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陽キャでコミュ力ある江戸の「接続する民」たちの群像劇
個人的に来年の大河ドラマ「べらぽう」が楽しみです。
何が楽しみって、舞台が江戸の明和~天明期という、今に続く文化がもっとも栄えた時代だからだ。そして、主人公が、武士でも貴族でもない、町人の蔦屋重三郎であること。
蔦屋重三郎といってもご存じない方が多いと思うが、江戸時代の出版産業の名プロデューサーである。ちなみに、あのTカードのTSUTAYAは創業者がこの重三郎にあやかって付けたものとされている。
当の子育て世帯からも「いらない」と言われてしまう庁って
最近少子化周りの仕事も多くて、テレビや雑誌の取材もそれ関係が大半を占めている状況なのですが、Xなどで「こども家庭庁」についてポストすると、まあバズることが多い。
みんな不満持っているのだ。
しかも、不満を持っている層として、以前は、この庁に無関係な独身などが多かったのだが、最近はまさに子育て世帯の人が増えた。
このポストの引用ポストやリプライを見ていただければわかるが、「子育て世帯だけどあん
欠乏感とは所得の多寡ではなく「どれだけ取られたか」で決まる
「モノより思い出」という名コピーの広告があった。1999年の日産セレナの広告である。
1999年といえば、すでにバブルが崩壊して時がたち、直前に銀行や証券会社も破綻して、不景気まっしぐらと突き進む入口であり、若者にとっては氷河期と真ん中でもあった。
が、その頃はまだ国民全体に「モノより思い出」に共感できる心の余裕があった。
今、20-50代の現役世代は、心の豊かさより物の豊かさを重視するよう
若者が投票に行かないっていうけど若者以外も行ってない
今月末には衆議院総選挙があるらしいが、若者は選挙に、というか政治に無関心だという。
ワイドナショーに出演した笠松将という俳優が、言った言葉が話題になった。
非常に正直な感想だろうと思う。個人的には、そういう人がいたっていいと思う。自分だって40代になるまで選挙なんて興味なかったし(今もあるとは言えないが)。
ところが、これを「恥知らず」と罵倒した某シンガーソングライターがいたようだが、
政
産むことが「親」になることではない
終戦直後、戦争で親を失った戦災孤児が町中にあふれていた。
ある老僧は若かりし頃、そんな戦災孤児を見つけては引き取り、育てていたそうである。地方の小さな町の中だけであればなんとかなるかもしれないが(それでも大変だろうが)、この坊さんは出張でどこかに行くたびに、そこで出会った戦災孤児を見つけては連れて帰ったそうだ。
それに怒っていたのが彼の妻である。
まだ若いが一応住職ではあり、自分の寺を持ってい
政治的男女平等と未婚率と出生率
フランスの民間世論調査会社イプソスが実施した欧米やアジア、アフリカなどの各地域の29カ国計約2万1800人を対象にした調査で面白い結果が公表された。
詳しくは以下の記事を読んで頂きたいが
それぞれの国で、「すべてのグループの人々の平等を促進する試み」について、①やり過ぎ②少しやり過ぎ③適切④もう少し前進させる必要がある⑤さらにもっと前進させる必要がある⑥わからない――の6択で尋ねたところ、日本
「金がないと結婚できない」を否定する高齢・高収入・好環境者
これも飽きるほど何回も言ってることだけど、人間の本性なんてものは大昔の奈良時代だろうが現代だろうがたいして変わらない。
しかし、本性は変わらなくても、環境は変わる。環境が変われば当然そこにいる人間の行動は変わる。心の中で何を思っているかはわかりようがないので、目に見えるアウトプットとしての行動だけが見える化される。
しかし、行動は必ずしも「変わらない本性」通りではなく、時代時代の環境に応じて、定