ぬのT

2021年3月まで大学体育教員★中学からバレーボーラー★フェルデンクライスメソッド(動作学習支援)有資格指導者★シェルハブメソッド(乳児の発達支援)有資格指導者★日スポ協公認スポーツドクター★日スポ協公認アスレティックトレーナー★「コーチングバレーボール」に「動作原理」を書いた人

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デフバレー男子日本代表ブロック指導

2024年11月9,10の2日間、刈谷市の豊田自動織機体育文化センターで、デフバレー男子日本代表チームの合宿でブロック講習を提供しました。 あらためて、今回の機会をいただいたことにお礼をお伝えしたいです(デフバレーは来年の【デフリンピック@東京】に向けてどんどん認知度を上げていきたいとのことで、SNSにも思い切りアップしていきたいと思います)。 スタッフの皆さんもとてもよくしてくださり、思う存分やらせていただけました。 「ブロックはコミュニケーション」というのはU17の時

    • 行きたかった埼玉県研修会

      2024.8.25 「令和6年度埼玉県バレーボールスポーツ指導者義務研修会 兼2024年度都道府県別バレーボール指導者研修会」に講師として参加予定でしたが、直前に体調を崩し欠席してしまいました。(写真は埼玉県バレーボールスポーツ指導者協議会のFB記事からいただきました) 研修会の方は、共同講師の杉山哲平先生@札幌市立北白石中学校 に全てお任せして穴を空けずに済みましたが、「私が提供する予定だったこと」をnoteに書けば受講者の方々もは少しは得した気分になるかも?と勧められた

      • 「サーブミスもったいない」について(代表&育成レベル)

        パリ五輪の準々決勝の大事な場面でのサーブミスが話題になっていました。 こういう中でこんなツイートもあったので書いてみました。 田舎の中学で県大会に出れるかどうかのレベルでも、攻撃力に劣るチームが勝ち上がるには「サーブミスもったいない」はマイナスです。 12年前、ロンドンOQTのときに書いた記事を紹介します。 サーブミスが一番ダメージとして大きいのが、ミスを引きずって次のプレーに影響が出ることだと思います(だから、ある意味、気にしさえしなければ何でもない)。特に「次のサ

        • 練習(学び方)のコツ-指導者にこれだけは伝えたいこと-

          ・練習は「上手くなる」ためにやる ・上手くなるとは「動きの感覚」をつかむこと  ・「感覚」は人と場合でそれぞれなので「こんな感じでやればいい」は当てにならない(やってみてたまたま上手くいくこともあるけど) だから、「こんな感じでやればいい」「こうすればできる」といって教えるのには無理がある ・「どんなことが起きるか」でとらえる:「起きること」は物理現象なので、言葉や数字で表すことができる 「どんなことが起きるか、起きて欲しいか」をイメージできれば、「それが起きる時の感

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          正面じゃないと、正対しないとミスするのか?

          レシーブについてはゲーリー・サトウ氏が監督になった時に「正面で取れは不合理」ということが話題になり、かなり現場でも受け入れられてきていると思います(いまだに「正面」に固執するチームもありますが)。 【正面にこだわったら取れるものも取れなくなる】 ブロックも 【正面で正対してから跳ぼうなんて言ってたら、間に合うものが間に合わなくなる】 のは当然だし、男子代表の高橋選手とか物凄く幅跳びしています。 でも、それを評価する解説は皆無かもしれませんね。 細かいことを言うと 「正対

          正面じゃないと、正対しないとミスするのか?

          高校女子バレーの面白いフォーメーション

          前回訪問したときは2人だけのチームでしたが、この春に新入生5人+マネージャー2人が入部して、県の春季大会に出場、見事1回戦を勝ち抜きました。 その春季大会2回戦を見たのですが、【誰がトスを上げるのか分からない、トスを上げに行っても間に合わない】ということが目立っていたので、そこが整理できればと思って訪問しました。 選手たちの間では「ツーセッターからワンセッターに変えたい」という話もありながら、ワンセッター候補の選手は「自分が打たなければ」というのもあり、いろいろ試してみた

          高校女子バレーの面白いフォーメーション

          「ブロック」ってバレーで一番献身的なプレーだと思いませんか?

          バレーボール学会ではオンコートレクチャーを頑張って、結果は「敗北感」にまみれていたのですが、大きな収穫もありました。 1日目のシンポジウムで「バレーボーラーの強みは『献身姓』が高いところである」という意味のことをグレートベアーズGMの堺さんが仰っていたのですが、それで「ブロック」ってバレーで一番献身的なプレーなんじゃないかと思ったんですね。 確かに、サーブもパスもトスも、何ならスパイクも「味方のために」プレーするし、献身的なプレーって感動しますよね。 それに「献身姓」っ

          「ブロック」ってバレーで一番献身的なプレーだと思いませんか?

