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俳優体験記

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俳優時代の体験記録♪
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「20歳のキミへ」10年前の僕へ向けたメッセージ。

「20歳のキミへ」10年前の僕へ向けたメッセージ。

僕は現在33歳で、もうすぐ34歳になります。

20歳になったときの僕は、「映画に出たい」という夢だけに向かって岡山から東京へ上京し、実際に映画に出て夢が叶いました。

夢が叶った瞬間、夢から冷めたような感覚で、「これからどうしよう」と一気に現実に戻った覚えがあります。

30歳を越えた今、当時を振り返りながら、10年前の僕に伝えたいことをまとめてみようと思います。

1.自分の心に正直になろう

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「映画」がすべての軸にある僕の人生の過去と今

「映画」がすべての軸にある僕の人生の過去と今

僕の人生は「映画なしでは考えられない」と言えるほど、幼少期に観た映画に人生の選択を導かれ、何かあれば映画を観て支えられてきました。

今回は僕にとっての「映画」とはなにか、そして「映画」にまつわる僕の人生についてまとめていこうと思います。

映画と共に育った幼少期まずは映画との出会いと、映画と共に育った幼少期のエピソードを紹介します。

映画との出会い

僕が映画を好きになったきっかけは、映画が好

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「役者マインド」元俳優で居酒屋店員だった僕が、IT系のフリーランスになれた理由

「役者マインド」元俳優で居酒屋店員だった僕が、IT系のフリーランスになれた理由

先日、居酒屋で友人と飲みに行っていた時に、隣に座られていた僕と同じ岡山出身の方と話をしていました。

簡略に僕の自己紹介をしていると、その方から「よぉ俳優からIT系に行けたな」と、驚かれました。

「役作り」という考え方でその役になりきる。

この考え方を、僕は「役者マインド」と呼んでいます。

「役者マインド」について、僕の経験をベースに話していこうと思います。

1.きっかけ俳優の専門学校を卒

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【自己紹介】第二章。上京~6年間の俳優活動のエピソードまとめ

【自己紹介】第二章。上京~6年間の俳優活動のエピソードまとめ

俳優になることを志し、18歳の時に東京へ上京しました。

新幹線で東京へ向かう道中は、こんな波乱万丈の6年になることは、まったく想像していませんでした。

僕の俳優活動6年間のエピソードをまとめて紹介します。

1.映画学校時代高卒で18歳の時に上京し、ウッチャンナンチャンや出川哲郎さんが卒業されたことで有名な、日本映画学校に進学。

どんな職業かも分からず飛び込んだ俳優の世界は、チャレンジの連続

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オーディションで演出家の蜷川幸雄さんにお会いした時の話

オーディションで演出家の蜷川幸雄さんにお会いした時の話

俳優活動に明け暮れていた20代前半のころ。

僕は演出家の蜷川幸雄さんに一度だけお会いしたことがありました。

その時の話をします。

1.誰についていくかその当時は、劇団に所属してもうまくいかず脱退。

俳優事務所に所属しても、パッとせず。

何か名が通った人に付いていくことができれば、一番プロの世界へ近づく為の道筋が見えると思いました。

毎月のようにオーディション雑誌を立ち読みしていると、と

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俳優事務所を辞め、新しい日々の始まり。

俳優事務所を辞め、新しい日々の始まり。

24歳の時の僕は俳優事務所に所属していましたが、6年間の俳優活動を経て、俳優の夢を一旦横に置くことを決意。

所属事務所へ辞めることを伝えに行きました。

1.当日

約半年間お世話になってきた俳優事務所のマネージャーを呼び出しました。

良い話は伝えやすいけど、良くない話は伝えにくいもの。

お伝えしたいことがあるので、お時間頂けますか?

