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#商売
億を売る妻No.21 スマホを最大のツールとして使う
妻はいつも肩から斜めがけして、
ケータイをぶら下げ、
A4ファイルとペンを
肌身離さず持っています。
朝起きてすぐにでも、
食事の時にも、
買い物中でも、
人と会話中でも、
お風呂から上がってからも、
何をしている時にでも、
スマホと共に生活を送っています。
売れた商品や売上の確認、
在庫の状況と仕入れの手配など、
売れる度に在庫数を入力し、
在庫が少なければ
仕入れ先に連絡し発注を
スマホで
億を売る妻No.18 出産しながら稼ぐ
妻は仕事に没頭する日々を
続けていく中で、
新たな出来事が起こりました。
妻が3人目を妊娠した事がわかったのです。
妊娠がわかってからも、
仕事の手を緩める事はありませんでした。
長女と次女で経験した出産の苦しみを、
味わうと仕事に支障をきたす為、
無痛分娩をする事に決めていました。
出産する日時も決まっていましたが、
妻は当日の直前まで仕事をしていました。
商品の買い付け、写真撮影、商品の出
億を売る妻No.17 予測で判断しない
アルバイトさんに、
来てもらうようになってからも、
自宅マンションでの
仕事を続けていました。
始めは1人のアルバイトさんに
手伝ってもらっていましたが、
徐々に販売数を増やしていきました。
極力リスクは避けたい妻でしたが、
梱包作業が追いつかず、
アルバイトさんが
2人、3人、4人と増えていき、
マンションは、
在庫で溢れ返り出していきました。
3LDKのマンションで、
家族4人在庫まみれ
億を売る妻No.16 秒単位のスピードにこだわる
妻との仕事は正にスピードとの戦いでした。
朝が起きられない妻ですが、
起きて自身の身支度を済ましてからは、
自分が起きる時間が遅いのが、
原因にも関わらず、
私に、
「早く! 早く! 遅い! 遅い!」
と連呼してきます。
子供達を「起きろー!」と叩き起こし、
起きない時は寝ている状態で、
朝ごはんも食べささずに、
保育園に預ける事もありました。
いつも保育園を出るところから、
業務がスタートし
億を売る妻No.14 徹底的にリスクを避けようとする
新築のマンションも完成し、
実家を離れて新しい暮らしがはじまりました。
妻も1人で仕事をする事では、
手が回らなくなっており、
アルバイトさんに来てもらう事になりました。
私の仕事はというと、
営業のインセンティブも、
基本給にプラス7万円くらいは
付くようなっていました。
営業面では順調だったのですが、
上司との折り合いが悪くなっていました。
私も30代半ばに差し掛かっており、
ある程度自分
億を売る妻 No.11 商売を継続する道を選ぶ
妻が商売を始めてからも、
相変わらず貧乏生活は続きました。
妻は食品は激安スーパーで買い込み、
食事は閉店間際の見切りの惣菜を買い、
お酒は1.8リットルの紙パックをチビチビ飲んでいました。
休日お昼は決まって安上がりな、
焼きそばを食べました。
私が休みの日のほとんどは、
妻の買い付けに同行して、
仕入れ先を探しまわりました。
それでも何とかやっていっていたのですが、
また新たに問題が起こ
億を売る妻 No.6 人の問題を自分の事のように考える
勢いよく辞めてみたものの、
再就職への道は厳しいものでした。
彼女はここを離れる気が無かったので、
私が自動的にこの町で再就職するしかありませんでした。
しかし人口2万人ほどのこの町には、
職種自体も少なく私に出来そうな仕事もなく、
ここから車で1時間程度で通える、
大手企業が支店を構えるくらいの街があり、
そこで仕事を探す事にしました。
条件はもちろん初任給がある程度貰えるところと、
も
億を売る妻 No.3 悩みに当てるヒマな時間が存在しない
はじめて会った日以来、
彼女は毎日のように私の住んでいるアパートにくるようになりました。
勢いよくアパートの扉を開け、
上下ジャージ姿で上り込んできました。
私の晩御飯が心配だからと、
お母さんが作ってくれたご飯を
持ってきてくれたり、
動画で感動したと、
泣きながらパソコンを手に持ってきたり、
彼女が友達と飲んでいる所に
至急来いと呼び出されたり、
私は内心彼女が今日はどんな感じでく