心境の変化と、辞める決断
俳優事務所でレッスンを受けていた20代前半のころ、事務所に入ったものの変わらない日々が続き、これからのことを考えていました。
1.変わらない日々
事務所に入って約3ヶ月が経過。
毎月のレッスンは勉強になることがたくさんありましたが、特に新しく映像関係の仕事が決まるなど、俳優活動の進展がありませんでした。
レッスン代もたった2回のレッスンで、毎月2万払い続けていると、1回のレッスンで1万円という金額が高く感じてきます。
1ヶ月のうち僕らのレッスンが2枠だけということは、他にも僕らと同じような立場の人が山ほどいるんじゃないかという、疑心観が浮かんでくるほど、悩んでいました。
とにかく前に進みたいという気持ちで、僕は焦り始めていました。
2.新しい考え方
そんな時に、母親から「この本面白かったから読んでみて」という連絡が来ました。
「やめる力」というタイトルの本でした。
人にはキャパシティが決まっている枠があって、何かを変えるには、その枠の中にあるものを取り出さなければならない。
何かを取り出せば、枠の中で空いたところに、新しい何かを入れることができる。
この本に書いてあった考え方は、僕の中のモヤモヤを晴れさせてくれるものでした。
3.辞める選択
僕にとって、現状を変える為に取り除くべきものは、俳優を目指すことだと思いました。
仮に辞めたとして、地元に帰ったとすると、応援してくれていた家族や同級生から「俳優を諦めた人」というレッテルが貼られて生きていく人生は、人生終わったも同然。
何も成し遂げず、地元に帰る選択肢は無いなと思いました。
辞める勇気がなく、辞めるきっかけを探しながら、迷走する日々が続きました。
まとめ
今振り返ると、過去にタイムスリップして当時の自分を導いてあげたい気持ちになります。
人生の大事な決断は、自分一人では決められないものですね。
でも僕には相談できる人がいたので、その後前に進むことができました。
続きはまた次回お話します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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