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【インフルエンザシーズンになる前に】
先日は来たる「人生100年時代」に向けて健康であり続けるために、
私は「コールドシャワー」を習慣化しているという話をしました。
この記事を簡単に説明すると、
私たち人間はこの小さな体の内側に、想像を絶する長さの「血管」を内蔵しています(長さが気になる方は上の記事読んでください)
だから、「血行改善」が非常に重要であるということ。
そして、「コールドシャワー」がそれを可能にしてくれる。
具体的には
・血管について
・コールドシャワーが血行改善に繋がるメカニズムについて
・コールドシャワーの始め方について
・コールドシャワーの大規模研究について
これを理解する事で、健康状態の改善に繋げてもらいたいという話でした。
多くのトピックがあったため、少し長めの記事になってしまいました。
でも実は、
「コールドシャワー」が齎す恩恵についてまだ半分くらいしか説明出来ていません。
まだまだ皆さんに知ってもらいたい利点が他にもあるんです。
だから、今日は「コールドシャワー」のメリットについて引き続き話していきたいと思います。
☆特に「冷え性体質」や「体調崩しやすい」とお悩みの方には、是非読んでもらいお話です。
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大人より赤ちゃんの方が低温に強い?
現代に生きる私たちは、快適な温度で過ごすことに慣れすぎてしまったようです。
暑ければエアコンを入れ、寒い時は暖房をいれる。
野外ではコートやマフラー、手袋など、心地よく過ごせるように調整をする。
このように文明の利器に頼った結果、
私たちは自らで温度を調整する能力を捨ててしまったのかもしれません。
と言うのも、
私たちの体内では、「褐色脂肪細胞」が燃料となる白色脂肪を燃焼して熱産生をしています。
そして、この褐色脂肪細胞は新生児の時が最も多いと言われています。
触れた事がある方はよくお分かりだと思いますが、赤ちゃんの体は温かいですよね?
しかし、褐色脂肪細胞は歳を取るごとに減ると言われており、どんどん寒さに弱い体になっていくようです。
確かに小学校の時、冬なのに半袖半ズボンの子っていませんでした?
ニット帽被ってるのに半ズボンみたいな(笑)
でも大人になってそんな人滅多に見ませんよね。
「褐色脂肪細胞」が加齢により減ることを説明してくれています。
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「褐色脂肪細胞」を活性化する方法
この体温のコントロールに欠かせない「褐色脂肪細胞」の活動は「低温」によって活性化すると、数多くの研究で判明しています。
つまり、コールドシャワーが有効という事。
私がコールドシャワーに取り組むきっかけとなったのがこの著書。
この筆者は「コールドトレーニング」を積み重ねることで、多くの褐色脂肪を持つようになったと説明しています。
その結果、本の表紙に写っていますが、
氷漬けになり1時間以上静止していても体温を保つ事が出来きます。そして、その時の彼の代謝率は300%だったと報告されています。
つまり、通常よりも3倍の熱産生を行い、体温を保持したという事です。
ここまで寒さに強くなる必要はありませんが(笑)
でも寒さに強い体質を自らの努力で手にする事が出来るなら、やっておいた方が良いと私は考えています。
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免疫力アップにも効果的
コールドシャワーの効果は、血流改善と褐色脂肪の活性化だけではありません。
体の「免疫力アップ」にも効果的であると言われています。
私たちの血液の中には、「白血球」という細胞があります。
白血球(はっけっきゅう、英: White blood cellあるいは英: Leukocyte)は、生体防御に関わる免疫担当細胞である単球(マクロファージ)、リンパ球、好中球、好塩基球、好酸球の5種類。この細胞成分は外部から体内に侵入した細菌・ウイルスなど異物の排除と腫瘍細胞・役目を終えた細胞の排除などを役割とする造血幹細胞由来の細胞である。引用元:Wikipedia
簡単に言い表すと、細菌やウイルスなどの悪者から、身体を守ってくれる細胞です。
この「白血球」について、
オランダ血栓症基金が行った調査で、毎日コールドシャワーを浴びる人は白血球が多いという結果が出ました。
こちらの記事でもお話しましたが、
2015年に行われた大規模な研究において、
コールドシャワーを浴びた被験者たちは浴びていない対照群に比べて、3割ほど体調不良の日が少なかったという結果が出ています。
これはコールドシャワーにより、白血球など免疫システムが活性化され、健康維持に寄与したと考える事が出来ます。
ちなみに、私もこの習慣を始めて以来、一度も体調を崩していないです。
私は喉から崩れるタイプですが、喉に違和感を感じる事すら無くなりました。
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まとめ
以上、コールドシャワーによって、
「寒さに強い体質になる」「免疫力アップ」という2つのメリットについてのお話でした。
これからインフルエンザが流行するシーズンになります。
毎年の流行なので、大して留意していない方が多いかもしれませんが、
日本国内でのインフルエンザでの死者数は、近年は毎年2000人を超えています。
これは、2020年9月現在までの新型コロナウイルス日本国内での死者数1500人を上回っています。
だから、インフルエンザは新型コロナに比べて軽視して良いものでは事は良くお分かりですよね。
だから、是非コールドシャワーを日課にして、毎日元気に生活出来るよう取り組んでみてください!
これは自分のためであり、医療従者の方々のためでもあります。
新型コロナとインフルエンザは症状が似ているため、医療現場の混乱を招くのではないかと言われています。
そんな医療現場の負担を減らすために、
ご自身で出来る限りの体調改善は、自分たちでやっていきましょう。
でも、急に真水浴びるのは辛いので、少しづつ慣らしていってくださいね!
最も重要なのは呼吸を乱さないこと☝️
詳しくは前回の記事を参照ください。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。