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駆け出しセラピストに向けて

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#勘違い

「首の後ろが張る」は何が原因か?

「首の後ろが張る」は何が原因か?

毎週日曜日は【セラピストに送る言葉】を配信しています。

自分も含め、改めて考えることで「治療に役立つ気づき」になればと思っています。

立場やレベルにより、一言に含まれる【意味】は変わってくるとは思いますが、きっとどの先生にも役立つ言葉になると思います。

複数の原因を想定する「首の後ろが張る」という主訴で来店される方は多いですが、みなさんはこんな時、どんな原因を想定していますか?

ココで言う

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足の長さに影響を与える原因ってなに?

足の長さに影響を与える原因ってなに?

毎週日曜日は【セラピストに送る言葉】を配信しています。

自分も含め、改めて考えることで「治療に役立つ気づき」になればと思っています。

立場やレベルにより、一言に含まれる【意味】は変わってくるとは思いますが、きっとどの先生にも役立つ言葉になると思います。

カイロプラクティックでは、下肢長差検査と言って、左右の足の長さの変化を1つの指標にすることがあります。

「関節を鳴らす手技」の前後で比較す

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「サービスで治療しときました」は医療ではない

「サービスで治療しときました」は医療ではない

毎週日曜日は【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

⇧は、よくある初回のやり取りの一例です。
今回はコレについて、分かりやすく説明をします。

病院や歯科医院ならどう思う?病院や歯科医院は、「病気」を治すところです。
いっぽう治療院は、「症状」を治すところになります。

治すものは違えど、治すというゴールは同じなので、思考プロセスも同じです。

つまり、病院や歯科医院が治療として行わ

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【保存版】「対症療法を繰り返してきた患者さん」にやるべきこと

【保存版】「対症療法を繰り返してきた患者さん」にやるべきこと

毎週日曜日は【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

「対症療法では治らない」
ドクターショッピングをされてきた患者さんの多くが、口を揃えてこう言います。

しかし、分かっていても対症療法を受け続ける理由は、治らない一番の原因が「対症療法を受けていることだ」と気づいていないからだと思います。

対症療法を繰り返すイメージまずは、「対症療法を受け続けると、体がどう変化するか?」のイメージ

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駆け出しセラピストに送る言葉⑮

駆け出しセラピストに送る言葉⑮

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

今回は、「対症療法と根治療法の違いを正しく認識しよう」です。

一般的に症状を軽減させる方法には、「対症療法」と「根治療法」の2通りがありますが、セラピストでいる以上、それぞれの違いを正しく認識しておく必要があります。

「対症療法」と「根治療法」
話し手/聞き手の知識の有無により、解釈が全く異なる言葉というものがありますが、「対症療

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駆け出しセラピストに送る言葉⑭

駆け出しセラピストに送る言葉⑭

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

今回は、「効率よく勉強する方法」です。

<効率よく勉強する方法>
1.今の自分を把握する
2.未来の自分をイメージする
3.足りないものは何?
4.いつから始める?

1.今の自分を把握する
効率よく勉強するために、絶対に欠かせないのが自己分析です。

何を始めるにしても、まずは今の自分のレベルを把握しましょう。

コレが正確なほど

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駆け出しセラピストに送る言葉⑬

駆け出しセラピストに送る言葉⑬

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

今回は、「自分の売る商品を高いと思ってはいけない」です。

あなたの施術料は高いですか?
突然ですが、皆さんに質問です。

「売っている本人が高いと思う商品が、売れると思いますか?」

おそらく多くの方は、「そんなもの売れない」と思われるでしょう。どんなに高い商品であれ、少なくとも売っている本人は「高い」と思ってはいけないというのが商

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駆け出しセラピストに送る言葉⑫

駆け出しセラピストに送る言葉⑫

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

今回は、「【Dr.の考え=予想】は間違い」です。

自分の予想を伝えていませんか?セッションの中で、患者さんに状態を説明するのは当たり前のことですが、先生によっては『自分の考え』を伝えてしまっている方がいます。

「え?なんでいけないの?」

と思った方は成長するチャンスです。

今回を気に変えていきましょう!

じつは、僕たち【治療

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駆け出しセラピストに送る言葉⑪

駆け出しセラピストに送る言葉⑪

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

今回は「願いを叶えると、言いなりになるは全く違う」です。

患者さんからの願いとは患者さんの願いは、大きく2つに分かれます。

① 症状を治して欲しい
② 疲れを癒やして欲しい

<①症状を治して欲しい>
症状を改善するためには、原因にアプローチすることが必要になります。もし、原因以外にアプローチしてしまうと、予想以上に症状が長引いた

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駆け出しセラピストに送る言葉⑩

駆け出しセラピストに送る言葉⑩

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

今回は「症状の原因を1つ以上考えてください」です。

原因の数が多い人のほうが早く治る

「優秀な先生ほど1発で治せる」という言葉を、誤解している方がいますが、1発で治せるというのは、

・その症状が出る可能性(原因)をすべて考え
・目の前の患者さんに当てはめ
・適切な検査を行い
・絞り込んでいる

からできることなんです。

決して

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駆け出しセラピストに送る言葉⑨

駆け出しセラピストに送る言葉⑨

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

今回は「病気を治すことは禁止されている」です。

病気を治すのは医師だけ

どんな職業でも、「絶対に守らなければいけないこと」があります。

僕たちセラピストの場合は「病気を治すと言ってはいけません」。

これは、治療系であろうと癒やし系であろうと同じです。言っていいのは、医師のみです。

このことは、自分を守るためにも役立つので必ず

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駆け出しセラピストに送る言葉⑧<有料級>

駆け出しセラピストに送る言葉⑧<有料級>

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

『信じてはいけない情報の見分け方』第3弾は、「初心者・初級者向けの基礎の情報は、専門用語を使ってはいけない」です。

体に関する言葉は難しい解剖学に出てくるような名称は覚えればいいだけですが、生理学や生体力学をはじめ、症状や疾患に関わるような言葉は、知識の深さによって理解が異なる言葉になります。

かんたんな言葉=誰が聞いても「同じも

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駆け出しセラピストに送る言葉⑦

駆け出しセラピストに送る言葉⑦

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

先週の『信じてはいけない情報の見分け方』、第1弾は役に立ちましたか?⇩

今回は第2弾、『適用外になる人が誰かを書いていない情報は、信じてはいけない』についてシェアします。

適用外がない治療法はない
治療とは症状や疾患を治す行為で、その全てに適用というのが存在します。

例えば、花粉症が原因の発熱や鼻水、くしゃみには、風邪薬は効きま

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駆け出しセラピストに送る言葉⑥

駆け出しセラピストに送る言葉⑥

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

今回から数回に渡り、『信じてはいけない情報の見分け方』についてシェアします。

多くの情報が無料で手に入る時代だからこそ見極めが必要なんだということを知っていただくきっかけになればと思います。

第1回目は、「デメリットがない治療法はない」です。

デメリットがない治療法はない
世の中には多くの治療法がありますが、どの治療法にも共通し

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