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恋愛の顔をした暴力の恐ろしさ:『ジェニーの記憶』
重い作品。でも、観てよかった。観ないといけないと思った。間接的だけど性暴力描写がある作品の話になるので、フラッシュバックの恐れがある方は注意してください。
(あらすじ)
40代のドキュメンタリー映像作家・ジェニファー(愛称:ジェニー)は、仕事も順調で恋人とも結婚の準備を進めており、充実した日々を送っている。
しかしある日、実家の母親から慌てた様子で電話がかかってくる。あなたが少女時代に書いた
教育プログラムや現物支給より、現金給付がいいのはなぜか?:隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働
『隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働』 を読んでいます。
まだ全部読み終わっていないので(というか全部読み終わるかどうかはわからないので)、巻末の日本語版編集部の解説をまとめさせていただいてこの本で語られていることの大枠を紹介しますと、こんな感じです。
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・今日の世界には、「1970年代までは順調だった労働時間の減少が止まってしまった(国によっては上昇
勝手に整数にしないでよね:『夫のちんぽが入らない』
※この作品には漫画版もありますが(漫画版も好きなのですが)このレビューは原作の小説について書いたものです。
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面白いものをカテゴライズする方法って無限にあると思うけど、私の考える一つは、「交響曲的か、非交響曲的か」。
交響曲にも色々あると思うけど、今日日本で人気の高い曲の多くは、計算されまくってカタルシス(多くは第4楽章)に向かってくものだと私は考えている。それぞれの楽章にも緩急
ダメ出しされると死にたくなるあなたへ:『アダルト・チャイルドが自分と向きあう本』
※この記事、私の「膿出し」みたいな記事ですごい長いです。1万字以上あります。ワークに私が回答してるところは必要に応じて飛ばしつつお読みいただけると…読みやすいかと…。それでも長いので、時々タイの地獄寺の写真を挟むことにしますね。
頭では人格否定じゃないとわかっている。それでも、ダメ出しされるとこの世の終わりのようにつらい。先日、『ジェーン・スー生活は踊る』というラジオ番組に、以下のような相談が寄