普段呼び出したりしない僕が、マネージャーを呼び出すだけ

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人生かけて6年間取り組んだ俳優という夢を一旦横に置いた理由

人生かけて6年間取り組んだ俳優という夢を一旦横に置いた理由

24歳の時の僕は、俳優という夢を目指し、6年が経過していました。

俳優事務所に所属し、半年が経過。

毎月のレッスンに行くことを辞めて、1か月考えた結果、俳優業を一旦横に置く決断をしました。

その理由について、まとめておきます。

1.夢は叶っていた僕が俳優を目指し始めたきっかけは、「映画に出演したい」ということでした。

その夢は、20歳のときに映画にエキストラ出演し、叶っていました。

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現状打破。すべてを手放し、0からのスタート

現状打破。すべてを手放し、0からのスタート

僕は24歳の頃、俳優事務所に所属していましたが、もう俳優を辞めたいと思っていました。

恩師にアドバイスをいただき、本格的に動き始めました。

1.周りを見る

恩師と話をして以来、もしかしたら自分の行いが、今の結果を作っているのではないかと思い始めました。

所属事務所の同期メンバーは、僕と同じ状況なのか、違いがあるのか。

俳優としてみんなはどれだけ進んでいるのか、周りの状況を確かめて見ること

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言葉を変えると人生は変わる。

言葉を変えると人生は変わる。

23歳のころ、僕は俳優事務所に所属し、俳優として上り詰めていくにはこれからというタイミング。

でも東日本大震災を体験した直後で、このまま突き進んで良いのか、悩みに悩みまくっていました。

1.悩みを打ち明ける

友達の紹介で、とある経営者の方とお話させていただく機会をいただきました。

俳優とは別の道とはいえ、成功されている方。

僕は人生のアドバイスが聞きたく、その経営者さんに現状のすべてを打

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心境の変化と、辞める決断

心境の変化と、辞める決断

俳優事務所でレッスンを受けていた20代前半のころ、事務所に入ったものの変わらない日々が続き、これからのことを考えていました。

1.変わらない日々

事務所に入って約3ヶ月が経過。

毎月のレッスンは勉強になることがたくさんありましたが、特に新しく映像関係の仕事が決まるなど、俳優活動の進展がありませんでした。

レッスン代もたった2回のレッスンで、毎月2万払い続けていると、1回のレッスンで1万円と

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俳優におけるプロとアマチュアの違い

俳優におけるプロとアマチュアの違い

20代前半の頃、俳優事務所に所属していた僕は、毎月2回の演技レッスンを受けていました。

その休憩中に先生から言われた話を紹介します。

1.プロとアマチュアの違い

先生はとある映画のポスターを指さして、僕にこんな質問をしてきました。

この中で、誰がプロで誰がアマチュアか分かるか?

その映画のポスターには、名だたる若手俳優達が5人揃って写っていました。

こういう映画にすら出たことがない僕か

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映画制作ワークショップに参加して

映画制作ワークショップに参加して

事務所に所属し月2回のレッスンを受けながら俳優活動をしていた、20代前半のころ。

僕はもっと実践経験を積むべく、インターネット上で募集していた映画製作ワークショップに参加することにしました。

1.映画製作ワークショップ今回参加したのは、Cool Movie Japanの映画制作ワークショップ。

3ヶ月の期間で配役オーディションから演技指導、撮影までを有料で体験できます。

受講料30,000

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俳優事務所のレッスンで気づいた、自分を変える必要性

俳優事務所のレッスンで気づいた、自分を変える必要性

20代前半の頃の僕は、俳優事務所のオーディションに合格し、晴れて事務所所属が決定。

そして、所属俳優向けのレッスンがスタートしました。

1.ワンレッスン1万円

事務所のレッスンは月2回。

月謝は2万円。

ということは、1回1万円の割と高額なレッスンです。

それでも今まで経験した、入学金で70万取られるような事務所と比べると、良心的な金額に感じました。

レッスン内容もレベルが高く、為に

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「あと1年で俳優辞める」そう決めた1ヶ月後に受けた俳優事務所オーディションに合格した話。

「あと1年で俳優辞める」そう決めた1ヶ月後に受けた俳優事務所オーディションに合格した話。

2011年、僕が23歳のときに東日本大震災を経験。

僕はこの経験をきっかけに、これからの1年もう一度本気になって勝負しよう。

この1年で何も変わらなかったら、俳優を辞めて岡山に帰ろうと決めました。

1.俳優事務所オーディション

映像作品に出演するためには、俳優事務所への所属が必須だと思っていました。

18歳から俳優活動を始め、何度も受けてきた俳優事務所オーディション。

オーディションに

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