          2023年末、山形遠征

          初日:中学生男子クラブチームの練習事前に試合の動画をいただいていたので、いくつかネタを用意していましたが、実際にやったのは半分くらいかも? 1.まずは、キャッチボールで「体幹の動きで腕が振られる感じ」を確認。「首の屈曲」を頑張る選手がいたので、「首を頑張らないで投げれるか?」をやってもらいました。 2.次に「ボールの打ち付け」になったところで、「ヒットポイントをずらして、打つコースを操作する」という課題に取り組んでもらいました。これは、決め手となるMBが「打ちたいコースと

          2023年末、山形遠征

          部員が1年生と2年生計2人だけの高校女子バレー部にお邪魔しました(先生は元Vリーガー)

          部員が1年生2人だけの高校女子バレー部にお邪魔しました(先生は元Vリーガー)。 1時間半程でしたが、とても楽しい至福の時を過ごせました。 メニューは ・どこで捉えればどこに飛ぶかを掴むオーバーパス ・肘を上げない(上がるのはOK)スパイクスイング ・先生も入れて3人でバックアタックゲーム ・スイングブロックへのスタートの仕方(スプリットステップ) ・2枚でスイングブロックを揃える ・先生が自分で手上げして打ってくるスパイクをブロック&レシーブ バックアタックゲーム

          部員が1年生と2年生計2人だけの高校女子バレー部にお邪魔しました(先生は元Vリーガー)

          「痛み」について、フェルデンクライス・メソッドと認知行動療法

          介護予防センターというところで働いていて、そこには慢性的な「痛み」を抱えて不自由な日常生活を送っている人が結構いて、そういう方たちに指導しています。 「痛み」は害になるものを回避するためだったり、傷ついたところを無理して使わないで休めておくために大事な感覚です。 でも、都合のいいことばかりではなく「痛みを学習してしまう」という面も大事なことだと思います。 「特定の痛み」を回避する体の使い方が学習され習慣となってしまい、傷が癒えて動かせるはずのことができなくなってしまう。逆

          「痛み」について、フェルデンクライス・メソッドと認知行動療法

          二段モーションサーブ?

          「二段モーションサーブ」が話題になっていると聞いて、「サーブヒットのスイングの二段モーション」を想像してしまいました。ハンドボールの7mスロー(ペナルティスロー)で「ボールをつかんだままシュートモーションをやって、キーパーが動いたらタイミングを外してシュートする」みたいなものかと。 ところが、実際に動画を見たら全く違っていました。 これで「ポジショナルフォールト(いわゆるアウトオブポジション)」の反則になったわけですが、ルールはどうなっているでしょうか? 国際バレーボー

          二段モーションサーブ?

          パリOQT2023注目のブロック:高橋健太郎選手の「右脚踏み切りワンレグブロック」

          日本男子チームは2023年10月7日のスロベニア戦でストレートの勝利を収め、パリオリンピックの出場権を獲得しました。 本当におめでとうございます! ゲームそのものもとても素晴らしいプレーの連続で、ここまで素晴らしい感動を体験できるとは思わなかったほど、本当に凄い試合でした。 上に上げたXのポストは、セルビア戦で石川キャプテンが審判に詰め寄った場面のことで、テレビを見ていても何が問題になっているのか分かりませんでしたが、このポストで分かりました。チャレンジは「セッターの足」に

          パリOQT2023注目のブロック:高橋健太郎選手の「右脚踏み切りワンレグブロック」

          吸い込んだのは「完成の前に打たれた」から?

          男子ネーションズリーグ2023は開幕から10連勝で、予選リーグ2位という素晴らしい活躍を見せています。実況と解説も、プレーの内容や戦術について分かりやすく伝えていて、ても評判がよく隔世の感がありますね。 ただ、ブロックについてはまだまだ難しいなと感じることがあり、ツイッターに連投したのでここにまとめておきたいと思います。 特に、ブロックの腕に当たったボールがネットと体の間に落ちる【吸い込み】について疑問を持ちました。 空中姿勢が崩れて吸い込んだのは「完成の前に打たれた」

          吸い込んだのは「完成の前に打たれた」から?

          トスを上げるときは「ボールの下に入って、上げる方向に正対する」べきなのか??

          今回も質問箱にいただいたものです。 「今年度から本格的にセッターを始めた小6男子」の保護者の方から、でしょうか。 ・トスが割れるので「ボールの下に入る、体を上げる方向に向ける」練習をしたいのだが、家でできる練習は? ・「ボールの下に入る、体を上げる方向に向ける」練習は分けてやった方がいいのか? ・本人は「頭では分かっているができないのがもどかしい」様子 とのことです。 まず、 目的は「方向を正確にコントロールできるようになる」ことと解釈し、その前提で話を進めました。 なぜな

          トスを上げるときは「ボールの下に入って、上げる方向に正対する」べきなのか??

          「持ちパス解消」には「サイドセット」がお勧め &「スイングブロック」@高校女子

          今日は富山県内某高校女子チームに招かれて、講習を行いました。 新チームになって、セッターの「持ちパス」が気になるので見て欲しいという依頼でした。2時間余りの練習の中で、大変楽しい経験をさせていただきました。指導者の先生からコメントをいただき、公開の許可をもらえたので、紹介したいと思います。 最初にウォーミングアップでブロックステップをやっていたので、「スイングブロック」に取り組んでみてもらいました。 これまではブロック練習は余り行っておらず、サイドステップやクロスステップの

          「持ちパス解消」には「サイドセット」がお勧め &「スイングブロック」@高校女子

          女子バスケ日本代表ヘッドコーチが求める「常識」

          大学のチームが切り替わるタイミングに、「原点」としたいことの書いてある記事を上げておきたいと思います。 「怒らないコーチング」を日本のスポーツの常識に…女子バスケ代表・恩塚亨HCが掲げる「五輪で金」だけじゃない野望(Number Web日々是バスケ) バレー学会で講師の1人を務められてて話を伺いましたが、この方やっぱり凄いですね。 怒らないコーチング: 『怒るのは悪意をもってよくないことをしたときだと思う。志を持って、やり方もちゃんと理解して、自分自身を持とうとしてやって

          女子バスケ日本代表ヘッドコーチが求める「常識」