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親の振る舞いより子どもの観察
子どもの頃、大人たちが子育て方針を自慢しあってるのを聞いたことがある。ある人は「厳しく」、別の人は「優しく、愛情を持って」、さらには「放任主義」、「厳しく、時に優しく」などなど。
自分は大人になったらどのタイプになればよいのだろう?などと考えた。
結論を言えば、どれも間違いと思う。
親が自分のスタイル、あり方ばかり気にしているからだ。親が子どもから、あるいは他人からどう見えるかなんて気にするのは
僕が一般企業で働きはじめた話
一般企業で働きはじめた。
驚かせてしまっただろうか?無理もない。一番驚いたのは僕だし、1週間わけもわからないまま働いて日曜日を迎えてもなお、明日はこれまで通り学校のある右側に最初のウインカーを出しそうである。
3月の半ば。皆が異動の内示を受けたその日、僕も校長室に呼ばれた。言葉は嘘をつけれど、身体はいつも正直だから、僕にはきっとまだ今の学校でやりたいことがあったんだろう、サッカーも志半ばだった
「あなたのためを思って」は、空想を見て相手を見ていない
「関係から考えるものの見方」(社会構成主義)たぶん第23弾。
「お前のためを思って言っている」「あなたのためを思って言っているのよ」という言葉は大概、「いや、自分にとって都合がいいから言ってるんでしょ」と感じるのはなぜだろう?
これはこいつにとっていいことに違いない、と「決めつけている」ことが、やられる側からしたら迷惑でしかない、ということが多い。ただ、本人は本気で「お前のためを思って」言ってい
教育虐待:被害者が加害者になるとき
先日、佐賀県鳥栖市に行ってきました。鳥栖両親殺人事件の起きた場所です。福岡県の博多の通勤圏内で、郊外の住民の意識は、佐賀よりも都市である博多に、経済的に豊かと思われている土地に向きがちな地だと聞きました。
いくつかのメディアと事件の関係者にお会いすることができ、いろいろと考えさせられました。ここのところ、教育虐待に関する取材が続き、1月22日にNHKあさイチ「人に言えないハナシ、教育やりすぎ?!
「教える」の多くは幼児的欲求?
面白い体験を伺った。とある女性が初めてテレビゲームをやってみたら、普段からやってる息子が「そこはこうしたほうがいい」「次はこうなるから気をつけて」と教えてくれて、かなりうっとうしかった、と。他方、やったことのない夫は一緒にドキドキしながらうまくいくと驚いてくれて、嬉しかったという。
その経験から、人間には教えたがる本能があるのではないか、という指摘がなされていた。これは大変面白い話だと思う。教え