マガジンのカバー画像

無題

40
特に雑多な記事まとめ
運営しているクリエイター

#エッセイ

「カルト教団バビブベボ」

「カルト教団バビブベボ」

ふと教祖になりたくなった。
純粋に人の心を掴むとはどういうことなのか気になったし、集団心理で気が大きくなる人々を見てみたいと思った。
僕は小さい時はばいきんまんが好きだったので彼の退散挨拶である「はひふへほ」からとって「バビブベボ」である。日本人なので5音の頃が心地良く耳も残るだろう。

宗教のことはそこまで詳しいわけではないが、宗教にハマる人の心の仕組みはなんとなく理解しているつもりだ。結局のと

もっとみる
音楽と文学の話

音楽と文学の話

突然ベースを始めたくなって練習している。楽器は友人に貰ったものだ。音楽の近くで幼少期を過ごしてきたおかげでそれなりに耳は肥えていると思う。絶対音感があるわけではないが、相対音感はある。音楽を聴いていると自分でもやりたくなってしまうのだ。

今までやってきた楽器をなんとなく羅列してみよう。
ピアノ(9年間習っていたけど今弾けるのはEXILEの「優しい光」と「パイレーツオブカリビアン」と「人生のメリー

もっとみる
「夢は願望の現れ」

「夢は願望の現れ」

ふう、思考を垂れ流してみるか。
と、そんな気になってぼんやりNoteを開いた。
非常に単純な性質なので誰かが見ていてくれるという気持ちがあるだけで意欲に代わる。誰かのために書いているわけじゃないが誰にも見てもらえないのは寂しい。人間はなんて愚かな生き物なんだろう。

さて、今日の夢の話でもするか。
今日の夢はとても奇妙なもので、自分がとにかく誰かのことが好きだという夢だ。というのも、目の前にたまら

もっとみる
死イズポジティブ

死イズポジティブ

死にたいと思わない人は今日の記事を読まなくていい。

「死んじゃおっかな~」で良い「完全自殺マニュアル」という本を買った。つい最近買ったのではなく、ずいぶん前に手元にはあったのだが、手に入れた安心感で中身を意識的に読んでいなかった。
何かを手に入れた時、お守りのような気がして「ただそこに有れば善い」と思ってしまうことがある。本棚の中に鎮座して、ただ僕の所有物であるという事実が心地良いことがある。

もっとみる
心臓

心臓

僕は神だ。
この言葉を何度も自分に言い聞かせるように呟いてきた。それはあくまで自分が神になりたいという感情もあっただろうし、神だと言い聞かせたくて放った言葉だ。
言霊はあると思う。こうなりたいといったが最後、その通りになるとすら思う。だからこそ僕は自分を励ますために言いたくもない強い言葉を言ったりする。

人間が好きじゃない。
自分がわがままであることを許してくれない世界も、否定してくる人間も全部

もっとみる
呪いと海

呪いと海

衝動的に何かものを書きたくなる時と、理性的にものを書きたくなる時の2種類に分かれる。大抵は前者だ。自分の感情が昂った状態で書き殴らないと快作は生まれないような気がする。此の時点で凡人の域を抜けないような気がしている。

友人と、言葉の話をした。
そのひとは、言葉を食べたいのだと、そう言った。
僕にとって言葉とはなんだろうと、考えた。
今まではあまり深く考えたことはなかったのだが、僕は無意識的に言葉

もっとみる
夜明けと死とネガティヴィティ

夜明けと死とネガティヴィティ

僕は根っからの悲観主義者、ネガティヴ思考なので人生に関しても負の感情の方が印象に残っているし、負の感情の方がよっぽど好きだ。
ポジティブな人間がいると、「無理をしているのかな」とか考えてしまうくらいだ。
自分と他人は違うと分かっているはずなのに、自分自身としてしか生きてこなかったのでそういう思考になるのだと思う。

