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ユニクロ着てユニクロに行く
日曜日の買出しの際、ユニクロに寄って欲しいと嫁から言われた。
なにかがセールになっているそうで素直に運転手をする。
ユニクロに着く
店につき店内に入った所で気がついた。
しまった!上はユニクロの白いシャツで。
下もユニクロの黒いパンツだ。
詰まる所、全身ユニクロで来てしまった。
店内がザワつき出す
店に入ってすぐ、正面にいた男性が小声で隣の女性に話しだした。
「おい、見てみろよ。あ
なぜおばあちゃんはアメちゃんをくれるのか?(600文字)
電車で向かいに座ったおばあちゃんがアメをくれました。
よかったらどうぞ
いや、よくないでしょ。
悪気はありませんが。
見ず知らずの人から食べ物をもらうのは抵抗があります。
アナタが組織に雇われた暗殺者で。
私に害をなそうとしていないことは理解しています。
丁重におことわり
連れていたお孫さんにアメをあげるところを見ていたのですが。
もしかしたら、ほしそうな顔をしていた?
いやい
小牧空港に向かう鳥山先生専用道路の話(600文字)
このお話はフィクションです
鳥山明さんの都市伝説をモリモリでやってみます。
小牧空港
愛知には2つの空港があります。
国際空港となったセントレアができるまで。
今ではあまり使われていない小牧空港が名古屋の主要空港でした。
当時この空港を使い、締切直前の原稿を集英社へ送るマンガ家がいました。
長者番付1位
それが、突如長者番付に登場した鳥山明さんでした。
鳥山さんは当時アシスタント
ハヤブサの犯人を語る家族(600文字)
父『今回も面白かったね。』
娘『やっと観たの?』
母『私もあのドラマが今一番気になってるわ。』
父『アレ誰が犯人なんかな?消防団の中にいるって?』
娘『やっぱりあのソーラーの人じゃない?』
父『あの市役所の人やと思うわ』
娘『それママも言ってた』
父『あそこ買い取って教団の本拠地にする気じゃないかな?
だから何年も前から調べてたとか』
母『語るなぁ~、語る男はウザいわ!』
父
お前が何を考えてるかはおみとおしだ(600文字)
『ちょっといい?』
ママから話しかけられた。
すかさず私は答えた。
『ダメ!』
そう、ダメなのだ。
さっきの『ちょっといい?』からうすく怒りの色が見て取れたのだ。
おそらくだが、この後に続く言葉に私が喜ぶものは含まれていない。
それも何一つとしてだ。
玄関カメラをのぞくと、知らない奴が立ているようなものだ。
そう、これは私の居留守なのだ。
私『タダイマ カイワヲ スルコトガ デ
私は時を渡り元妻を助ける(600文字)
次の方どうぞ。
ではですね、こちらにお名前と生年月日をご記入ください。
タカギ様、◯年間の人生お疲れ様でした。
ではこれから新しい生命にご案内致しますね。
来世はですね、グアテマラ南東部のオオアリクイですね。
はい?先に来られた奥様ですか?
少々お待ちくださいね。
えーと。ああ、元奥様ですね。
元奥様はもう来世に旅立たれてますね。
あまり詳しくはご説明できませんが、オオアリクイ・
来世が人間1回目の方に向けた講習会(600文字)
えー。今回ですね。
来世が人間になられる方に向けて講習を行います。
と、言うのもですね。
人間になられた方に多いのですが、人間の次がですね。
引き続き人間になれない方が多くてですね。
人間が終わって受付に来た際に皆さん口をそろえて言われるんです。
「言っといてくれたらちゃんとしたのに」と。
で、最近はですね、人間社会も規制が厳しくてですね。
しっかり講習をしておいたほうがいいんじゃ
石段を登る(600文字)
3月の晴れの日、私は石段を登っていた。
『64、65、66・・・』
2つ目の踊り場で一息ついた。残りは3分の1ぐらいだろうか。
ざっと100段はありそうなこの石段。
下りはあっという間に降りれたけど、登りはやはりツライ。
ここ数日で急に暖かくなりちょっと散歩にでも行こうかと家を出たけれど。
はしゃいで遠出をしすぎたかもしれないな。
手すりに手をつき、運動不足のからだをあずけた時、強い
マスク外したら...(600文字)
『へぇ、そんな顔してたんですね』
先月ジムに入会した彼女から、そんな声をかけられた。
同じ趣味を持つ人と仲良くなるのは楽しい。
最近は会話も弾み、周りからは仲が良さそうに見えていると思う。
今日は2023年3月13日。
2年間付けていたマスクが、とうとうジムでも解禁される日だ。
同調圧力をあまり意識しない私は初日の今日からマスクを外していた。
『そっちはまだ、マスク外さないんですか?
徳(とく)が足りなくて来世は人ではないと思う2(600文字)
次の方どうぞ。
ではですね、こちらにお名前と生年月日をご記入ください。
◯◯様、◯年間の人生お疲れ様でした。
ではこれから新しい生命にご案内致しますね。
来世はですね、グアテマラ南東部のオオアリクイですね。
え?やり直しですか?
いや、ムリですね。
あの、アレですかね?ドラマとか見られた感じですかね?
あーやっぱり。
最近よく言われる方がいるんですよ。
ナイです。そんな事できま
徳(とく)が足りなくて来世は人ではないと思う(600文字)
次の方どうぞ。
ではですね、こちらにお名前と生年月日をご記入ください。
◯◯様、◯年間の人生お疲れ様でした。
ではこれから新しい生命にご案内致しますね。
来世はですね、グアテマラ南東部のオオアリクイですね。
・・・何で?とは?
◯◯様は今回、人間として1回目の人生でした。
前世といいますか、もうお亡くなりになっていますので正確には。
前世の前世はですね、インド太平洋のニジョウサバで
駐車場にいる親切そうな顔をしたアイツ(600文字)
雨の日
今日は朝から雨が降っていたので、いつもの駐車場は満車状態。
しょうがないので近隣の駐車場へ。
駐車料金
駐車場に戻ってきて番号を押すと、『300円』が表示された。
だいたい想像通りの金額。まぁ、しょうがない。
しかし、しまったな。今日は小銭入れを忘れてきた。
仕方がないので千円札を財布から出し、差し込もうとするが。
お札の投入口にはぶ厚いアクリル板が貼っている。
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