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平和を感じる_ トラウマセラピーと勇気付けセミナーで変化したこと。
トラウマセラピーと勇気付けセミナーの2本立てにより、私は30年間続いた生きづらさからの脱却を試みている。
アンガーマネジメントの資格、サプリメント療法、カウンセリング、通院を過去に試してみたが、なかなか変化が感じられなかった。(金銭的にも難しかった)
セラピーで幼少期からの小さなトラウマを処理しながら、勇気付けセミナー(オンライン)では、実際の対応の仕方やその理論を情報として大脳皮質(認知)から入れる。また他の参加者の意見や状態を知ることで刺激を受ける。
私にとっては効果的だった。
セミナーとセラピーを初めて、1年と3か月くらい経過した。日々の自分の変化を感覚でしっかり感じられる。
平和な日常に戸惑うこともあった。
ある日、朝目覚めたら、隣で旦那が寝ているのを見たときに、なんともいえない違和感があった。
嫌な気持ちやツラさもない、苦しくもないんだけど、楽しくもないし嬉しさもない。この何も刺激がない状態を、体の感覚や心で"物足りなさ"のような違和感を感じていたのだ。
「なんだこれ、どういう心境なんだ私は…?」少し気持ち悪いような、変な違和感だった。
何日か体験すると、違和感は無くなっていき、これが平和・平穏な環境なんだと知った。
そして、私自身も、当たり前のように安心・安全な状態の体と心でいるんだと知った。
平和とはこのように感じるのか…物足りなさもあるけど、これが幸せというものなのかな…と寝ぼけた頭で考えた、そんな日があった。
同じように実家で暮らしていた昔にも、何も起きない(親が感情的にならない等)日もあったはずだ。なのに、私の体はいつも交感神経がアップした状態でいる癖がついていた。
親の目を気にして、親の足音を気にして、親が起きる音に敏感になり、親の会話が気になり自分の事を話していないか気になっていた。親がどう感じるのか気にしていた。何か言葉にして伝える際も、相手と同じ意見でないと"間違いになる"のか、親の正論で言いくるめられる。感情で否定される。
気がついたら外の世界に対しても同様になっていた。カフェでは近くの人の会話が気になり、感情が気になり、職場でも同じ。人との境界線が引きにくい。相手の機嫌に意識が向き気になり、怯える。相手の機嫌を損ねないよう振る舞い…常にどこでも「気にしすぎ」な人間になった。
でも幼少期から、親を「気にしないと」やっていけなかったのだ。しょうがないことなのだ。
自分も大事にして他人も大事にすることなんて可能なのか?と思うかもしれないが、可能だ。自分も他人も大事にできない時期があったように。。
社会人になり、さらに私の神経系は悪化していった。寝ても覚めても漠然とした不安が消えない。
家の中では体も"あるがまま"のリラックスした状態ではいられなくなっていた。
トラウマは神経に冷凍保存されるように蓄積されるらしい。
今はセラピーとセミナーのおかげで、私の神経系は正常に機能するように徐々に変化していった。
交感神経と副交感神経が、ちゃんとそれぞれ必要な場面で働くようになった。
それゆえ仕事のことでも悩まなくなり、平和な環境(夫が提供してくれる)を平和な感覚・感情・思考で生きられるようになった。
そうなると、私は自分がしたいことが沢山でてきた。昔ならどうせ続かないかも…私には無理かも…と条件反射的に感じていたのに、その思考が起きない。やめるならその時はその時。無理かどうかは関係ない。それらはイケナイ事ではない。
まずやってみたい、参加してみたい、できるようになりたい欲がこみあげてくる。ポジティブな感覚になる。自分のタイミングでやりたい時にやれる!自分で選択できる!計画できる!ことに幸福感も感じられた。スタートもストップもエンドも自分のタイミングでいい、良し悪しもない、価値判断が生じなくなったのだ!
