自己効力感と自信〜感情のコントロールで未来を掴む〜
本日は「自己肯定感」と似たような言葉ですが、
少し違った角度である言葉
「自己効力感」
についてです。
過去記事ではいくつか「自己肯定感」の高め方
を記載しました。
最近は身近なワードになってきているため、
そもそも「自己肯定感」について記載していませ
んでしたので、「自己効力感」を説明する前に、
まずは「自己肯定感」から簡単に。
「自己肯定感」とは、ありのままの自分を認め
肯定する感覚のことを指します。
現代は情報社会です。特に、SNSなどでは
友人知人の様々な情報が入ってきますよね。
「SNS疲れ」というワードも生まれるくらいです。
このSNS疲れが起きている人は自己肯定感低めな
方かもしれません。
その理由は、他人との比較にあります。
○○さんは人生とても輝いていて楽しそう。
自分は平凡でつまらない人生でダメだ。
こんな風に思ってしまう人もいるのではない
でしょうか。
これは、他人と自分の人生を勝手に天秤にかけ、
他人の人生が輝いていたら、もう自分はそれに
比べてダメだ、もっとこうあるべきだという
思考回路に陥ってしまっています。
本来、他人にない部分で自分もたくさん努力
をして、今を生きているはずです。
少しの優劣で自分を否定して受け入れられない、
これぞまさに自己肯定感が低いと言えます。
そのため、どんな自分をも認め受け入れる。
そして、そんな自分を自分自身愛してあげる。
自分の価値は自分が決める。
その肯定こそが、前に進む力に繋がっていきます。
人間生きているだけで素晴らしいんです。
毎朝会社に行くために起きているのも偉い。
コロナのため外出自粛しているのも偉い。
些細なことでも自分をたくさん褒めてあげ、
自分を肯定する癖を付けるといいでしょう。
では、「自己効力感」はどんな感覚でしょう。
「自己効力感」とは、ある状況下において、
自分がその事柄を達成できる可能性がある
ということを認知している感覚です。
これは、簡単に言えば自分を信じてあげられる力
つまり「自信」に繋がるものです。
英語では、「Self-efficacy(セルフエフィカシー)」
とも言われ、自己可能感とも訳されます。
スタンフォード大学のアルバート・バンデューラ
教授によって提唱された社会的認知理論の1つと
されています。
自己肯定感は達成できようができまいが、
とにかくどんな状況に陥った自分をも認めて
肯定する感覚でしたが、
自己効力感はそもそもそれを達成できると自分
を信じられる力であるという点で異なります。
自己効力感が高い人は、物事において失敗を
恐れず、達成できるという自信を持って、
ポジティブに取り組むことができます。
そのため、前向きに挑戦ができますし、
行動量も格段に上がります。それによって、
良い行動サイクルが生まれ、目標なども達成
可能性が高まります。その達成が更なる自信に
繋がり、自己効力感をさらに高められるという
ことになります。
また、自分の可能性を認知しているからこそ、
どんな障壁に遭遇しようとも、恐れず諦めず、
最終的な達成というゴールだけを見つめ、
果敢に挑戦をすることぎできます。
では、この「自己効力感」を高めるには
どのようにしたら良いのでしょうか。
先日読んだ本を参考にお話しします。
参考:星渉 神メンタル「心が強い人」の
人生は思い通り
それは「できた」という体験をすることです。
できたということの大小は問いません。
ささいなことでもできたという体験を1つでも
多く積むことが大切です。
腹筋が1回できた
5分早起きできた
このような小さなことでも大丈夫です。
また、その際は「小目標の設定」も合わせて
行うといいでしょう。
いきなり大きな目標を定めるのではなく、
小さな目標をたくさん設定し、1つずつクリア
していきましょう。
この積み重ねが自信につながります。
また、よく言われる「根拠のない自信」を
持つということも自己効力感を高めることに
つながります。
理由は特にないけどできるはずだ!
こう思い込むことって案外大事です。
ぜひ、自己肯定感と自己効力感を高め、
自分本来のパフォーマンスを発揮してください。
それでは。