
春になると「うつ」になりやすいって本当?
今日から3月。
桜の開花予想が話題に上がり始め、春の訪れを少しずつ感じる季節となってきましたね。
新年度を前に、期待に胸を膨らませる一方で、何となく落ち着かない気持ちになっていませんか?
私も以前は「春にゆううつになるなんて、気の持ちようだ」と思っていました。
でも、実際に経験してみて、その考えがどんなに危険だったかを痛感したのです。
春の足音と共に感じる、あの何とも言えない不安感について
最近、心理カウンセラーの方の興味深い記事を拝見しました。
3月から4月にかけては、実はうつ病になりやすい時期だそうです。
私自身、うつ病を経験した一人として、この話題は他人事とは思えませんでした。
今日は、この記事から学んだことと、私の経験を交えながら、春季うつ病の予防と対策についてお話ししていきたいと思います。
実は私も、以前は「自分はうつ病になんてならない」と過信していました。
仕事も、人間関係も、健康管理も、すべて自分でコントロールできると思い込んでいたのです。
でも、気がつけば心も体も限界まで追い込まれていました。
同じような経験を、誰にもしてほしくないという思いから、この時期にこそ、この話題を取り上げることにしました。
3月から4月にかけて、私たちの生活には大きな変化が押し寄せます。
卒業式、転勤の辞令、新入社員としての入社、新入生としての入学など、人生の節目となる出来事が目白押しです。
新しい環境で頑張ろうという意気込みに満ちあふれる一方で、知らず知らずのうちにストレスも溜まっていきます。
記事の中の心理カウンセラーによると、このような環境の変化そのものが、実はストレスの大きな要因になるのだとか。
特に印象的だったのは、喜ばしい出来事であっても、その「変化」自体がストレスになり得るという指摘です。
たとえば、憧れの会社に入社できる喜びの中にも、新しい環境への不安が潜んでいたり。
希望の部署への異動が決まったのに、その責任の重さに押しつぶされそうになったり。
こういった複雑な感情の揺れ動きは、誰もが経験することなのだと思います。
私の場合、就労継続支援A型事業所で働きながら、SNSでの情報発信やnoteの執筆に挑戦する中で、やはり同じような不安を感じることがあります。
新しいことを始める時の期待と不安。それは、きっと皆さんも似たような経験をお持ちではないでしょうか。
春の気候変動が、心と体に与える影響について
気候の変化も、実は私たちの心身に大きな影響を与えているようです。
心理カウンセラーによると、冬から春への移り変わりの時期は、気温の変動が特に激しいのだとか。
朝晩は冷え込むのに、日中は暖かい。このような寒暖差が、私たちの体に大きな負担をかけているそうです。
私も、糖尿病や循環器系の持病があるため、この季節の気候変動には特に敏感です。
たとえば、昨年の3月。ある日の朝は5度だったのに、昼には20度近くまで上がり、夕方には急に冷え込んできて、体調を崩してしまいました。
このような気温差が10度以上もある日は、体が適応しようと必死に働くため、知らず知らずのうちに疲労が蓄積されていくそうです。
さらに、春特有の気候の特徴として、菜種梅雨という現象があります。
まだ寒さの残る時期に、長雨が続くことで湿度が上がり、低気圧の影響も重なって、体調を崩しやすくなります。
実際、私も腰痛持ちなのですが、この時期は特に症状が出やすくなります。
気圧の変化で体が重く感じたり、なんとなくだるさが続いたりすることも。
このような身体的な不調が、心の状態にも影響を与えているのかもしれません。
心と体のサインに、早めに気づくことの大切さ
記事の中で、うつ病には心理的な症状と身体的な症状があると説明されています。
心理的な症状としては、気分の落ち込みや、今まで楽しめていたことが楽しめなくなる、不安感が強くなる、物事を悪い方向に考えてしまうといった変化が現れるそうです。
私の場合、最初は「ただの疲れ」だと思っていました。
でも、次第に自分を責めることが増え、イライラやあせりが強くなっていきました。
今思えば、これらはすべて重要なサインだったのです。
特に注意が必要なのは、「死にたい」という思考が現れた時。
これは深刻な警告サインだと、記事の中の心理カウンセラーは強調されています。
身体的な症状も見逃せません。
食欲の変化や睡眠の乱れ、動悸、頭痛、肩こり、だるさ、胃腸の不調など。
私の場合、不整脈や心房細動の症状が悪化したり、血糖値のコントロールが難しくなったりしたことで、ようやく
「これはただの疲れではない」
と気づくことができました。
うつ病の予防と対策 ~無理をしないことが最大の予防法~
記事の中で特に強調されていたのは、
「誰でも環境が変われば、すぐには適応できないもの。それなのに『頑張らなければ』『もっとできるはず』と自分を追い込んでしまうと、ストレスはより強くなってしまう」
ということ。
この言葉を聞いて、私は深く、うなずかずにはいられませんでした。
以前の私は、新しい環境でも完璧にこなそうと必死でした。
たとえば、就労継続支援A型事業所で働き始めた当初。
慣れない仕事でミスをしても「もっとできるはず」と自分を責め、休憩時間も返上して仕事を覚えようとしました。
結果として、体調を崩し、かえって周りの方々に迷惑をかけることになってしまいました。