そんな僕でも、時々とても自分の「ポジティブに生きようとする人間の性」みたいなものを

もっとみる

世界の解像度

僕はよくわからない性質で、高尚なものと低俗なもののどちらも等しく愛している。例えば、オペラや茶道などといったものに身を浸すときもあれば、人の悪口ばかりが書かれている週刊誌を読みたくなる時もある。
人の心を埋めるには、どちらもふさわしいとは思うが周りにはどちらか一方だけを愛する人が多い。
高尚なものが好きな人は低俗なものをあまり良い顔で見ないし、低俗なもの(彼らにとってはきっとそうではない)を愛する

もっとみる
文学神話

文学神話

僕のこの焦燥感と憂鬱感は、今に始まったことじゃない。
胸の奥がじりじりと燃えて肺の中に煙が充満していくような感覚はずいぶん昔からずっとある。
小さなころはそんなものを言語化できるわけがなく、ただ疑問と息苦しさを覚えながらそれを押さえつけるようにしてきた。

文章を読むのが好きだった。
たくさんの本を読む子供ではあったものの、それはあくまで児童書の範囲を超えることはなく、本屋に並んだかわいらしいイラ

もっとみる
なにもない夏

なにもない夏

今年は何もない夏だ、と知人は口をそろえて言う。それはきっと、猛威を振るっている疫病のせいでもあるだろうし、例年を優に追い越す猛暑のせいでもあるだろう。
僕も、その2点、特に前者を言い訳に何もしない夏というものを実感している。

昨年のことをぼんやりと思いだしていた。過去の郷愁ばかりに気を取られてしまう悪癖はそう簡単に治るものじゃない。「過去ばっかり見ていたらだめだよ」というきれいごとを言ってくる人

もっとみる
ー

途轍もなくきつい仕事をしているのかと言われると全くそんなことはない。
何でもそつなくこなせてそれなりに恵まれた環境にポンと身を置くことが出来てきたせいもあってか、「死ぬ気で」「血反吐を吐くまで」努力した記憶なんてものは片手に入るくらいしかない。

受験やら就職やらが、人生のうちでもっとも努力しなくてはいけないタイミングなのだろうけれど、そういう節目と言われるときですら僕は怠けた。

就職をする気が

もっとみる
炭酸水がカライ。

炭酸水がカライ。

妄言である。
「あなたは幸せなのよ」なんて言葉は、何も知らない第三者だから言えることである。
「幸せだと思い込めば幸せなんだよ」なんて言葉は、原因追及をしようともしない愚か者だから言える言葉である。

そんな尖った言葉ばかりが頭の中を駆け巡っているのだから僕は今途轍もなく精神衛生が悪いと言えるだろう。身体の真ん中から罪を乗せた血潮が体中を自由に往来している「生命」の原理にすら嫌悪感を抱くほどだ。

もっとみる

敗者の鎮魂歌

高校は一応進学校だった。中学でそこそこ良い成績だった僕は、県内一の進学校を勧められたが、現状のまますんなり入れる2番手の進学校を選んだ。努力もあまりしないくせに、勝ち戦ばかり求める性質は、この頃から変わらない。
県一の進学校で落ちこぼれるより、2番目で優秀になれる方が良いと思ったのもある。県内の大学進学を考えていた僕だったが、2番手にもそこそこ推薦枠があるのを知っていたからだ。「校風が合わない」だ

もっとみる
「劣等感と焦燥感」

「劣等感と焦燥感」

僕を突き動かす衝動というのは、常に負の感情だ。正の感情で何か物事を行うことは非常に稀である。理由は定かではないが、僕はかなり卑屈で悲劇の主人公に憧れている節があるのかもしれない。
未だに厨二病から抜け出せていないとも言える。

僕は非常に強欲で嫉妬深く、おこがましい様だが過去の文豪にまでその矛先が向く。この人の様になりたい、自分もできるはずだ、なぜ出来ない、これでは駄目だ。そんな風に毎日を過ごして

もっとみる