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学びになる文章の書き方

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どんな風に書いたらいいのか…と悩んだ時に読み直す記事です。とっても勉強になります◎
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記事一覧

審査員の私が、noteコンテストで「あなたを」落とした理由

審査員の私が、noteコンテストで「あなたを」落とした理由

【9月13日追記】以下のnoteを追加で掲載いたしました。
こちらを先にお読みいただいてから、本noteを読み進めていただけると幸いです。

以下、本文です。

「あなたを落とした理由」

こんなことを伝えるコンテストなんて、前代未聞ですよね。

noteで開催されているどのコンテストを見ても

と、書いてあります。

ですが、5月14日から8月5日まで開催されたこちらのコンテスト。

このコンテ

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エッセイは構成が命。作品を最後まで読ませるには

エッセイは構成が命。作品を最後まで読ませるには

たとえばエッセイ1本を書こうとするとき、
皆さんはどんなふうに構成を作るのだろうか?

実用やノウハウの記事とは違い、
エッセイには書き手の心情や、そこにしかない視点があって、

こうやったらこうなりますよ

のような順番で語られるものではない。

今日は本ゼミでnote創作大賞に向けたミーティングがあった。
創作に取り組む方々と一緒に、「最後まれ読まれる工夫」
について考えてみた。
そして終わっ

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【チャット文化】若者とのコミュニケーションで感じた違和感の正体

【チャット文化】若者とのコミュニケーションで感じた違和感の正体

昨日ツイートした一連の内容が思った以上に反響があったので、もう少し詳しくnoteに書いてみる。

昨日の午後、ぼくは東京都調布市にある「ドルトン東京学園 中等部・高等部」の酒井先生と打ち合わせをしていた。外部講師として、中学生・高校生向けに「書くこと」についての授業を行うことになったからだ。

この学校では、一般科目の授業のほかに、様々な外部講師を招いて行われるユニークな特別授業が多数用意されてい

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毎日更新をやめたら自分のnoteが書籍化された話

毎日更新をやめたら自分のnoteが書籍化された話

これは持論だが、

noterとして成長するには「仮説と検証」がすべてだと思う。

私さ、前はムリして毎日更新をしてたんだよね。
閲覧数?
毎回「9人」とかだよ。

驚愕の1ケタ。いや逆にスゴイよ。
閲覧数が1ケタで止まったnoteを書いたことある人いたらコメント欄で教えてほしいくらいだよ。絶対にいないと思う。

別にね、毎日更新することは悪いことじゃない。
でも、毎日更新という執筆スタイルは私に

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「伝わり方の濃縮還元ジュース」 - あなたが本当にその言葉を伝えたい人は、誰ですか? -

「伝わり方の濃縮還元ジュース」 - あなたが本当にその言葉を伝えたい人は、誰ですか? -

時は遡って4月ごろ。
所属するコミュニティの勉強会にて、
とあるカメラマンさんの書いているブログの話を聞いた。

そのブログは世界でたった2人しか見られない、
お子さんの成長記録を綴った非公開のブログ。
見られるのは彼と、その奥さんだけ。

「いつか、自分の子供たちにそれを見せてあげたくて」と
彼は言っていた。

私はその頃自分に起こった出来事を書いたnoteが偶然にもバズって、
世の中から見たら

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なぜあなたのnoteは読まれないのか

なぜあなたのnoteは読まれないのか

「9人」。

これ、私が初めて書いたnoteの閲覧数。

掲載してからもう3日も経ってんだよ? 3日も経ってこれ?

というかこの9人の閲覧数って、絶対に私の閲覧数も入ってるでしょ。だとしたらもう読んでくれた人って実質3人とかなのでは。

あまりに辛くてもうそのnoteのアカウントは更新してないんだけど、私この時、本気で考えた。

「なんで私のnoteは読まれないのか?」

9人という数字があまり

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新人ライターや編集者に教えている「文章は“リズムと通り”で読みやすく」

新人ライターや編集者に教えている「文章は“リズムと通り”で読みやすく」

今宵、本の深みへ。
編プロのケーハクです。

先日、とある大物の某先生が、某通信社との修正のやりとりで交渉決裂したという文章を、SNS上に公開するといった出来事がありました。

なにやら担当編集が「体言止めが美しい」という理由で、20ヶ所以上の赤字を入れてきたことが原因なのだとか。

「なるほど」

この展開からすると、完全に編集者が悪者になる感じだな〜と思っていたら、やはり「直す箇所がない!」と

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文体って、一体なんのことなのか

文体って、一体なんのことなのか

2018年がもう直ぐ終わるけれど、この一年で最も素晴らしかった出来事は、文体とは何か、がわかったことだと思う。
ごめん、ちょっと興奮して、言いすぎた。
文体とは何か、の、片鱗がわかったことだと思う。

