#美術展
「柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年」東京国立近代美術館:西洋から輸入した「目」で見た日本やアジアの伝統工芸
民藝運動や民藝、柳宗悦(やなぎ むねよし)に関する知識がほとんどなく、東京の日本民藝館も訪れたことがない状態で見に行った、東京国立近代美術館の企画展「柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年」。
「民藝」とは?民藝運動は、1926(大正15)年に柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された生活文化運動です。当時の工芸界は華美な装飾を施した観賞用の作品が主流でした。そんな中、柳たちは、名も無き職
「ムーミン75周年 ムーミンコミックス展」トーベ・ヤンソンと弟ラルスの新聞マンガ原画を初公開
「ムーミン童話の原作者トーベ・ヤンソンと弟のラルス・ヤンソンによる連載マンガの原画など280余点を初公開」する展覧会。
ムーミンのお話は、本(小説)、絵本、漫画で展開されており、そのうち、本展はイギリスの夕刊紙「イブニング・ニューズ」紙で連載された漫画に焦点を当てている。
1954年に連載を開始し、トーベが絵とせりふ、弟のラルスがネタ探しと英訳(トーベはスウェーデン語系フィンランド人)を担当し
「語りの複数性」東京都渋谷公園通りギャラリー:知覚や伝達を捉え直す展覧会
初めて訪れた、東京都渋谷公園通りギャラリー。展示室1、展示室2、交流スペースを備える。運営は、「公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 文化共生課」。事業について、ウェブサイトで下記のように説明されている。
東京都渋谷公園通りギャラリーは、アートを通してダイバーシティの理解促進や包容力のある共生社会の実現に寄与するために、アール・ブリュット等をはじめとするさまざまな作品の展示等により、
『美術展の不都合な真実』古賀太著:安易で企画意図がない企画展が増えた理由
現在は日本大学 芸術学部 映画学科 教授で、かつては国際交流基金で日本美術の海外への紹介、朝日新聞社で展覧会企画を手掛けた著者が、日本の美術展の世界でも特異な実態を解説する本(2020年発行)。
「混みそうな美術展」は展示概要を見ればすぐわかる本書の内容はわりと周知の事実だと思っていたことが多かったが、一般にはあまり知られていなかったのだろうか?著者はあとがき(「おわりに」)で「一般にはほとんど
「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」Bunkamura ザ・ミュージアム
神奈川県・箱根にあるポーラ美術館の印象派の絵画コレクションを中心とした展覧会が東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催。
テーマを「甘美なるフランス(ラ・ドゥース・フランス、La Douce France)」とし、構成は以下のとおり。
1. 都市と自然―モネ、ルノワールと印象派
2. 日常の輝き―セザンヌ、ゴッホとポスト印象派
3. 新しさを求めて―マティス、ピカソと20世紀の画