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自律神経失調症とは??

こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。

今回のテーマは【自律神経】です。自律神経に関してはマガジンでまとめていくことにしています。

今回は【自律神経失調症】についてお伝えいたします。

○自律神経失調症とは?

この用語を聞いたことがある人は結構多いのではないでしょうか。でも、これが「身体のどこがどのように悪いのか」というのが非常に不明瞭なものだと個人的には思って止みません。

現に、お医者さんもよく分からないと思っているパターンがあるはずなんです。自覚症状があって何かしらの不調を感じているから病院に行ったにも関わらず「異常ありません」と言われてしまうケースがあるというのも前に申し上げた通りです。当事者の方からすれば、なんとかしてほしいのにお医者さんに頼ったのに、もうどうしていいのか分からなくなってしまいますよね。

なのでお医者さんの中でも「自律神経失調症」という診断を付すのに是非があるそうなのです。判断が分かれるようなのです。はっきり申し上げましょう。非常に曖昧なのです。

○日本心身医学会の見解

日本心身医学会では、自律神経失調症を「種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では気質的病変が認められず、かつ顕著な精神障害でないもの」と暫定的に定義しています。

……

分かりづらくないでしょうか。難しい。まぁ公の機関が提示するとなるとこのような感じになってしまうのは分かりますが、いかん分かりづらい。

というわけで、うまくまとめると

・自律神経に関係する不快な症状
・検査しても各臓器・組織に病的な変化が見られない
・目立った心の病気がない

といったところでしょう。

何か不調を感じるから「自律神経の乱れ」だということで決めつけない方が良いことがあります。個人的には「自律神経失調症」という用語を積極的に使いたくない理由はここにあります。自律神経の問題と決めつけて「実は鬱だった」というケースがあるからです。メンタル疾患が問題になると治療法・改善法も薬も変わってきます。この点については次回お伝えしていくことにします。

以下では自律神経失調の際に現れる症状をまとめました。

○各器官に現れやすい症状の特徴

●目

・眼精疲労
・霞んで見える
・焦点がいまいち定まらない
・目の乾きが気になる
・目の奥が痛い

このような症状は、交感神経が緊張していることによる血行不良が原因といえます。副交感神経が優位な時には、涙腺の分泌が増えて涙目になります。

●頭

前ではなく、こめかみのあたりがズキズキと痛むことが多くなります。これは、交感神経が緊張することによって末梢血管が収縮し、血行不良を起こしていることからきています。

●口

緊張しているわけでもないのに、喉が乾くことが多かったり、苦味を感じることが多いという症状が起きやすいです。

●耳

耳鳴りだったり、何かが詰まったようにクリアに聞こえないことがあります。

●喉

何だか圧迫感を感じたり、飲み込む時に違和感を感じたりします。

●呼吸器官

何も緊張していないにも関わらず、息苦しいと感じることがあったり、寝ようとして横になっても寝苦しくてなかなか寝付けないということがあります。これは、副交感神経が優位となって気管支周辺の筋肉を収縮させているのが原因だといわれています。

●消化器官

・吐き気、気持ち悪くなることが多い
・お腹がなんだか張っている気がする
・胃がもたれる
・お腹が鳴ることが増える
・便秘や下痢に悩まされる

などなど、胃腸は精神的な影響を最も受けるところです。

●心臓・血管系

・胸が急にドキドキすることがある
・息切れ、不整脈
・胸の圧迫感を感じる

などなど、心臓は自律神経の乱れを感じやすい臓器なので、交感神経が緊張すると心拍数が上がり、血圧も上昇することが多いです。

●手足

・痺れ
・力が入らない
・感覚が鈍い
などなど、末梢神経への血液循環が良くないため、夏でも手足が冷たい場合が多いです。

●筋肉・関節

・肩こり
・首が張る
・関節の痛み、だるさ

などなど。こりがひどくなると筋肉は硬くなり、動かすだけでも痛くなったりします。

●皮膚

・カサカサする
・痒くなる

などで、我慢できずにかきむしったりすると、痒みがもっとひどくなり周囲に広がっていきます。

●泌尿器官

・頻尿
・残尿感
・排尿痛

などなど。交感神経が優位になると排尿を促進し、副交感神経が優位になると尿を溜める作用もありますが、このバランスも乱れてきます。夜、睡眠中に目が覚めてトイレに行きたくなる回数も増えます。

●生殖器官

・生理痛
・生理不順
・外陰部の痒み
・制欲減退
・勃起不全

などなど。自律神経の乱れに加えて、性ホルモンのバランスが乱れてくることにも関連します。

○全身に現れやすい症状の特徴

●だるさ、疲労感

・だるい
・休んでも疲れが取れている気がしない
・朝起きるのが辛い
・何をするにしてもなんだかしんどい

などなど。思い当たる節がないのに、このようなことを抱きがち。自律神経失調の代表的な症状です。

●微熱

なんだか熱っぽい、平熱よりちょっと高めだけど、それ以上にもならない状態が続いたりします。これは自律神経失調が原因ではないこともありますが、ずっと続くようであれば注意が必要です。

●ほてり、冷え

暑くもないのに火照る、汗をかくことが多い場合など。汗をかく場合は全身でというより、手のひらや首から上にかけてが多いです。

また、夏でも手足が冷たい、冷えを感じる、腰が冷えるという方もいらっしゃいます。生活習慣が乱れがちの場合に多いです。

●めまい、立ちくらみ

軽い感じでクラッとしたり、急に体を動かした時に目の前が暗くなってフラフラっとすることがあります。

●食欲減退

・食事をする期間が空いているのにお腹が空かない
・大好物のはずなのに食べたいと思わない
・食べ物が喉を通っていかない

などなど、食欲が湧いてきません。

●寝不足、不眠

・疲れているのに眠れない
・やっと寝れたと思ったのに、すぐに目が覚める
・寝つきが悪い
・熟睡できない
・途中で何度も目が覚める
・いつも眠い

などなど。睡眠に問題を抱えることが多いです。

○精神面に現れやすい症状の特徴

●不安・恐怖

・特に理由はないけど不安を感じる
・なかなか落ち着かない
・憂鬱な気分が続くことが多い
・落ち込みやすい
・ネガティブシンキング

などなど。

●集中力、記憶力低下

・物事、作業に集中することが苦手
・慣れているのになかなか捗らない
・考えがうまくまとまらない
・大切なことなのに忘れてしまう

などなど。

●無気力感

・何をやるにしても億劫である
・面倒になり何もやる気が起きない
・何事も興味が湧かない
・意欲、モチベーションが上がらない

などなど。

●イライラ、怒りやすい、情緒不安定

・小さなことでイライラする
・すぐに腹を立てる
・攻撃的になることが多い
・周囲に当たり散らす

などなど、イライラしやすい。そうだと思ったら急に寂しくなったり、自分を責め出したりと情緒が不安定になりやすい。


といったところです。上記に該当するところが複数箇所あった方は、自律神経が乱れている可能性が高いです。

今後も自律神経系の発信をしていきますので、ご興味ある方はこの機会にフォローして頂けると嬉しいです。

今回は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございます。

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