これから書くことは、ひょっとしたら、ライター1年目の人にとっても常識なのかもしれない。え、そんなことも知らずに20年近くライターやってたの?と言われるかもしれない。

なんだけど、わたしにとって、

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いつでも誰でも誰とでも! 原稿相互フィードバック「YMO会」実施マニュアル

いつでも誰でも誰とでも! 原稿相互フィードバック「YMO会」実施マニュアル

佳きな原稿が書きたい…!!!

そのためには、人からたくさんフィードバックをもらうことが、超めっちゃ大事です。バリめっちゃ大事です。

ライターの成長自走を促す、原稿の相互フィードバックを推していくためのワーク、名付けて「YMO会」のやり方をマニュアル化しました。みんなこぞって使い倒してくれよな!

これは何についての文書?タイトル通り、いつでも誰でも誰とでも、「YMO会」を開催できるようにするた

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文章を書く前に、知っておきたい3つのこと

文章を書く前に、知っておきたい3つのこと

コピーライターとして、SNSやブログ、ホームページなど自分のメディアで発信した人、広告やプレスリリースなどを作りたい人、エッセイやコラムを書きたい、ライターとして記事を書く力をつけたいという方向けに、講座や個別指導をしています。

毎月100人以上の人の文章を添削してきて、気づいたこと。文章を書く前に、これは知っておいた方がいいなと思うポイントを3つに絞ってお伝えします。

①人はそんなに読んでい

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BtoB企業のnoteを徹底分析!ベンチャーの「ひとり広報」は何を書くべきか?

BtoB企業のnoteを徹底分析!ベンチャーの「ひとり広報」は何を書くべきか?

note運用に興味のある方……たとえば、BtoB企業の経営者や、ひとり広報の担当者に話を聞くと、似たような悩みを抱えていることに気づく。

「note、いいですよね。でも予算とリソースがなくて」

少し残念そうな表情でさらにこう続ける。「じつは弊社も一度noteを書いたことあるんです。でもぜんぜん読んでもらえなくて」と。

実際に記事を読ませてもらうと、多くのケースで「やってはいけないこと」「書い

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インタビューで目指すのは「カツカレー」!? VIEW OF INTERVIEWERS Vol.2 イベントレポート【sentenceLIVE#11】

インタビューで目指すのは「カツカレー」!? VIEW OF INTERVIEWERS Vol.2 イベントレポート【sentenceLIVE#11】

こんにちは、sentenceコミュニティライターのかにです。

他者にインタビューする機会は貴重なもの。私の数えるほどの取材経験のなかで、とある出来事がありました。取材先にインタビューのお願いと「当日はこんな質問をする予定です」という想定質問を送ったところ、快諾の返事とともに「質問への回答」というタイトルの文書ファイルが送られてきたのです。

A4用紙三枚にわたる詳細な回答をありがたく読みながら、

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編集を勉強しはじめた方に2つのいい記事見つけました。

編集を勉強しはじめた方に2つのいい記事見つけました。

今日は、勤務しているお米農家「稲作本店」で、とある方へのインタビューを敢行しました。近々、記事をアップできるかと思います。

「稲作本店」をご存じの方はそのまま楽しんでいただけると思いますし、そうでない方は「稲作農家がインタビュー?」という「疑問形」をそのまま持ったままご覧いただいたほうが面白いかもしれません。だって変ですよね、農家が自らインタビューをしてそれを記事にするって。

今日は私は裏方仕

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短い言葉で伝えられない時は、物語が代弁する。

短い言葉で伝えられない時は、物語が代弁する。

世の中には、物事の意味を一言で説明できない言葉がある。簡潔に定義をしようとすると、正確さに欠けてしまう類のものだ。

これはたとえば、「恋ってどういうものですか?」というような質問と同じで、分かりやすい説明やはっきりとした定義などこの世に存在しない。

僕は昨日、たまたま村上春樹氏の『村上春樹 雑文集』に収録されている「ビリー・ホリデイの話」というエッセイを読んでいて、このことに気づかされた。

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