃さ香りが口の中に広がってきて、すぐに飲んでしまうのはもったいない位だった。

今コーヒーはどこでも手に入る時代。
コンビニに行けば100円でコーヒーが飲めるし、マクドナルドも、スターバックスもあちこちにある。

ただ本当においしいと思えるコーヒーって実はそんなに多くない。

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あくびを手で覆う

あくびを手で覆う

学校で習ったことを思い出せる?

そう聞かれたら、あくびを手で覆うこと
これが、いつも頭に浮かぶ。

それは、国語の授業の先生が、最初の授業で言ったことだった。

「まず最初に言っておくけれど、僕はあくびを目の前でやられると非常に嫌な気持ちになります。一生懸命授業しているのに、話しているのに、目の前でくちをぽかんとあけられたら、どんな気持ちになりますか?嫌でしょ?」

教室の中は、それこそぽかーん

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ジェノベーゼを食べながら

ジェノベーゼを食べながら

日本人のイメージは?

そう海外の友達に聞いてみると、丁寧、礼儀正しい、協調性があると答え、それから、閉鎖的な雰囲気があるという裏の面についても話す。

五右衛門のジェノベーゼを食べながら、本当に日本人は閉鎖的なのだろうか、と思った。

街を見渡せば、中華料理、イタリア料理、フランス料理、スペイン料理、世界各国のレストランがあるし、建築物だって欧米風のものたくさんある。

日本って他国の文化につい

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蝉が浸かる露天風呂で

蝉が浸かる露天風呂で

夏の朝日は、とても清々しい

昼間の灼熱の太陽とは違い、まだ心地よい夏の朝の気温は、早起きした者の特権だと思う

温泉旅館、特に山の中の旅館に泊まる時、朝日に照らさられる木々を眺めたくて、早起きして、お風呂に行く

蝉が仰向けになって浮かんでいる
露天風呂に浸かってあたりを見渡すと
お風呂の中に浮かぶ蝉を見つけた

蝉もお風呂に入りたかったのだろうか
蝉は7日間しか地上で生きられないから、やりたい

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エルビスの愛したドーナツ

エルビスの愛したドーナツ

ジョンレノンは、兵役から戻ってきたエルビスがあまり好きではなかった。

太ったエルビスと揶揄してまで、話していたくらい。

(1960年代のアメリカでは、兵役はまだ存在していて、エルビスも例外とはなることができず、ドイツなどに駐在していたらしい。ただ、兵役中を見越して、レコーディングをしまくり、本人不在でもヒット曲を出すという離れ技もやってのけていた)

前置きが長くなってしまったのだが、群馬にし

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九十歳。何がめでたい

九十歳。何がめでたい

祖母に誘われて、「九十歳。何がめでたい」を観てきた。

映画館には、数年前には考えられなかった人だかりができていて、ああ、こうして経済は回っていくものかと思った。

佐藤愛子さんのエッセイを原作に、草笛光子さんが90歳にして初めて主演されたこの作品。

始まりから終わりまで、笑ったり、怒ったり、喜んだり、哀しんだり。

佐藤愛子さんの人生を通じて、日々は単調に見えたとしても、山あり谷あり、喜怒哀楽

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まるごとたべる、川魚。(頭から尻尾まで)

まるごとたべる、川魚。(頭から尻尾まで)

普段食べているものは、すでに調理されているものであふれている。

じぶんが料理したつもりでいても、
鶏を庭から取ってきて捌くわけでもなく、
魚を釣って捌くわけでもなく、
畑に行って野菜を育て収穫するわけでもない。

便利な世の中のおかげで、私たちの生活はずいぶんと見えない世界が広がっているように思う。

食べ物もタンパク質とか栄養素の話ばかりが先行して、サプリだとか健康食品ばかりに興味が行きがちで

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