昔から心の底にあったもの、コアな私が、ようやく出て来れたのだ。先生はそう言っていた。
トラウマがとれて自分を縛るものから開放されたとき、あなたは自由に羽ばたけると思いますよと言われた🕊
本来持っていたエネルギーを押さえつけられて、これまでは負の方向に使っていたらしい。そのエネルギーをプラスに使えたら、なんでもやりたいことをやれる自分になれる。「なんだって、どんな事でも出来ますよ!」と言われた。自分の中に何かが開いたイメージがあり、しっかりとプラスの感覚を捉えていた。
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標題の記事はここで終わりです☕️
私が受けているトラウマセラピーと勇気付けセミナーについて、もう少し掘り下げて下記に記載させていただきました。(先生からご依頼をいただいたので、了承は得ております🙇♀️)
①勇気付けセミナーで学んだこと・気付き
勇気付けセミナーは、カウンセリングと似ていて、大脳皮質から情報として入ってくる。
またオンライン上のロールプレイを通して、2通りのパターンを実際に体験できる。その後、皆さんがどう感じたのか、何に気づいたのかを話す場が設けられる。
ロールプレイのポイントとして、出来事は同じでも、対応(言葉がけ)を変えるだけで、感じ方・受け取り方がどれほど違うのかを体験できる。そしてこれはあくまでロールプレイなのに、傷ついたりイラついたり、悲しくなったり、安堵感があったり…心は敏感に動くのである。これがロールプレイではなく実際の家族間での会話だったら…? もっと心に響くのではないだろうか。
認知として対応や理論を学ぶだけでは、忘れてしまったり、実際には行動に移しにくい。ロールプレイで先生や他の参加者と関わることで、しっかり記憶として染み込む。
②セラピーで得たもの、気付き、感じたもの。
セラピーは言葉よりも脳幹に直接アプローチするものなので、言葉での説明が難しい…💦分かりにくかったらすみません。。
結論を先に言うと、セラピーの効果は"人と他人を切り離して捉える"が、可能になる事だと思う。 本来のコアの自分(生まれた後に環境要因によって、影響を受ける前の)に戻れるのだ。ニュートラルなベースになる感じ。
いま自分が悩んでいる問題(課題)は、過去の自分の感覚(体)から→過去の感情(心)に支配されている状態らしい。
対人関係でイライラ、不安、怒り、羞恥心…etcそれらは、生まれたばかりの赤ちゃんは何も思わない。トラウマの蓄積が少ない幼児もそこまで感じないかもしれない。(子どものほうが蓄積が少ない分、ストレスに強いらしい)
なんらかのトラウマとなる出来事があり、そこから様々な負の感情になる。この蓄積が、今の様々な症状を引き起こしているのは、過去の記事でも書いてきた。
最終的な効果としては、自分の感情のコントロールを、自然と脳や神経ができるようになり、それを自分自身で感じられる。そして初めて少しずつ、人と他人とを切り離して捉えられるように、脳が動くようになるのを、私は日時生活で感じるようになった。👭
例えば、夫にイライラしたり、信じられない!!と感じていた出来事が以前からあったとする。
同じ出来事が起きたある日、これまでの条件反射的な感情・思考が自分の中に発生しない。条件反射も神経なのだ。その神経に蓄えられたトラウマが処理された後では、脳が自動的に神経を調整する機能が正常化したのだ。そして「いや待てよ、自分と他人とを切り離そう」と思考している。意図せず自然に、気付いたら感情や思考をコントロールできる自分になっているではないか!💡
静かにびっくりした。静かに嬉しかった。
先生が良く言っている、ハート神経♥️だ。 自分がハート神経♥️で居ることの大切さ。 トラウマよりハート神経♥️の状態で、人に接することで、相手に勇気付けの対応が可能となる。
問題となる出来事は同じ。これまでは、交感神経が上がりセーブできず、条件反射に思考・感情(※1)をぶつけていた私が、→交感神経がさほど上がらずに、副交感神経優位な自分をなんとかキープでき、思考・感情(※2)をぶつけない私になった。
ぶつけずに済んだ理由として、※2思考・感情が、※1の思考・感情とは別物だった。
※2の方は多少なりともネガティブさを含んでいたが、※1ほど強くはない。
結果として、セミナーで学んだことを実際にできるようになった訳だが、セミナーで学ぶだけでは限界があり、ニュートラルで居られない私には無理だったと思う。。
まずセラピーでトラウマの渦から抜けだす…これが何より大切で優先だと感じた。
③セミナーとセラピーの関連性
セラピーで過去のトラウマを処理して、今を生きている状態にならないと、いくら実践しようと頭で試みても、神経が凍りついていたら…体の感覚がトラウマに支配されていたら…
どうにも認知(頭)だけでは、実践は難しいように感じた。フラットなニュートラルの状態に自分が居れれば問題ないのだが、なかなか一人ではそこまで持っていけない。幼少期に問題が表に出ている人、表には出ていなかったが苦しんだ記憶が多い人、よくわからないけど何か生き苦しい人…トラウマの渦に生きているからだと思われる。
日常生活において困っている事がある、どうしても上手くいかない、生きにくいと感じる…
苦悩されている方には、一度セラピーを受けることも試していただければと思う。生きにくさの根本となっている過去のトラウマを取る事で、どれだけ今の状況が楽になるのか…これは体験する前までは理解できなかった…
まずは自身の生きにくいところからの脱出をする。
そして勇気付けセミナーでは、対人関係を落とし込む。自分と関わる人(特に家族)を生きにくい人間にさせないよう、対応を学ぶ。自分の価値観を改め、勇気付けの対応で接して、自分の価値観を相手に押し付けないようにする。
「生きにくい人間にさせないよう」と書いたが、具体的に言うと、その人にトラウマを与えないように、その人の勇気をくじかないように、だ。
身内であればあるほど、勇気くじきをしやすい。つまり「相手のために…」と思いながら、無意識にも自分を優先し相手を潰している。。
相手のために…と「誰がそう思うのか?」いつも先生から言われる言葉だ。相手が望んでいるのか、それとも相手の為になると自分が思っているのか。主語が自分である以上、自分の課題。
セミナーではこの辺りも深く学びます。
セラピーとセミナーの違いはコチラでも記載しました。↓