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【乃東枯 夏至 初候 一】
十薬の
群れの一縷に
射す一縷
杉の間溢す
たまゆらの瑠璃
じゅうやく の
むれ の いちる に
さす いちる
すぎ の ま こぼす
たまゆら の るり
杉林の中、群生するドクダミの花に射し込んだ朝日を、。
この一年で読んだ本とか、。
この一年、隙間時間を利用して読んだ本をまとめてみました。
①『短歌ください』海の家でオセロ篇
穂村弘 KADOKAWA (途中放棄)
「ダ・ヴィンチ」に掲載された募集短歌を単行本にしたものです。幅広い年代の短歌が批評付きで掲載されて「今時」を知るには良い歌集かも知れませんが、、自分的には飽きてしまい2/3程読んだ所で止めてしまいました。
②『恋の短歌コレクション1000』
日本短
【虹蔵不見 小雪 初候 三】
切れ細む
いなりの眼
かき積みし
落ち葉に射す陽
まぼる静けさ
きれ ほそむ
いなり の まなこ
かき つみし
をちば に さす ひ
まぼる しづけさ
お稲荷様の祠の前にかき集められた落ち葉を。