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アート・オアシス:美術館から寺院への探検

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記事一覧

瀬戸芸ー直島ー備忘録(手遅れ)

瀬戸芸ー直島ー備忘録(手遅れ)

表紙画像

誰かが作った松ぼっくりのNAOSHIMA
多分もうありません。

瀬戸内国際芸術祭の備忘録(手遅れ)です。
日曜日しか動けないので数箇所しか回れてません。
今と状況が変わっている事があると思うのでご注意ください。

あと既に結構忘れているし、人が写りすぎてまともに使える写真がなかったり、撮影出来なかった場所もあるので画像も少なめです。

展示物の場所はあえてnoteには載せません。
G

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デッサンで鍛えられるもの3つ

デッサンで鍛えられるもの3つ

6月半ばを過ぎ、来週いよいよ関西も梅雨入りでしょうか。
ここのところの日差しのキビシサ、
そしてイマイチ制作がはかどらない憂鬱に
正直「はやくザーッと降ってくれまいか」と思っています。

さて、先日こちらの記事にて、私の投稿を引用頂きました。

私の記事は「シャーペン壊れたけど直ったよ」という、
かなり他愛のないものなんですけれど、
こちらの雲さん、デッサンをコツコツ続けていらっしゃるんですね。

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空海展で宇宙の真理に繋がった!

空海展で宇宙の真理に繋がった!

昨日、奈良国立博物館で開催されていた空海展に行ってきました
音声ガイド付きで空海の世界を堪能
この音声ガイド、最後に空海さんから私に向けてのメッセージが
頂けたのです

【空海生誕1250年記念特別展・密教のルーツとマンダラ世界】

全国で開催されている空海展、奈良では昨日まで。
行けないかと思って一度諦めたこのイベント。
朝急遽行ける予定になったのでオンラインでチケットを取って車でダッシュ
お昼

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幸福の幻が揺れる -フラゴナールの絵画『ぶらんこ』の美しさ

幸福の幻が揺れる -フラゴナールの絵画『ぶらんこ』の美しさ

 
 
【月曜日は絵画の日】
 
 
優れた絵画の中は、人類にとって、ある種のアイコンになったものがあります。
 
勿論その筆頭には、ダ・ヴィンチの『モナリザ』、『最後の晩餐』がありますし、ムンクの『叫び』も、何度もパロディが作られ、広く人口に膾炙している作品でしょう。
 
フランス・ロココの画家フラゴナールの『ぶらんこ』も、そんな作品の一つであり、しかも華やかさと儚さが同居した名作です。

(以

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花を並べただけ、なのに!燕子花図屏風は何がそんなにすごいのか

花を並べただけ、なのに!燕子花図屏風は何がそんなにすごいのか

今年も根津美術館で、尾形光琳の『燕子花図屏風』が公開されています。

名作と名高い一枚ですが、言ってしまえば、燕子花をたくさん並べただけの絵。
一体、何がそんなにすごいのでしょうか。

それは、とにかく何もかもが大胆で思い切っているところです。

①モチーフ選びが大胆
テーマは『伊勢物語』、主人公の在原業平が、八ツ橋に咲く燕子花を見て和歌を詠む場面です。でも主人公の在原業平はおろか、舞台の橋すら出

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「特別展 国宝・燕子花図屏風 デザインの日本美術」

「特別展 国宝・燕子花図屏風 デザインの日本美術」

根津美術館にて開催。行きたいと思いつつもこれまたギリギリに。特に本展示は事前予約制のため気が向いた時にふらり、といったことができず、なかなかスケジュール調整に手間取ってしまった。

根津美術館を訪問するのは今回が初めてだったが、入り口の竹林など建物も素敵だなと感じた。そして、開館前からその入り口に長蛇の列ができていたのは予想外だった。しかし、行って良かった。

素晴らしいものが多かったが、特に印象

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100年先への思いに応える美術館

100年先への思いに応える美術館

ゼロからわかる江戸絵画を満喫した後は

もちろん美術館の建築も楽しもう。すでに美術館が姿
を現した所から、あふれ出すメッセージに目が止まる。
その佇まいは喧騒を静寂へと導いていく。こぢんまり
とした入口から吹き抜けの空間へ。統一された納まり
によって、建物全体がそのデザインの気配に覆われる。

空海展感想(奈良国立博物館)

空海展感想(奈良国立博物館)

空海生誕1250年記念ということで空海展。おそらくこの規模では2003の入唐1200年記念の「空海と高野山」展以来のものになると思います。仏像に焦点を当てた展覧会としては2019年の東博が最新ではありますが、空海展となると20年ぶりです。

高野山の名宝名物盛りだくさんだった祝祭的な2003年版に比べれば、「密教とは」「空海のしてきたこととは」と宗教色が強めの展示になっています。美術館だけでなく高

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[パリ美術館レポ]アートパスを利用した4日間のミュージアムツアー🇫🇷🎨

[パリ美術館レポ]アートパスを利用した4日間のミュージアムツアー🇫🇷🎨

パリ記録2つ目のテーマは美術館!!
芸術の都パリで思う存分芸術に触れてきたので、
訪れた美術館についてのまとめ☺︎

パリミュージアムパスとは?今回、パリの美術館をまわった際に役に立ったのはパリミュージアムパス!
パリミュージアムパスとは、パリ市内、パリ郊外にある約50以上の美術館・博物館に直接入場できる
観光パスで、2日券、4日券、6日券の3種類がある。

使用日は、最初の美術館に入場した日時か

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