うつ病の予防には、休息が欠かせないと説明されています。
仕事も勉強も、完璧を求めすぎず、70点を目指すくらいでちょうどいいのだとか。
「失敗は誰にでもある当たり前のこと」
という認識を持つことも大切だそうです。
今の私は、朝活で読書をする時も、腰痛が出ないように適度な休憩を取ります。
noteの執筆も、無理のない範囲で行うように心がけています。
以前のように「もっと頑張らなければ」と自分を追い込むのではなく、できることから少しずつ。
そんな気持ちの余裕を持てるようになりました。
また、規則正しい生活も重要なポイントだそうです。
バランスの良い食事を3食しっかりと取ること。
私の場合は、糖尿病もあるので、特に気をつけています。
朝食をしっかり取ることで、午前中から集中して活動できる。
夜は決まった時間に軽めの夕食を取ることで、安定した睡眠にもつながっています。
日光を浴びることも効果的だとか。
私は朝の読書の前に、近所を15分ほど散歩することにしています。
春の柔らかな陽射しを浴びながらのウォーキングは、心も体もリフレッシュできる大切な時間です。
運動は無理のない範囲で。
たとえば、電車通勤の際は一駅分歩くとか、エレベーターの代わりに階段を使うとか。
そんな小さな積み重ねでも十分効果があるそうです。
五月病との関係 ~春から初夏にかけての心の変化~
よく耳にする「五月病」は、実は正式な医療用語ではないそうです。
うつ病のような症状を指した言葉で、特にうつ病との大きな違いはないとのこと。
一般的に、新入社員や新入生が5月頃になって強い不安を感じたり、無気力になったりした時に使われる言葉なのだそうです。
私も以前、5月病という言葉を軽く考えていました。
「気分の問題でしょう」とか「慣れれば治る」とか。
でも、実際には深刻な心の不調のサインかもしれません。
3月や4月は気持ちも高揚していて、多少の疲れも気にならないもの。
でも、それが5月になって一気に押し寄せてくることがあるのです。
たとえば、新入社員の場合。
4月は研修期間で、周りのフォローも手厚く、新しい環境にもなんとか適応できている気がします。
でも、5月になって実際の業務が始まると、急に不安になってきたり。
まわりの先輩たちが当たり前のようにこなしている仕事が、自分にはうまくできなくて落ち込んだり。
私の場合も、SNSでの発信を始めた当初は意気込んでいましたが、1か月ほど経って現実の厳しさに直面し、
「自分には向いていないのかも」
と悩んだ時期がありました。
でも今は、そういった気持ちの揺れも、新しいことを始める時には自然な反応なのだと理解できています。
大切なのは、こういった気持ちの変化に早めに気づき、適切な対処をすること。
心理カウンセラーの方は、もし心配な症状があれば、遠慮せずに専門家に相談することをおススメしています。
心療内科や精神科への受診に抵抗がある場合は、まずかかりつけの内科の先生に相談するところから始めても良いそうです。
明るい春を迎えるために ~今からできる準備と心構え~
春の訪れまで、もうすぐですね。
桜の開花が待ち遠しい一方で、新年度への期待と不安が入り混じる、そんな気持ちの方も多いのではないでしょうか。
でも、この記事を読んでくださった皆さんには、ぜひ覚えておいていただきたいことがあります。
それは、心と体の不調のサインに早めに気づき、適切な対処をすることの大切さです。
私自身、以前は「自分がうつ病になんてなるはずがない」という過信があり、多くのサインを見逃してきました。
でも、何も知らずに頑張り通すことは、かえって危険なのです。
休むべき時にしっかり休む。
完璧を求めすぎない。
そんな余裕を持つことが、実は一番の予防になるのかもしれません。
うつ病の予防法を知っているか知らないかで、その後の人生は大きく変わってきます。
私の場合、以前は無理を重ねて体調を崩してばかりでしたが、今は適度な運動や規則正しい生活を心がけることで、安定した日々を送れています。
新しいことにチャレンジする時も、「すべてを完璧に」ではなく、「できることから少しずつ」という考え方ができるようになりました。
これから春を迎えるにあたって、皆さんにもぜひ実践していただきたいことがあります。
朝日を浴びながらの短い散歩や、規則正しい食事、適度な休息。
一つひとつは小さな習慣かもしれません。
でも、これらを意識して続けることで、心も体も健やかに保つことができるのです。
最後に、もし不安な気持ちになったら、一人で抱え込まないでください。
専門家に相談することは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、自分自身を大切にする賢明な選択なのです。
心配な症状があれば、まずはかかりつけの先生に相談してみるところから始めてみませんか?
春は、変化の季節です。
でも、その変化をうまく乗り越えることができれば、きっと新しい景色が見えてくるはずです。
みなさんが、この春を心健やかに過ごせますように。心からそう願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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