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antonym #シロクマ文芸部
爽やかな秋晴れなのに
わたしの心は晴れないみたい
爽やかな風は 色付く木の葉を揺らすけど
わたしの頬には冷たくつたい
爽やかな空気の中 わたしだけ置いていかれるみたいに
理想と現実と
記憶と忘却と
楽観と悲観も
理性と感情も
連続か断続か
幸と不幸と
道理なのか無理なのか
欠点は美点になり
過去も未来も
昔も今も
こうして泣いて笑って
昧爽のころ
たくさんのアントニム
夏のまやかし #シロクマ文芸部
花火と手からうまれた
夏のまやかし
味気のない毎日
少しだけ冒険してみたくなったの
真夏の恋の夢
今なら少し火傷したっていいし
ちょっとだけずるいことをしてみたくなったの
ねぇいいでしょう?
誰にも絶対内緒でね
手の先の花火は赤くて綺麗だけど
すぐに散るから
線香花火の玉が
手のひらに落ちちゃうみたいに
それをぎゅっと掴んで
痛みだけ残るとしたなら
それでももし手の先の花
START #シロクマ文芸部
始まりはいつか終わりがあって、きっとそんな風に諦めるから何も手に入れようとしない。
まだなにもしていないのに、終わりの始まりを恐れたりするから、動き出せなくて。
きっと何か言い訳をつけては自分を守ってる。
飛躍する人を横目に、本当の自分はこんなもんじゃないよって、まだまだ遠くまで行けるんだから。
だけどね。
そう言ってるだけでもう終わっちゃうかもよ?
じゃあどうするのかって、自分に訊いて
泣いた月 #シロクマ文芸部
朧月
睦月
空を見上げては
儚い空に
朧げな月
如月
キミを想ひ
月見れば
朧げなのは
泣いたから
弥生
桜の蕾のその先に
儚く光る朧月
春を夢満てキミを想ふ
たちまち霧が晴れますやうにと
#朧月 #シロクマ文芸部
#復興
https://note.com/komaki_kousuke/n/n3ddaa6624398